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3150年 男性排除命令。  作者: 下の方に蠍が……
3/8

魔が差した……

地下室への扉は手前の道だった

格子の奥に薄らと見える床下の線

なんとも雑な作りだ

「よし行くぞ」

俺の合図で床下収納の蓋よりちょい大きめの地下室への扉を開いた。

まずは悪臭がお出迎えだ

「くっさ!」

「何だこの匂い……」

「……死体。死んだ時の匂いっす」

ちーとが泣きそうな顔で呟いたさらに

「音がします……多分何かが」

「ちっ面倒なこった」

自然と無言になった

音は黙れば確実に聞こえるが掠める程でもある

階段を降りると扇形の部屋があり横に2つ通路がある。ちょうど俺らは中心点の位置だ。

格子があるから多分牢獄への入口だろう

扇形の部屋に入ると急にライトが付いた

薄ら明かりからゆったりと明るくなり

メインコンピュータも作動し始めたようだ

「なぁ、どうする?」

「だれかパソコン触れる人いるか?」

「俺は無理」

「俺は何とか」

大賢者たけしが名乗り出た

「よし、大賢者はパソコンで得られるだけの情報を残りはディスク内の資料集めからだ」

音が気になるが今は得れる情報があるならそこからだ。

ふと、手にしたファイルに目がいった

ファイル名は超能力。このご時世にまたなんてものを、と思いつつ見てみたがこいつはやばい。

囚人を材料に実験を行っていたようだ

水を出せる人。脱水にて死亡

金属を操れる人。体内の成分不足で死亡

…………

これらは薬物投与により取得出来るが維持は不可

なんだよそれ……

次の資料は男性女性化計画

この資料は破れていた

次は注射器と能力の説明書か

えっとX染色体の足りない男性は使用すると

対応出来なくなり死亡する事が確認されている

つくづく俺らに行きにく世の中を作ろうとしてるしかし、能力か……56になっても憧れるもんだ

少し魔が差したか打ってしまった……

「うっ……」

「「56さん大丈夫ですか?」」

みんながいるのを忘れていた……

「あぁ、少し臭いが」

上手く乗り切れたようだ

惚けて打ったせいで何を打ったのか見てなかった

金属を操る。体内に金属を取り込み出す事が出来る。

しかし、体の何かしらが失われたり体重増加や体の膨張等様々な危険性が潜んでいる為実用性では無い。

はぁ……しかしなんも異常が起きないぞ?

