2026年 誕生日スペシャル 東堂成昭編「夕暮れに包まれて」
誕生日という日は、誰にとっても特別な日とは限らない。いつもと同じように朝が来て、いつもと同じように学校へ行く。そして、いつもと同じように音楽を奏でる。
ただ、その「いつも」が永遠ではないことに気づいたとき、何気ない一日も、少しだけ違って見えるのかもしれない。
高校生活。もう長くない。
東縁高校で過ごす時間も、部活動でトロンボーンを吹き続けられるのも、あとほんの数ヶ月だけ。
そう考えると、今まで当たり前だった日々が、少しだけ違って見える。
東堂成昭は、朝の神社にいた。
静かな境内には、蝉の声だけが響いている。
東堂は賽銭箱の前に立つと、いつものように賽銭を入れ、鈴を鳴らした。
二度、頭を下げる。
そして、静かに手を合わせた。
東堂は時間に余裕があれば、毎朝神社を参拝していた。
今日は八月十三日。
自分の誕生日だ。
もちろん、忘れているわけではない。
むしろ忘れる方がどうかしてる。
だからといって、特別な日だとも思っていなかった。
誕生日だから何かが変わるわけでもない。
ただ一つ歳を重ねて、また一日が過ぎていく。
毎年、そういうものだった。
東堂はゆっくりと目を開ける。
蝉の声が、朝の境内に響いていた。
「……あっという間だな」
高校生活のすべてが、終わりへ向かっている。
そう考えると、ほんの少しだけ、胸の奥がざわついた。
けれど東堂は、それ以上考えることをやめた。
「……行くか」
そう呟いて、神社を後にした。
神社を出た東堂は、いつもの通学路を歩いていた。
八月の朝だというのに、すでに蝉の声が辺りに響いている。
照りつける日差しを避けるように、東堂は日陰を選びながら歩いていく。
いつもと変わらない朝。
いつもと変わらない道。
けれど、今年は少しだけ違う。
高校生活は、もう残り数ヶ月しかない。
この道を歩くのも。
東縁高校の校門をくぐるのも。
放課後になれば部室へ向かい、トロンボーンを手に取るのも。
当たり前だと思っていた時間には、終わりが近づいている。
東堂はそんなことを考えながらも、足を止めることはなかった。
「……まだ先だろ」
自分に言い聞かせるように呟く。
卒業なんて、まだ数ヶ月も先だ。
今から考えたところで仕方がない。
そう思い直し、東堂は前を向いた。
しばらく歩くと、見慣れた校門が見えてきた。
東縁高校。
今日も変わらない場所。
東堂は校門をくぐった。
そして、いつものように校舎へ向かおうとした、そのときだった。
「東堂先輩!」
後ろから声が聞こえた。
東堂が振り返る。
そこには、吹奏楽部の後輩が立っていた。
「……なんだ?」
後輩は少し笑って、東堂に言った。
「お誕生日、おめでとうございます!」
東堂は一瞬、黙った。
そして、少しだけ眉を動かした。
「……知ってたのかよ」
そう言いながらも、嫌そうな顔ではなかった。
少しだけ視線を逸らす。
「……そうだけど」
「改めて、おめでとうございます!」
「……ありがとよ」
東堂は短く答えた。
後輩は少し驚いたような顔をする。
「東堂先輩、今日は珍しく素直ですね」
「うるせぇ」
東堂はそう言うと、先に校舎へ向かって歩き出した。
後輩も笑いながら、その後を追っていく。
廊下を歩き、吹奏楽部の部室へ向かう。
いつもなら、朝の部室はまだ人も少ない。
しかし今日は、少しだけ様子が違った。
部室の前まで来ると、中から何人かの声が聞こえてくる。
東堂は扉の前で足を止めた。
「……なんだ?」
嫌な予感がする。
東堂はゆっくりと扉を開けた。
「おはようございます、東堂先輩!」
「誕生日、おめでとうございます!」
「今年もよろしくお願いします!」
一斉に声が飛んできた。
東堂は目を丸くした。
「…………」
しばらく何も言わない。
そして、小さく息を吐いた。
「……お前らまでかよ」
「だって今日、東堂先輩の誕生日じゃないですか」
「別に、祝わなくてもいいだろ」
「そう言うと思いました」
部員たちから笑い声が上がる。
東堂は少しだけ眉を寄せた。
けれど、追い返すことはしなかった。
「……まあ、ありがとよ」
その声は、いつもよりほんの少しだけ柔らかかった。
そんな東堂のもとへ、一人の部員が近づいてきた。
久瀬だった。
「東堂、これ」
久瀬が差し出したのは、小さな袋だった。
「……なんだ?」
「誕生日プレゼント」
東堂は袋を受け取る。
中を覗くと、そこにはレトルトのお汁粉が入っていた。
「…………」
