第2話 十四歳の棚卸し
勝った軍は、もっと明るいものだと思っていた。
天正十年六月十三日。
山崎の戦いは、羽柴軍の勝利に終わった。
明智光秀の軍勢は崩れ、敗兵は京や近江へ向かって逃げている。羽柴の旗が街道を埋め、兵たちは口々に右府様の仇を討ったと叫んでいた。
けれど、戦場に勝者と敗者の境目などなかった。
田の畦に、羽柴方の足軽が倒れている。そのすぐ先には明智方の兵がうつ伏せになり、二人の血が同じ水路へ流れ込んでいた。
折れた槍。踏み潰された苗。泥の中へ散った銭。
風が吹くたび、鉄と糞と血の臭いが混じった。
「若殿、手を離してくだされ」
爺に言われ、自分が負傷兵の腕を握り続けていることに気づいた。
歳は、今の俺とさほど変わらない。
羽柴の兵だった。二の腕を深く斬られ、血が止まらない。傷口へ押し当てた布は、とっくに赤黒く染まっていた。
「離したら、また出る」
「この爺が代わりまする」
「爺はほかを見てくれ」
「若殿」
「命令じゃない。頼んでいる」
爺が渋い顔をした。
それでも立ち上がると、近くにいた兵へ怒鳴った。
「ぼさっとするな! 戸板を持って参れ! 息のある者から寺へ運ぶぞ!」
怒声を浴びた兵たちが動き始める。
俺が同じことを叫んでも、こうはいかない。
姫路を出てから四日。俺に槍を持って前へ出る役目は与えられていなかった。後陣について歩き、勝敗が決したあと、負傷者を拾う役が回ってきただけだ。
その四日のあいだ、俺は同じことを何度も見せつけられていた。
十四歳の宮部次兵衛尉が何か言うより、五十を越えた将右衛門が一喝する方が、兵も馬も早く動く。
悔しくはなかった。
悔しがる資格すら、今の俺にはなかった。
「若殿」
常陸が膝をついた。
「この者、名を申せぬようにございます」
負傷兵は唇を動かしたが、声にならなかった。
腰に下げた木札も割れている。
「同じ組の者は」
「散っております。具足の印から、おそらく蜂須賀勢かと」
「おそらく、か」
「確かめまする」
俺の言葉を責めと受け取ったらしい。
「違う。分からないなら、それでいい。元気になったら本人に聞こう」
「生きれば、でございますな」
常陸は淡々と言った。
少年兵の顔から血の気が引いていく。
俺は布を押さえる手へ力を込めた。
歴史の本には、山崎の戦いで秀吉が勝ったと一行で書いてある。
その一行の下に、目の前の少年の名はない。
「次だ! 息のある者はこっちへ運べ!」
爺の声が響いた。
戸板が届き、兵を乗せる。俺が手を離すと、常陸が新しい布で傷を縛った。
「強すぎると腕が駄目になる」
「緩ければ、その前に命が駄目になりまする」
「……そうだな」
正しそうな知識はあっても、この場でどこまで締めればよいのか、俺には分からない。
常陸の方が、よほど多くの傷を見ていた。
負傷兵が寺へ運ばれていく。
立ち上がったとき、少し離れた民家から女の悲鳴が聞こえた。
「お許しを! それだけは!」
爺が振り向いた。
俺たちは同時に走った。
◇
軒先で、羽柴方の兵が女を突き飛ばしていた。
男は片腕に小袖を何枚も抱え、もう一方の手で米の入った袋を引きずっている。女は幼い子を背にかばいながら、袋の端をつかんでいた。
「放せ!」
兵が女を蹴った。
次の瞬間、爺が男の襟首をつかみ上げていた。
「どこの組の者じゃ!」
「な、何をなされる! 我らは戦に勝ったのだぞ!」
「勝てば百姓の米を盗んでよいと、誰が申した!」
「これは分捕りだ!」
「敵の陣でもない。村の家じゃ!」
爺が男を地面へ投げた。
小袖が泥の上へ散る。
近くにいた羽柴兵が足を止め、こちらを見ていた。一人を罰すれば済む空気ではない。
家々の戸は閉ざされている。だが破られた戸口が幾つもあり、道には割れた椀や空の籠が転がっていた。
「盗った物を戻せ」
俺が言うと、地面の兵がこちらを睨んだ。
「若造が」
「聞こえなかったか」
「こっちは備中から飲まず食わずで走り、今日も命を懸けた! 褒美は後だ、飯も足りぬ、なら何を食えという!」
返す言葉が一瞬遅れた。
兵はそれを見逃さなかった。
「殿様の身内は、腹が減らぬらしいな」
周囲から低い笑いが起きた。
腹が立った。
だが男の頬はこけ、唇は乾いている。片方の草鞋は縄だけになっていた。
この男が盗人だから腹を空かせているのか。
