第1話 俺たちの前にやってくるのは
流・・・。
立花流が去った・・・。
そんなこんなで秋がやってきた。
しかし俺たちにとってはそんなことはどうでもいい。
この秋がどんなものかこの学校内以外の連中には分からない。
あんな恐ろしいことが起こるイベントなんて知らない。
「第20回ナンデヤスポーツ大会」があるなんて口が滑っても言えない。
ましてやそれに出るのが嫌だなんて・・・いやです!
出たくないものは出たくないんだ。
だってもう2回出れば十分だとおもんだけどね。
1年に1回で本当に良かったと思うんだよね。
しかし客にはわかるまい。
この競技イベントの本当の恐ろしさを。
この学校の運動会に当たる「ナンデヤスポーツ大会」は
6組対抗で争われる。
白組、黒組、赤組、青組、黄組、緑組で争われる。
・・・うん。
これで大体の人は想像つくんじゃないかな。
重さんこと月夜見重蔵がこの学校の校長。
結構やりたい放題できるのだ。
つまり6組で競うというのは・・・。
観客にとっても勝負というわけだ。
観客は上位2チームがどうなるかを順位どうりに予想。
いわゆる2連単というやつだ。
しかしデータがあまりないのと競艇と違ってモーターなどのやつもない。
つまり直感で選ぶというわけだ。
それだから観客はかなり熱くなる。
「2−1!2−1やぞ!」とか「1−4!いけー!」ってね。
もう競艇場にでも行って「ヨコザワールド!」とでも叫んでください。
ここでは運動会なんだ。
あくまでギャンブルではないことは理解してほしい。
といいつつ例年理解できない奴がちらほら。
「おい!投票所はどこだ!」
ないって、しいていうなら本部前の机かな。
「イカ焼きとか用意せえよ!」
う〜ん、運動会に何を期待しているんだ。
「予想新聞はどこだ、予想屋はどうした!」
競艇場行ってこいよ!そう言う趣旨じゃないって知っているだろ!
「展示走行の時間乗ってねえぞ!」
展示ってなんだよ!運動会でのリハーサルならもう終わったっての!
「どこが勝つんですか?」
知らねーよ!今からそれを当ててもらうんだろうが。
と、例年こんなのばっかり。
中には「こっちは客だ!客は神様だぞ!」
とかいうやつもいるが客としての態度にも限度はあるし
見たくなければ来なくていいってだけの話。
まぁそんなことはどうでもいい。
問題なのはその内容だ。
100メートル走はいい、玉入れもごく普通で
パン食い競争や障害物競走、大玉転がしレースはタイムトライアル制。
ラストを飾るのはリレー。
まぁここまではごく普通だ。
しかし自転車レースや相撲合戦というなの集団相撲。
この運動会最大の競技は「騎馬レース」だろう。
普通騎馬と言ったら合戦なんだけどここではレースをしている。
当たり前の話結構疲れる。
さらに「ドリブルレース」もある。
これは本当に説明が面倒くさい。
ちなみに今は23時である。
俺はこのことで頭がいっぱいになり眠れないのです。
まぁ本番はまだまだ先なんだけど
俺にとってはその期間のことを執行猶予とでも言っておこうか。
それだけすごい運動会なんだ。
まぁ・・・本番が・・・タノシミダ。
つづく