東堂の動きが止まる。
「……なんで知ってる?」
静かな声だった。
けれど、その声には明らかな苛立ちが混じっていた。
「何が?」
「俺がお汁粉好きだってことだよ」
「ああ、それ?」
久瀬は何でもないことのように答えた。
「結構有名だよ」
「……誰から聞いた」
「さあ?」
「…………」
東堂は無言で久瀬を睨む。
誕生日を祝われることよりも、自分の好物を知られていることの方が恥ずかしい。
そんな東堂の様子を見ていた響が、ふと口を開いた。
「先輩、そのナリでお汁粉好きなんですね」
「…………」
その瞬間。
小さく、舌打ちが響き渡った。
「……余計なこと言うな」
「すみません」
響は素直に謝った。
だが、その表情には少しだけ笑みが浮かんでいる。
東堂はそんな響を睨みつける。
「……ったく」
「まぁ、いいんじゃないんですか?何が好きでも」
「黙れ」
「…………」
東堂は手元の袋へ視線を落とした。
「……別に」
そう言いながらも、袋を返すことはなかった。
久瀬がそれを見て、少し笑う。
「ちゃんと持って帰るんだね」
「当たり前だろ。もらったもんを捨てるほど腐ってねぇよ」
「じゃあ、気に入ったんですね」
「そういう話じゃねぇ」
東堂はそう言いながら、袋を鞄の中へしまった。
その様子を見ていた部員たちから、また小さな笑い声が起こる。
「……笑うな」
東堂はぶっきらぼうに言った。
けれど、本気で怒っているわけではなかった。
誕生日。
普段なら、特別な日だとは思わない。
それでも、自分のことを覚えていてくれる人がいる。
それが、少しだけ不思議だった。
「……まあ、ありがとな」
東堂は小さく呟いた。
そして、いつものようにトロンボーンケースへ手を伸ばした。
今日も、音楽が始まる。
誕生日だからといって、何かが変わるわけではない。
いつもの部活。
いつもの仲間。
いつもの音。
東堂は楽器を取り出し、ゆっくりと構えた。
その瞬間、ふと頭をよぎる。
――あと何回、こうして吹けるんだろう。
卒業まで、あと数ヶ月。
この部室で。
この仲間たちと。
トロンボーンを吹ける時間も、決して長くはない。
東堂は小さく息を吸う。
そして、いつもと変わらない音を響かせた。
部活動が終わった。
東堂はトロンボーンケースを手に、学校を後にした。
夕方になっても、夏の暑さはまだ残っている。
蝉の声を聞きながら、東堂はいつもの帰り道を歩いていた。
そして、朝と同じように神社へ向かう。
東堂は、時間に余裕があるときは朝だけでなく、帰りにも神社へ立ち寄っていた。
特別な理由があるわけではない。
ただ、昔から続けている習慣だった。
境内へ入る。
朝とは違い、夕方の境内には少しだけ柔らかな光が差し込んでいた。
東堂は賽銭箱の前に立つ。
賽銭を入れ、鈴を鳴らす。
二度、頭を下げる。
そして、静かに手を合わせた。
朝と同じ。
いつもと同じ参拝だった。
けれど――
朝とは、少しだけ違うことを考えていた。
そのときだった。
「……あれ?」
背後から、聞き覚えのある声がした。
「東堂君じゃん!」
東堂はすぐに振り返った。
「……!」
そこに立っていたのは、海斗だった。
「か、海斗ッ!!!」
東堂は驚きのあまり、参拝の途中だったことも忘れた。
そのまま海斗のもとへ駆け寄る。
「うおっ!?」
海斗が驚く。
東堂は勢いのまま、海斗に飛び込んでいった。
「ちょ、東堂君!?」
「海斗……!」
「どうしたんだよ、急に!」
いつもの東堂からは考えられないほど、感情が表に出ていた。
海斗も戸惑いながら、東堂の背中に手を回す。
「……久しぶりだな」
「……ああ」
東堂は小さく答えた。
そして、少しだけ顔を上げる。
「なんでここにいるんだよ」
「たまたま通っただけだよ。まさか東堂君がいるとは思わなかった」
「……そうか」
東堂はそう言って、少しだけ笑った。
朝から始まった、いつもと変わらない一日。
その一日の終わりに、思いがけない再会が待っていた。
二人は神社の境内にあるベンチへ移動した。
夕方の風が、少しだけ涼しくなった境内を通り抜けていく。
「こうやって話すの、久しぶりだな」
海斗がそう言うと、東堂は小さく頷いた。
「ああ。高校が別になってから、なかなか会わなくなったからな」
「東堂君はどう?東縁高校」
「まあ、いつも通りだよ」
「吹奏楽部は?めっちゃ凄いらしいじゃん」
「まぁ、顧問が凄いってのもあるし、何よりアイツがいるからな」
「そっか」
海斗は頷いた。
