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【連載版】妖魔転記—転移者の冒険記録—  作者: 華邨りい
【参】“向かうは帝都、次の道へと”
22/25

3-2“帝都到着、ミッション開始“

言い忘れてましたがこの世界の通貨単位は『E(エルス)』です。

この話以前に別の通貨単位紹介してたら変更ってことでお願いします…。

—ロスフォレス平原、『メタノアス』があった平原である。


現在伊戸たちは『帝都』に向かう為ロスフォレス平原を歩いている。

『帝都』、現在伊戸たちが受注している特殊ミッションの目的地である。

特殊ミッション、『始まりの街(ファスティスト)』冒険者ギルド受付の人から受注したモノ。

『帝都』にて出現する“特殊な妖魔”の出現場所を調査せよ、である。


そんな時、レルが『帝都』に行くのは2度目だ、と言う事を口に出した。

詳しく聞くと、『帝都』にはストシス家が運営するの道場があるらしい。

数年前、レルは其処で特訓をしており、その間『帝都』に居たのだ。


「つまり『帝都』の道案内ぐらいは出来るって事か?」


伊戸は其の事からそう問いた。

其れに対するレルの返答は


「難しいかも…」


であった。

レルが『帝都』に居たのは数年前、“昔”である。

“今”と“昔”では『帝都』の街並みは変わるであろう。

依って、道案内は難しい可能性があるのだ。


「んじゃぁマッピングしながら行くか?」


「マッピング…『帝都』は細かい路地があるから難しいんじゃないかな?」


マッピング…もダメらしい。

ガイドとかないのかな? 帝都って。

     ▶︎▶︎▶︎

—数時間後


俺はため息まじりに一言を。


「やっと着いたな…。」


始まりの街(ファスティスト)』から出発して3,4時間か?

ほんと広いなロスフォレス…。


……とか思ってると急にレルが明るい口調で喋り始めた。


「伊戸たちお疲れ様! 此処が帝都、『イペリアル』だよ!」


『イペリアル』…帝都の名前か。

多分“imperial(インペリアル)”から来てるんだろーな…。


にしても流石『帝都』、人の量が『始まりの街(ファスティスト)』と比べ段違いに多い…。

ごめん皆んな俺キツい…。


……此処に来てヒキニート発動はご愛嬌…で頼む。

ちなみに、俺らが困っていた道の件だが、街中にあった看板で何とかなった。

     ≠≠≠

〜『イペリアル』冒険者ギルド〜


そうデカデカと看板に書いてある其れ(・・)は、俺たちを圧倒させた。


—冒険者ギルド。其れは全ての街に必ず存在する建物であり、

冒険者たちの主要の場となっている。


「え…デカすぎない?」


伊戸が其れ(・・)に向かって放った其の言葉は、初めて誰もが思う事であった。

……『イペリアル』のギルドは全ギルドの中でも5本の指に入るレベルに大きく、

其処に所属する冒険者も強者が多いのだ。


との話を聞いた時、俺は其の冒険者たちに特殊ミッションを頼むべきでは?

という疑問を抱いた。だが、答えは無理。

ちょうど今其の冒険者たちは大規模ミッションに挑んでいる最中だと言う。

そんなこんなで“一応”Xランクである俺に連絡が来たのだ。

Xランクだとはいえ駆け出しである俺に連絡するのはどうかと思ったけどね。


……さて、帝都『イペリアル』の冒険者ギルド…入ってみるか。

俺が入り口にある大きな扉を押すとギィィと鈍い音が鳴り、扉が猛々しく開いた。

其の内装は日本で言う……聖堂のような感じであった。

中央に向かい高くなる天井にステンドガラス…のようなもの。

中には数名の冒険者がおり、誰もが俺らを見ていた。

見慣れない顔というのもあるのであろう。

ちなみに、


「な…何故か緊張しますぅ…。」


と擬人化状態のルトはそう言い、レルは


「……あんま変わってないんだね」


と、“慣れてます”的な素振りを見せていた。


その後、伊戸たちはギルド受付に向かい、ミッションの内容を詳しく、と問いた。

ミッションの細かい内容は以下の通りである。


#帝都『イペリアル』限定発生特殊ミッション#

『イペリアル』から数十m内にある3つの場所に其々正体不明な妖魔が発生。

妖魔発生場所は森林、海上、山岳の3つである。


伊戸たちには其処の調査及び妖魔の討伐を任されている。

ちなみに、報酬は討伐報酬(ドロップアイテム)(E)である。


…森だけならまだしも海と山って…想像以上に厄介かもしれないな…。

まぁでも受注はするか…。報酬良いし。

     ≠≠≠

「伊戸、レル、セトラぁ、先ずは何処から行きますぅ?」


伊戸たちはミッション受注後軽く街を見てまわっていた。

其の最中ルトが口に出したのが先の言葉である。


「森、海、山でしょ? だったら最初は1番近い山でしょ!」


レルは山希望…か。

俺は正直何処でも良いんだよな…。


【ボクは海行きたい!】


セトラは海か…。

山派と海派の対立起きそうだな。はは…。


結果的に最初は山岳に向かう事にした。向かう山岳の名は『ノイズィー山』だ。

     ≠≠≠

「………デカくね?」


俺は『ノイズィー山』の近くに着くなりそう口に出した。

だって高さで言ったら富士山ぐらいあるんだもん。


「なぁレル? 『ノイズィー山』の高さって…?」


「標高? 確か…3786mだったかな?」


……3()7()8()6(ロウ)? え、俺ら()られるの?

物騒すぎるだろ『ノイズィー山』…。何気に富士山よりも高いし…。

まぁ、取り敢えず…登りますか。

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