第4話 あの時の笑顔
さてさて本竹郷士の話だがメタい話今回で終わりとなる。
馬渕魔理沙という体の弱い彼女がいた。
その両親はとあるゲームの熱血的なファンでありそのゲームの登場キャラの名前を
娘につけているというすごく呆れた人たちだがそれはその両親も同じだ。
しかしその娘がまさか体が弱くなっているんだなんて誰が想像しただろうか。
その上物凄いヤンキーまがいな彼氏がいるという驚愕の事実。
もはや味噌汁を作った途端ひっくり返しても文句は言われないような精神状態だった。
それでも郷士は魔理沙の事は好きだった。
そもそも2人の出会いは病院だった。
喧嘩などで負った怪我で手当てを受けていた郷士だったが
とある日大人の集団を一人で相手した時だった。
かろうじて全員倒したが郷士が負ったダメージは小さくなかった。
気がつけば病院のベットにいた。
どうやら後ろからバットで殴られたりだとか郷士も追い詰められていたらしい。
そしてその隣にいたのが魔理沙だった。
「ねぇ・・・その怪我どうしたの・・・?」
それが魔理沙が郷士に話しかけた一言目だった。
「あ?・・・オメーのは関係ねえだろ。」
と最初は冷たく突き放したが魔理沙はにっこり笑っていた。
それを不気味に思ってかカーテンを閉じた。
それから毎日魔理沙に話しかけられたが日を追うごとに仲良くなっていった。
しかしそれを見た両親が病院に二人を話してくれとお願いしただろうか。
とある日魔理沙は隣にいなかった。
しばらく郷士は一人で静かに過ごしていたがやがて退院の時を迎えた。
入院して1ヶ月の出来事だった。
そこで病院の外の庭で魔理沙と再び出会った。
そこで魔理沙にこう言ったのだった。
「魔理沙・・・俺今日で退院すっからさ・・・これ・・・俺の連絡だ・・・。」
そういって肩をポンと軽く叩いて手を振りながら去って行った郷士。
魔理沙は笑顔で郷士を送って行った。
それから郷士は魔理沙のいる病院に再び行った。
すると庭に魔理沙がいた。
郷士は魔理沙と庭の中でいっぱい話した。
楽しい出来事や悲しい出来事などをいっぱい。
日が経つにつれ魔理沙はどんどん弱くなっていったが
それでも笑顔だけは忘れてなかった。
そして郷士も学校内でだんだんと穏やかになっていった。
今まで喧嘩していた相手ともなんとか仲良くなっていった。
そしてその友達も連れて行くと約束した時。
魔理沙が「郷士・・・顔近づけて・・・。」と言ってきた。
郷士が顔を近づけるとほっぺたに口づけをしてきた。
郷士は顔を赤く染めながら軽くハグをした。
そして笑顔で再会を約束して別れた。
仲間と出会ったらどんな顔をするのだろうかと・・・。
しかしそんな郷士の願いは叶わなかった。
翌日仲間と病院に行った所、魔理沙は夜中に病状が悪化し
今日の朝に息を引き取ったという。
もう魔理沙の笑顔は見れない・・・。
その時郷士は心の底から誓った。
絶対に笑顔を絶やさないと・・・。
常に笑っている自分であり続けると・・・。
郷士はその場で崩れ、静かに涙を流した・・・。
きっと空で笑顔で見守ってくれている魔理沙のために・・・。
今日結構書きましたね。
名前はともかく郷士にはこんな過去があったんですね・・・。
次回からは真昼編です。
真昼はどんな話になるんでしょうかね。