次いでにもう2本くらい

打ち終わってスグにくらいに

「みんな!大変だこの地下施設内には失敗して出来た危険生物がまだ殺せず生きているらしい!早めに避難すべきだ」

と大賢者がひそめ気味だが強く言った

「格子があるとはいえ確かに危険だな……資料見る限りとても今の装備で対応は出来ない」

「同じく同意見」

「じゃぁみんな持てる程度の資料をもって引き上げるぞ」

「「「「了解」」」」

急いで荷をまとめ階段を上がった

その時格子の奥が赤く光った気がしたが怖いので振り向きはしなかった

無駄に五感の優れたちーとは円形の広間に着くなりヘナヘナ座り込んだ

「みんな……ここから去るぞ出来れば早めに」

俺の言葉に威圧を感じたかのんびり指遊びをしていた待機組もテキパキ準備をし始めた

ふとちーとが脅えだした。尋常じゃない震えだ

「は、ははは、はやくにげなにげにゃきゃ」

カミカミで震えて何を言ってるのか

しかし次の行動でみんな察した

ちーとが走り出した外へ向かって

それを見たみんなも走り出した

俺が最後尾で最初の格子をくぐる前に地下室のあるはずの通路が壊れ奇妙な生物が現れた。

「な、なんだあれは……」

ギャァァァアウィィ!!叫びなのかすら分からない謎の奇声を発しこちらを睨んできた

「56さんも早く!」

その声で振り向くとみんなバスに乗って避難準備をしていた

ただ、ここの格子を閉める余裕は無かったようだ。

どの道閉めてもあの力じゃここも破りそうだな

「お前ら、先逃げろやぁここは俺一人でどうにかする」

「どうにかって!どうするすか!」

「武器がある。使い方は知らんが」

「ダメじゃないですか!!」

「どの道格子を閉めれなければ意味が無い、倒せなくても時間は稼げるいいから逃げろ!!」

「で、でも!」

ぁぁ!!なんで最近のガキ共は遊図が聞かねぇかねぇ

「俺は死なねぇ!んなに心配だったら九州戻ってフル装備だので固めてジェット吹かして来い!俺がバケモン倒して勝利の笑みを浮かべてるはずだからよ!」

「すまないっす!」

後ろでバスが去ってくのを確認するとバケモンの方を向いた

無理やり地下から出たせいかまだ足がハマってたようだ

何度教えて貰ってもやっぱ武器ってよくわかんねぇな。取っ手掴んで引き金引くんだっけか

まぁアレに効果あるのかはわかんねぇな……

ただ死ぬ訳にも行かねぇからよ

娘に妻に、また会いたい!あんなクソみたいな命令のせいで離れ離れになったが絆ではまだ繋がっている!!

ヒュッ!!突如飛んできた鉄格子に肩を刺された

バケモンが壊した格子を投げてきたのだ

だが不思議な感覚だった痛みではない

まるで小さい頃にやんちゃして母に叱られて泣いてる時に撫でてもらった時の温もりの様な感覚が体に広がった

刺さった鉄格子が徐々に消えてゆくそして体に溜まっていくのを感じた

そうか、そうか!これがさっきの

死ぬ前にこんな面白い事体験出来るなんてな!

神様も捨てたもんじゃない

「さぁバケモン来いよ」

撃ち方の分からない銃を取り敢えず手に叩きつけたそうすると全て体内に溜まるのを感じた

今回は形を維持したまんまで、体に取り入れると構造が分かってきた、よし引き金を引いて!

頭の中で銃の発射をイメージ

ダンっ!よしでた!

弾はバケモンに当たるもビチャと液体を散らして終わった

「液体の能力でも持ってんのか?」

おらおらおら!体から打ってるから弾の入れ替えも無しで済むのは便利だな

しっかし中々倒せないな。そういえば能力は金属を操るだったよな……

ナトリウム辺りがいいな、どうすりゃいいのか

あいつをかいくぐって地下室をもう一度見るか、

研究やってるくらいなんだ金属ナトリウムくらいは置いてくれてないとな!

ダンっ!ダンっ!

よし、今だ!しまった!俺足遅いんだ……

いや、遅いのはわかるがさらに遅い。

いや、体が重い。これが能力の反作用

なら鉄格子から鉄の糸を作って巻き付け

引っ張れば!ほら早い

ギャィィィィ!!

そんなブサイクな顔で俺を睨むなこれでもあげる

音響反響閃光何とかだっけか

音と光で相手をダウンさせれるらしい

真っ暗な地下ぐらしでようやく明るさを知った様なやつがもろに食らったら動けないだろ

さっきの資料付近の棚に確か薬品が

あったアルカリ金属類、

よし、めんどいから全部吸収するか

全部一塊づつくらいを目安に、

準備完了。

地下室の階段を登るとまだ目と思われる辺りを押さえ、のたうち回っている

これでも喰らえ!!

全部投げたあるだけのアルカリ金属を

バン!ボン!音には合わないレベルの爆破と共に色つきの体液が辺りを染める

やったか……いや、まだ動いt

人が液体から形をもって出てきた

ドサッと倒れ込むように

「大丈夫か!」

「ん?……あ、あれ」

「大丈夫か!意識はあるか!」

「さ、さい、ゲボォごにきい、てもら……く」

「は、腹に重症をすぐ手当をするから喋るな!」

「お、おれは、能力が水がゲホゲホ……暴走意思は」

よく分からない言葉と共に絶命した

腹には後ろが見える程の穴が空いていてどちらにしろ長くはないと思ったが

聞ける話は聞きたかった

ちょうどその時キキィィイ!!とブレーキ音が

「やっぱ置いていけないっす!」

「20分後に一応様子見兼ねて戻ろうって」

「武器もよくよく考えたらバスに乗ってましたし」

「それが……もう倒しちまったよ」

「やば!」「マジかよ」










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