腹を空かせたまま戦わせたから、盗人になったのか。
俺には分からなかった。
「盗みは盗みだ。だが、食わせなかった責任は別にある」
「誰が取る」
「俺が――」
「若殿」
爺の声が飛んだ。
そこで止まった。
姫路でも、俺は自分の持ち物を売って払うと言った。だが、ここにいる兵すべての飯代を十四歳の俺が払えるはずがない。
責任を取ると言えば格好はつく。
果たせなければ、ただの嘘だ。
「……この場で、俺一人には取れない」
兵の顔に嘲りが浮かんだ。
「だから、取れる者へ話す。その米を置け。代わりの飯を必ず持ってこさせる」
「いつだ」
姫路で爺が俺にしたのと同じ問いだった。
「日暮れまでだ」
「来なければ」
「そのときは、俺の陣へ来い。宮部次兵衛尉が逃げたと、皆の前で言えばいい」
兵は黙った。
爺が襟首から手を離す。
「組と名を申せ」
「……蜂須賀勢、井上組。又六」
「常陸」
「書きました」
「小袖も戻せ」
又六は散った小袖を拾い、女の前へ置いた。女は礼を言わなかった。子を抱き寄せ、俺たちを兵と同じ目で見ていた。
当然だった。
俺たちも、勝った軍の一員だ。
「若殿、飯の当ては」
歩き出してから、常陸が小声で聞いた。
「ない」
「よい御返事にございますな」
「叔父上へ頼む」
「断られましたら」
「爺に借りる」
「なぜワシが」
姫路と同じやり取りになった。
爺は鼻を鳴らしたが、少しだけ口元を緩めた。
「まず小一郎様をお探しくだされ。爺の懐は、若殿がお考えになるほど深くございませぬ」
◇
秀長は、寺の本堂を負傷者へ明け渡し、自分は裏の小部屋で諸将からの報告を受けていた。
俺たちが着いたときも、三人の使者が戸口に並んでいた。
「叔父上」
声を掛けると、秀長は書状から目を上げた。
「次兵衛か」
顔も具足も泥だらけだった。秀吉の弟として勝利を喜ぶ暇などないらしい。
「何じゃ、その袖は」
見れば、負傷兵の血が肘まで染みている。
「怪我人を運んでおりました」
「お前が運ばねばならぬほど、人がおらぬのか」
「人はおります。ただ、皆、別の怪我人を運んでおります」
「そうか」
叱られもしなかった。
「叔父上、兵へ飯を出していただきたい」
「必要な分は出しておる」
「足りておりませぬ」
「知っておる」
「では」
「米が歩いてついて来るなら、わしも苦労はせぬ」
秀長は筆を置いた。
「何人じゃ」
「まず一人。ですが、村で盗みを働いた者がおるのです」
「その一人へ食わせれば、我先にとほかの兵たちも列をなすぞ」
「並ばせればよろしい」
「そもそもどこから米を出す」
答えられなかった。
秀長の目は穏やかなままだった。
「次兵衛。正しいことを言うだけなら、その辺の童でもできる。兵へ盗むなと命じるなら、盗まずに済むものを用意せねばならぬ」
「はい」
「用意できぬなら、どこまで禁じ、どう罰で縛るかを決める。汚いがそれが軍を預かる者の役目じゃ」
反論できない。
「ですが、見逃せば村が飢えます」
「ゆえに、見逃せとは申しておらぬ」
秀長が一枚の紙へ何かを書き、判を押した。
「近くの陣から粥を回させる。足りぬ分は、明朝まで待たせよ。盗った物を返した者から食わせる。ただし、刃を向けた者は別じゃ」
「ありがとうございます」
「礼は要らぬ。飯を出すのが軍を預かる者の務めじゃ」
紙を受け取ろうとすると、秀長は手を離さなかった。
「次兵衛」
「はい」
「姫路の帳面のことも、今のお前のことも、あとで聞く」
静かな声だった。
「逃げるなよ」
「逃げませぬ」
「ならば、日暮れまでは働け」
ようやく紙が渡された。
俺たちは又六を捜し、約束どおり粥を食わせた。
同じように盗んだ物を抱えた兵が、夕暮れまでに二十三人並んだ。
全員が反省したわけではない。
粥が欲しくて返しただけの者もいる。それでも家々へ戻った財はあった。
俺は、それを成功と呼んでよいのか分からなかった。
◇
夜半、秀長の小部屋へ呼ばれた。
爺と常陸は戸口で止められた。
「ここから先は、次兵衛一人じゃ」
秀長に言われ、二人が俺を見る。
「外で待っていてくれ」
「若殿」
「大丈夫だ」
「大丈夫でなければ、お呼びくだされ」
爺は真顔だった。
「叔父と甥の話だぞ」
「叔父上でも、若殿を斬らぬとは言えなかろう」
「爺!」
「わかりました。外におりまする」
