第5話 朝なのか昼なのか
朝野真昼、太郎と同じ南出屋年専門学校に通うクラスメートであり家族でもある。
正直太郎たちは仲が良かったわけだが果たして家族の間に何があったのか。
まずは真昼の何気ない日常を見てほしい。
真昼のルームメイトは格闘家の女の子でありあまり食事を一緒に取らない。
ボクシングをやっているというが食事というより補給に近い。
会話はする方だとはいうがあまり進んで喋らないという。
ボクシングに誘うことはしない、そして寝る時も別々の部屋。
太郎たちも話は聞いていたが実際にあったことはないので気になってはいた。
しかし会いに行くとタイミングよく本人は不在だったりする。
学校では主に太郎たちと過ごしているがそれ以外は一人でいることの方が多い。
まぁ太郎とはそれでも一緒にいる方だが前述の通り太郎と真昼は家族。
まぁずっと前に別離してずっと離れて過ごしていたからあまり実感は湧いていないが。
真昼の趣味は映画鑑賞。
休みの日は太郎たちを誘って映画に行くこともあるが一人の方が多いという。
それに次いで太郎と2人きりで行くこともあるんだとか・・・2人きりでね。
美奈都が少しうるさい・・・失礼少々騒がしいのであまり誘わないんだとか。
美奈都も意外なところで撥ねられたりとかわいそうな部分もある。
さて話を戻すが真昼のルームメイト(と言っているが本質的にはハウスメイトだがこの学校では一貫してルームメイト)、現在グレード4だという。
念のためもう一度言っておくがこの学校は「グレード制」を採用している。
半年に一度詳細は一切不明のグレード審査が行われる。
半年に一度という意味ではある意味高校や大学と似ているがそれらと決定的な違いがある。
「留年」と同じ意味の「残留」というのがあるが「降格」というグレードが下がる事だ。
例えるなら「3年生が次から2年生からやり直す」という事だがとんでもない事だ。
学校にいるだけでもお金はかかるのは生徒目線だが学校側としては生徒にもお金をかけている。
なるべく最短で卒業させたいのが一般的な学校なんだがここは専門学校。
あげく特徴がありすぎる学校なのでそんな常識が一切通用しない。
話を戻すがつまりは太郎たちと同じグレード4。
この学校は最大でグレード4まで、次に「昇格」となると「卒業」という事になる。
とまぁここまで話したが真昼は太郎との距離感の他に大きな疑問を抱いていた。
それはこの南出屋年専門学校の目的だ。
残留あり降格ありで卒業後も出入りしていいというこの自由すぎて謎すぎる学校。
果たしてこの学校の目的とは・・・。
話が大きくなりすぎちゃった。
けどここからは結構大事な話なのでヨロシクー。




