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Go high Go! We are MiASYS!  作者: 黒龍
第2章(6年目)
598/610

571:由佳の成長

 Cメロから私が歌っていたパートは全部由佳に移った。

 そうしないと、不自然に映るところが出てくるからって言うのもあるし、由佳本人の希望でもある。

 ここだけは譲れなかったらしい。

 まぁ、私としては負担が少し減るからいいものの、そうすると、おのずと、ダンスを頑張らないといけないことになる。

 今は楽しいからいいものの、年を取った後、どうなるんだろう。みたいな感覚はある。

 楽しければそれでいい。そんな考えはまだあるけど、そのうち、自分ができることを極めて行かないといけない。そんなきがする。

 まぁ、今はそんなことを思っていても仕方ないから、ぱぁーっと遊んでしまえばいい。

 とはいえ、この後は、少し場を落ち着かせるとお言うか、私たちを落ち着かせるための曲を入れている。

 気分は少し落ち着いて、盛り上がりにも下火になるのはわかっているうえで、ダンサーがセットリストを組んでいる。



  ちょっと待って!私踊れないわよ!


  大丈夫にございますお嬢様

  あちらにドレスがございます

  それもとっておきの

  自然に足が運べるドレスがございますので

  ミスは致しません この命にかけ



 わざとらしくビックリする言い方。なんていうか、標準語だけど、由佳らしいといえば、由佳らしくも感じる。

 そんなラストサビに入って、最初だけ由佳、あとは亜稀鑼が進め、この曲も終わる。

 なんていうか、こんな由佳も貴重かもな。そんなことを思いながら、最後に亜稀鑼の声に重ねて少しだけ執事の私を表す。


 そして、曲は続けて、〈Dream Dance〉へ。

 いつもは終了の曲として使うけど、今日に関しては、珍しくそんな使い方をせず、合間の曲として使う。

 たぶん、合間の曲として使ったのはかなり久しぶりなのかもしれない。

 どれ以来かって言われたら、私もはっきりわからないけど、でも、しばらくずっと締めの曲として使っていたから、私たちとしても不思議な感覚ではある。

 客席も〈ドリダン〉が流れてきたことで、もう終わりか。みたいな雰囲気がにじみ出てきている。

 それほど、ミアシスの〈ドリダン〉=ライブ終了。という式が成り立っている。

 それも計算の内なのだろうか。

 でも、ダンサーなら、「これも計算の一つや」と面白そうといってやりそうなのもの分かる。

 でも、この流れ、意外と好きかもな。〈ダンスショー〉と〈ドリダン〉の中にもう一曲クッションになるような曲を入れられたらもっと最高なんだと思う。まぁ、それは、おいおい考えることにするか。



  夕暮れ軒の光が灯りだす

  ゆっくり外は暗くなってきてる

  誰もが自らの居所に戻ってく



 しんみりした曲だからこその早大感もあると思う。毎回、この曲のときは、ペンライトの色が黄色になり、サビで曲に合わせて左右に揺れる。これがまたきれいなんだよ。そんなことを思いながら、今回も前奏の間で黄色いっショックに染まったペンライトを見つめながら、しっとりと歌っていく。

 たぶん、曲の途中ということで途中で忘れていたのかもしれない。それほど、ゆったりと歌い上げていた。

 これに関しては、亜稀鑼の歌い方に釣られているんだと思う。そうじゃないとこんな環状にならないし。

 そんなことを思いながら、サビを抜け、2番の歌詞に入る。


 なんていうか、もう、完全によるって言うことがわかる描写が多くて、ここからまたテンションを上げられるのか?って不思議なところはある。

 でも、このセットリストにストーリーが見えているから問題なんだ入ろうなって思ったりする。それがあるだけで全然違うし、なんなら、ストリーがあるおかげで、ミアシスの魅惑なステージに引き込んでいると思っているくらい。

 だから、本当にダンサーと曲には感謝してもしきれない。

 そんな考えが頭のどこかにあったりする。



  さらにくぎ付けにする君のダンス

  でも君の姿がいつしか

  泡のようになった消えた

  どこに行ったのか誰にもわからない


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