「僕の方は……まあ、勉強が大変かな」
「お前が?」
東堂が少し意外そうな顔をする。
「僕だって大変だよ」
「……そうは見えねぇけどな。お前、主席合格したってのに」
「いや、本当にきついって」
海斗は苦笑した。
「信濃大学附属高校、だっけか?」
「そう。思ってた以上に大変なんだよ。テストとかめちゃくちゃきついし」
「……そうなのか?」
「うん。しかも順位も十位以内じゃないと、親が認めてくれないんだよね」
「十位以内?」
「そう」
海斗は困ったように笑った。
「頑張ってるんだけどさ。毎回十位以内って、普通にしんどいよ」
「…………」
東堂はしばらく黙って海斗を見る。
「……お前、それで文句言ってんのか」
「え?」
「十分すげぇだろ」
「いやいや、上には上がいるから」
「そういう問題じゃねぇよ」
東堂は呆れたように息を吐いた。
昔からそうだった。
海斗は何でも器用にこなす。
勉強もできる。
周囲から見れば、何の苦労もしていないように見えることだってある。
けれど、こうして話してみれば、海斗にも海斗なりの苦労がある。
「……まあ、頑張ってるならいいんじゃねぇか」
東堂がそう言う。
「東堂君にそう言われると、なんか嬉しいな」
「なんでだよ」
「なんとなく」
「……意味わかんねぇ」
二人の間に、静かな笑いがこぼれた。
「そういえば、東堂君はさ」
「ん?」
「卒業したら、どうするの?」
東堂は少しだけ黙った。
「……まだ決めてねぇよ。お前はどうなんだ?」
「僕?」
海斗は少し考えるように空を見上げた。
「たぶん大学に行くかな」
「まあ、お前ならそうだろうな」
「まだ具体的に決めたわけじゃないけどね」
「信濃大学附属まで行ってんだから、大学もちゃんと考えてんだろ」
「まあね」
海斗は苦笑した。
「東堂君は、やっぱり音楽続けるの?」
「……どうだろうな」
「吹奏楽、好きじゃん」
「好きだけどよ」
東堂は少しだけ視線を落とした。
「高校の部活と、その先じゃ全然違うだろ」
「まあ、そうだね」
「それに、俺はトロンボーン以外に何かできるわけでもねぇし」
「でも、トロンボーンはできるじゃん」
「それだけだ」
「それだけって、結構すごいと思うけどな」
「……お前は昔からそういうこと平気で言うよな」
「何が?」
「なんでもねぇよ」
東堂は小さく笑った。
「まあ、今はまだ考えなくていいだろ」
「うん」
「卒業するまで、まだ時間はある」
「そうだね」
二人はしばらく黙って、夕暮れの境内を眺めていた。
「……でも」
海斗がぽつりと呟く。
「高校の三年間って、本当にあっという間なんだろうな」
東堂はその言葉を聞いて、少しだけ目を細めた。
「……ああ」
そして、小さく息を吐いた。
すると海斗は、東堂が持っているトロンボーンケースへ視線を向けた。
「……そうだ」
「ん?」
「久々に聴かせてよ。トロンボーン」
「……え?」
東堂は少し驚いたように海斗を見る。
「ここまで来たんだしさ」
「……今から?」
「うん」
海斗はそう言って立ち上がった。
「昔みたいに」
「……ったく」
東堂は呆れたように息を吐いた。
けれど、断ることはなかった。
二人は神社を後にし、近くの河川敷へ向かった。
そこは、二人にとって昔からのお気に入りの場所だった。
川の流れる音。
夕暮れの空。
少しずつ涼しくなっていく風。
東堂は河川敷を見渡した。
「……ここ、まだ変わってねぇな」
「うん」
海斗も周囲を見渡す。
「中学のときは、二人でここで吹いてたりしたっけ?」
「……ああ」
東堂は小さく笑った。
「よくやってたな」
「懐かしいな」
「あの頃は時間なんていくらでもあると思ってた」
「今は?」
東堂は少しだけ黙った。
「……今は、そうでもねぇな」
そう言って、トロンボーンケースを地面に置く。
金具を外し、ゆっくりと蓋を開けた。
東堂はトロンボーンを取り出す。
楽器を軽く確認すると、マウスピースを構えた。
簡単にチューニングを済ませる。
海斗は少し離れた場所に座り、何も言わずに東堂を見ていた。
東堂も余計な言葉は口にしない。
ただ、トロンボーンを構える。
夕暮れの河川敷に、静かな時間が流れる。
東堂はゆっくりと息を吸った。
そして――
息を送り込む。
低く、柔らかな音が河川敷に響いた。
海斗は、思わず目を細める。
聞き覚えのある旋律だった。
「……これ」
映画『魔女の宅急便』の『やさしさに包まれたなら』だった。
東堂は、この作品が昔から大好きだった。
