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世界は不条理で出来ている  作者: 高遠
第一章 始まりのはじまり
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七日間の旅

通過説明は....多分....後々....する....ヨテイデス。

荷物をまとめるといっても私は、身一つなのでラットさんの手伝いをしていた。

皆に平等に分けるお金の計算や旅の長さに応じての食料配布などだ。


「えっと、西が七人班で...半銅貨十七枚銅貨十枚半銀貨十枚と換金用の宝飾品と十日間分の乾物。」


半銅貨は、あの固いパン二つで一枚の価値らしい。

銅貨は、一枚でリンゴ擬きが買える価値。

三枚で宿に一泊出来る。

半銀貨は、一枚で一週間分のご飯が買えるくらい。

....曖昧すぎて意味不明。数字をくれよ。

物価が分からないので言われたら払って覚え込ませるしかない。

ちょろまかされても気付かないのが当たり前になってそうだな。

商人には気を付けよう。

そして、乾物は向こうと変わらない。

きのことかドライフルーツにジャーキーだ。

干し魚は、臭いに気付かれる可能性があるからあまり持ち歩かないとか。

釣るためにつかったりダシにしたりする。

囮にはあまり使えないから適材適所ってやつで使うんだそうだ。

何故肉には反応しないかって?

あの干し肉栄養価は高いけど安いやつだから絶妙に不味いから。

臭いもあまりしないし噛んだらずっともごもごしないと噛みきれないという健康食品だよ。

美味しくもない絶妙に不味い肉を口に放り込まれて数分は微妙な顔しながらもごもごした私がいうんだから間違いない。

あれ、固いから。真面目に固いから。

味?あぁ....なんていうか....薄い塩味に血の味とうっすい肉の味がした。

胡椒と塩とマヨネーズあれば食べれる。

あと殺菌したい。小袋に食べ物が直に入れられていく光景はなんともいえない気持ちになるよ。


「お前計算出来るのか。凄いな。」


いえ、ラットさんに教わりましたよ。

分からないし、分からないし、解らないから。

理解するまでに時間がかかると思うよ。

西と北は、馬車が大きい街にしかないから直接歩いて向かうんだそうだ。

村や小さな町にちょこちょこよって乾物と水を買うらしい。

因みにこれはまだお金があるから出来るんだそうで、お金がない人は馬車台と船代と旅に使う道具だけ持ってサバイバルらしいよ。

この魔物と野生生物が溢れる田舎を歩くとかマジ自殺志願者。

ありえないと思いながらリーダーに渡していく。

北のリーダーは、ラミさんです。

お金のやりくりも皆の管理も完璧にやれそうです。

西のリーダーは、ユランさん。

優しげな群青色の髪と瞳が警戒心を抱かせない人。

なんでも、読心術と人心掌握が得意なのだそうです。

完全に腹真っ黒に見えるのは、日本のサブカルチャーを見すぎたせいだからだと思いたい。

東のリーダーは、ハイガさん。

面倒見のいい兄貴といった感じの人ですが戦闘狂らしい。

ラミがスイッチ入ったら見境ないから逃げるようにと教えてくれた。

なので、戦闘にはノータッチで行きたい。

因みに、東は馬車で六日の旅。一日歩いてノートルという町に向かい乗り合い馬車で東の魔洞窟(ダンジョン)都市に行く予定です。

馬車に乗れなかったら十四日間の歩き旅です。

絶対に嫌なので馬車があることを祈ってる。


「クルスちゃん...三年後絶対に東に行くから待っててね。」


ラミが私を抱き締めて言う。

こう言ったら最低だから言わないけど会って一日の子に凄いなと思う。

例え恩があっても忘れるのが人ってやつだから私も希薄になっていたのかもしれない。


「うん。待ってるよ、ラミ」


きゅっと彼女を抱き返すと更に抱き締められた。


「あー、かわいいクルスちゃん」


........なんだろう....身の危険を感じる。

ラミの尻尾が小さく揺れて耳がピクピクしてる。

まぁ、かわいいしいっか。

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