表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/15

episode2 逃亡者

 フィークの街は便利な街だ。都会ではないが、ある程度のものは揃うし、チルドレンからの対策をちゃんと行っているから安全で、そのため人の出入りも多い。俺も今、ここを拠点にして生きている。国もこの街の管理はちゃんとしてるようで、人々にも活気がある。辺境の街に比べたらここは天国みたいに見えるかもしれない・・・。

 二日間街を出ていたが、何も変わらない・・・そう思っていた。

 

 所狭しと果物や雑貨のテントが並ぶ商店街を歩く。人ごみをゆっくりと進んでいく。

 そのとき、果物のテントの中から飛び出してきたのが、それだった。


 ガシャーーーーン!!


 同時に勢いよくおれにぶつかった。

 「っつ!!」

 何だよ・・・。こんな真昼間からコソ泥か・・・?と思ってそいつの顔を見たときに衝撃が走った。金髪の長い髪に金の瞳・・・!!金髪はどこにでもいるが、こんな瞳を持つものはあまりいないだろう。


 「君・・・!!」  

 と言い掛けたときに、

 「待てぇーー!!!」

 その後ろから兵が追ってきた。あの制服は・・・帝国の兵!!なんでこんなところに!?その瞬間、彼女はまた走り出した。

 「!!待て!!彼女は・・・!」 

 「どけ!一般市民が!!」

 「っ!」 

 兵隊にどつかれ、それを避けた。


 2人を追って人ごみを抜ける。帝国の兵じゃあんまり手を出したくはないが、仕方がない。人気がなくなったところまで泳がせながら追う。走りながら兵の後頭部を狙って・・・!

 「うっ・・・!」

 兵が倒れこむ。悪いな。


 「おい、君、もう大丈夫だから俺の話を聞いてくれないか!!」

 そう呼びかける。しかし女は止まらない。でも俺はどうしても確かめなくてはいけないんだ。 ようやく追いついて、女の腕を掴む。

 そのとき。女はすごい勢いで俺の手を振りほどいた。すり抜けた・・といったほうがいいのかもしれない。とのかくその素早さに驚いていると、その女は近くにあった家の屋根までふわりと飛びあがった。そして、また走る。


 ・・・やっぱり。普通の女じゃないか。そう、彼女はおそらく・・・。

 俺も、地面を蹴って屋根に飛び上がり、彼女を追った。俺もそのくらいは出来るが、これは普通の人間の身体能力ではありえないことだ。

 そして、屋根の上で彼女を押し倒した。タックルした・・・。ようなものだ。そうしなきゃ止められそうになかった。

暴れる彼女を抑えこむ。すると、一瞬首にひやりとするものが触れた。彼女がナイフを出し、俺の首に当てていたのだ。いつの間に・・・?

 「君は・・・マテリアルの者じゃないのか?」


 一瞬彼女は目を見開いた。

 よく見たらボロボロだ。貌も、服も、靴も汚れて傷ついている。腰には細い体に似合わない長剣を携えて・・・。

 「レッド・・・アイ・・・」

 彼女は俺の左目を見てそう一言言うと、気を失ってしまった。

 その手から刃こぼれしたナイフが音をを立てて落ちた。


 ご覧いただいてありがとうございました!

 ご意見・ご感想いただけましたら幸いです!

 ブログもございますのでぜひご覧ください!

 http://motherproject.blog.shinobi.jp/


 応援よろしくお願い致します!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