第6話 この学校の意味
学校に生徒を長年置いていったい何のメリットがあるのだろうか。
いやそもそも論専門学校というが”何”の専門学校なんだろうが。
非常にメタい話になるが物語はすでに前半を終わって中盤あたりだ。
しかしここまでなんの専門学校というのが語られていない。
果たしてこの学校はいったい何なんだろうか。
真昼はふとこの事について疑問の思った事が何回かある。
そんな真昼は太郎を近くの公園に呼び出したのであった。
そんなこんなで約束の日を迎えた。
「お待たせ真昼、どうしたんだよいきなり呼んで。」
と太郎が公園にやってきた。
美奈都には正直に言って来たが太郎の思っているような心配はなさそうだ。
何に心配しているかは心の底で想像してもらえるとありがたい。
「ごめんね太郎、実はずっと思っていた事があるの。」
と真昼は静かに口を開いたわけではないが事細かく太郎に話した。
正直結構上手く伝えられたと思っていた真昼。
しかし太郎の口からは少し耳と頭を疑うような返事が来た。
「俺はただ単に興味を持って入学したからあまり気にしてないんだ。」
「どういう事?」
ごもっともである。
「と言うかなんで真昼はこの学校に入ったんだよ。」
これまたごもっともである。
何の学校か定かになっていないのは確かだがそれならなぜこの学校に入ったのか。
いったい何が目的でこの学校に入ったのか。
太郎は怒っているわけではなかったけど真昼は少しひるんでいた。
まぁひるむというよりかは俯くというかそんな感じのやつになったんだけど
しばらくすると真昼は今度こそ本当に重い口を開いた。
「可能性を・・・感じたからかな。」
「可能性?」
すると真昼は饒舌な口調でこう話した。
この学校って外から見ると本当に特殊と言うか異常というかとにかくすごいじゃん?
最初は学校とも思わずただの集合住宅かなって思っていたけど学校だったみたい。
もちろんすごいびっくりしたしサイトを見ても何の専門学校かわからなかった。
けど・・・だからこそこの学校で何が学べるんだろうって・・・。
何を教えてもらうのかなって。
結果何もなかったわけだけど、でもこの学校の意味が今の会話でわかった気がする。
とこんな感じ。
「それで・・・どういう学校だと思ったんだ?」
真昼は首を静かに横に振ると
「今は言わない、叶わな回かもしれないけど一緒に卒業する時に言うね。」
と笑顔で太郎の肩をポンと叩き立ち上がった。
「あぁ、すっきりした!ありがとう太郎!またね。」
とあっという間にその場を去った。
太郎はその姿を眺める事しかできなかった。
そしてなぜかわからないけど少し微笑ましかった。
朝野真昼 同じ生徒であり・・・家族。
真昼は今後誰を巻き込むのでしょうか。
楽しみですよね・・・よね。




