第3話 過去の過ち
さてここまで本竹郷士のことを話してきたわけだが
ここまでの本竹郷士はここでの本竹郷士とは結構異なるのである。
ここでは結構ノリが良くて男女問わず仲良くなれる奴なのだが
過去の本竹郷士はそうでもなかったのだ。
それではメタい話にはなるがこの2話を使って本竹郷士の過去を語ろう。
それは12年前のことであった。
小学生の頃父親の酒癖と金銭感覚がひどく、父親は贅沢をしていたが家は貧乏だった。
おかげで周りからは貧乏家族といじめられて父親からはストレス解消の的にされていた。
それでも母親からは「堪忍しておくれ、我慢しておくれ。」と言われ続けた。
そういう過去もあってか彼の中で段々とある決意が芽生える。
「誰も俺に逆らえなくする」少なくともあの頃の彼にはそれが精一杯だった。
それからというものの、郷士は毎日ランニングやシャドーボクシングや筋トレを行った。
とにかく体を鍛え続けて中学校に入学してしばらく経った夜、事は動いた。
いつものようにドアを開けたと同時に郷士を蹴りつけようとしていた。
いつもならば郷士はうつむきながら耐えてしばらく暴行を受けるのだが
すでにそれを読んでいた郷士はその蹴りを片手で受けとめた。
「何だテメェその態度は」とその言葉を言い終える前に父親は床に叩きつけられた。
そして次の瞬間父親の顔に郷士の拳が乗っかった。
いや顔面を思い切り殴ったのだ、酔っていた上に床に倒れていたからたまったものではない。
そして郷士は立て続けに鞭で叩きまくった、どこのSM女王だよと言いたくなるほどに。
父親はその日を境に郷士に対し絶大な恐怖を抱くようになった。
それは学校でも収まる事を知らず、何回も親の呼び出しを食らう羽目になった。
幸いどの生徒にも手を出しているわけではなかったので転校などには至らなかったが
それまで郷士をいじめていた一人は学校に来る事さえままらなくなってしまった。
郷士がそうさせたのだ、いくら過去の出来事があったからと許されるものではなかった。
そんな彼にも彼女がいた、馬渕魔理沙という病弱な女の子だった。
ここでいう事ではないのは百も承知だがこの子は次回死にます。
病弱で学校にも満足に通えずいつも保健室で勉強していた。
郷士がかろうじて転校沙汰にならずにいるのもこの子のおかげと言っても過言ではない。
度々メタい話だがこんないい子でもこの次の話で死んでしまうのです。
もちろんこの時は郷士はおろか魔理沙も知らなかった訳で。
ちなみに余談だが魔理沙には姉がいる、霊夢だ。
極め付けにこの子の両親は母親がありすで父親が霖之助なのだ・・・。
恐るべし・・・。
だいぶメタく行きました。
ちなみにメタ発言とは、発言内容が本来なら発言者の関知しえないはずの領域に言及している発言のことです。
例えばの話「そんな言い方するなよ」に対し「しょうがない!脚本にそう書いてあるもん!」という事。
だからこの小説内だと若干使い方が違う。