映画そのものが好きなのはもちろん、そこで流れる音楽も大切にしていた。
中学生の頃から、何度もこの曲を聴いていた。
海斗も、それを知っている。
東堂がどれだけ『魔女の宅急便』を好きなのか。
新しいグッズを見つければ嬉しそうに話すことも。
テレビで放送されれば、なんだかんだ言いながら最後まで見ることも。
そして、この曲を何度も聴いていたことも。
だからこそ、海斗は少しだけ嬉しくなった。
懐かしかった。
昔、二人でこの河川敷に来ていた頃と何も変わらない。
場所も。
川の流れる音も。
夕暮れの空も。
そして、目の前でトロンボーンを吹いている東堂も。
ただ一つ違うのは、あの頃よりも東堂の音がずっと上手くなっていることだった。
長く伸びる音が、風に乗って遠くまで響いていく。
音程は安定している。
息の使い方にも余裕がある。
フレーズの一つ一つが丁寧で、旋律が途切れることなく自然に流れていく。
けれど、海斗が一番感じたのは、技術ではなかった。
優しい。
本当に、優しい音だった。
まるで、夕暮れの河川敷そのものが音楽に包まれていくようだった。
川面を渡る風。
遠くから聞こえる車の音。
蝉の声。
それらすべてが、東堂の音の中に溶け込んでいく。
海斗は何も言わずに聴いていた。
そして、気づけば口元が動いていた。
声に出すというほどではない。
ただ、昔から知っている歌を、自然と口ずさんでいた。
東堂は演奏を続けている。
海斗の声が聞こえているのかどうかは分からない。
それでも、二人の間には確かに音楽があった。
中学生の頃。
二人でこの場所に来て、楽器を吹いた。
くだらない話をした。
何時間も過ごした。
あの頃は、それがいつまでも続くと思っていた。
高校に進めば、別々の道を歩くことになるなんて。
会う回数が減るなんて。
それぞれ違う場所で、それぞれの時間を過ごすようになるなんて。
そんなこと、考えもしなかった。
けれど今、こうして再び同じ場所にいる。
東堂のトロンボーンを聴きながら、海斗は昔の時間を思い出していた。
そして思う。
――来てよかった。
今日は東堂の誕生日だ。
本人は、特別な日だとは思っていない。
学校で祝われても、照れ隠しのようにぶっきらぼうに返しているに違いない。
久瀬なんてお汁粉でも渡しているんだろう。
それでも。
こうして昔と同じ場所で、東堂の音を聴ける。
それだけで、海斗には十分だった。
やがて、最後の音が静かに消えていく。
川の音だけが戻ってきた。
東堂はトロンボーンを下ろした。
「……どうだった?」
少しだけ照れたように、東堂が尋ねる。
海斗はすぐには答えなかった。
そして、笑った。
「……やっぱり、東堂君の音だね」
「なんだよ、それ」
「優しい音だった」
「……」
東堂は何も言わなかった。
ただ、少しだけ視線を逸らした。
「……そうかよ」
海斗はそんな東堂を見て、もう一度笑った。
今日という日が、東堂にとってどんな一日だったのか。きっと本人は、たいしたことのない一日だと思っている。
けれど海斗にとっては、忘れられない一日になった。
昔と同じ場所で。
昔から知っている友達の音を聴いた。
それだけで、十分に嬉しかった。
東堂成昭キャラクター解説完全版
基本情報
♫名前:東堂成昭
♫性別:男
♫所属:長野県東縁高等学校吹奏楽部(三年生)
♫担当楽器:トロンボーン
♫誕生日:8月13日(獅子座)
♫**身長:181cm
♫血液型:B型
パーソナル
♫性格:頑固で不器用
♫好きなもの:お汁粉、魔女宅
♫嫌いなもの:響
♫趣味:参拝
♫特技:特になし
♫無意識の癖:少しのことで舌打ちが出てしまう
内面・関係
♫音楽へのスタンス:雰囲気が一番
♫響への印象:認めたくない天才
♫誕生日に対する感覚:別にどうだっていい
夏の一日は、長いようでいて、気づけば静かに過ぎていく。
いつも歩いている道。
いつも吹いている楽器。
いつも話している仲間。
そんな「いつも」の中には、本人が思っている以上に大切な時間が詰まっているのかもしれない。
そして、久しぶりに会う友人と過ごす時間もまた、その一つ。
今日という一日が、いつか振り返ったときに、少しだけ特別な一日になっていたら。
改めて、東堂成昭君、誕生日おめでとう!!
感想、評価、ブクマ、レビューも是非お願いします。
次回、誕生日スペシャル 香久山大兎編 9月21日公開。お楽しみに!!
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