秀長が、わずかに笑った。
「よい家臣を持ったな」
「はい」
「じゃが前から持っておった。お前が気づかなかっただけじゃ」
胸へ刺さった。
部屋へ入ると、秀長は俺を灯明を挟んだ向かい側へ座らせる。
床には、三つの物が置かれていた。
姫路から持ってきた帳面。
俺が負傷兵の名を書かせた紙。
粥を出すため、秀長が押した判の控え。
「ひとつ、改めよう」
秀長が言った。
「何を、でございますか」
「お前じゃ」
灯明の火が揺れた。
「宮部次兵衛尉吉継。十四歳。姉上の子ゆえ、兄者にとっては大事な甥。宮部継潤殿の養子ではあるが、まだ一城一国を己の采配で治めたことはない。戦で名のある首を取ったこともない。家臣と呼べる者は、将右衛門と常陸介くらい」
短い言葉で並べられると、今の俺には何もなかった。
「その次兵衛が、目を覚ました途端、右府様御生害の報せを受け、兄者が備中から戻ると読み、兵のために米と水を集めた」
秀長の指が、姫路の帳面を叩く。
「今日は敗兵を助け、味方の盗みを止め、払える当てもない粥を約束した」
「最後のものは、褒められておらぬように聞こえます」
「褒めておらぬからな」
即答だった。
「だが、自分で払えるふりをせず、わしのところへ来た。そこは姫路と同じじゃな」
秀長が俺を見た。
「誰に習った」
秀吉にも聞かれた問いだった。
「分かりませぬ」
「では、問いを変えよう」
声から温かさが消えた。
「お前は誰じゃ」
障子の外に爺がいる。
呼べば入ってくるだろう。
だが、逃げるなと言われた。
「宮部次兵衛尉吉継にございます」
「知っておる」
「秀吉様の甥です」
「それも知っておる」
「宮部継潤の養子です」
「・・・」
秀長は俺の目をじっと捉えて逃がしてくれなかった。
「昨日までのお前は、帳面へ三行も目を通さなんだと常陸介が申しておる。将右衛門は、熱が下がってから若殿の目が変わったと申した」
あの二人は、秀長へ隠さなかった。
一瞬、裏切られたような心持ちがして胸が痛んだ。
だがすぐに、それは違うと思い直した。
二人は俺を守るため以前に羽柴を守るため、秀吉と秀長へ嘘をつくとは約束していない。
むしろ、俺が危うければ止めるつもりでいるだろう。
「夢を見ました」
秀長の眉が、ほんのわずかに動いた。
「夢か」
「長い夢です。これから起こることを、遠い過去の事として眺めるような」
「山崎で兄者が勝つこともか」
「はい」
「なら、なぜ山崎の戦場へ無理やりにでもついてこなかった。勝ち馬に乗れるのだ、そんな楽なことはなかろう」
「どこで誰が勝つかは知っていても、矢がどこから飛んでくるかは分かりませぬ」
秀長は黙って先を促した。
「夢の中で、秀吉様はこの先も勝ちます。叔父上が支え、今よりずっと高いところまで上ります」
「それはめでたい夢じゃ」
「私にとっては、そうとばかりも申せませぬ」
「なぜじゃ」
喉が詰まった。
「私はその半ばで死にます」
「いつ」
「十三年後」
「誰に殺される」
答えられなかった。
秀長の手が伸び、俺の襟元をつかんだ。
強くはなかった。
それでも、十四歳の身体は簡単に前へ引かれた。
「兄者か」
答えなかった。
秀長の目から、血の気が引いていく。
「次兵衛」
「はい」
「夢であろうと、今の沈黙であろうと、兄者へ害をなすなら、わしはお前を躊躇なく斬る」
「承知しております」
「怖くはないか」
「怖いです」
襟元から手が離れた。
「ならば申せ。誰が、お前を殺す」
「今は、これ以上申せませぬ」
「兄者を疑わせるだけ疑わせて、あとは黙るか」
「私が知っているのは、十三年後に死んだという結末です。誰がどこまでそれを望み、何が本当だったのかまでは分かりませぬ」
「お前自身の死であろう」
「夢の中の私であって、今の私ではございませぬ」
「面倒な話じゃな」
「私も、そう思います」
「ならば、なぜ申した」
「一人で抱えれば、また同じことになると思ったからです」
秀長が「また」という言葉へ反応した。
それ以上は言わなかった。
うまく説明できる言葉もなかった。ただ、秘密を一人で抱えて正しさにしがみつけば、ろくなところへは行かない。それだけは分かっていた。
「全部は話さぬ。されど、一人では抱えぬ。ずいぶん都合のよい話じゃな」
「はい」
「否定せぬか」
「できませぬな」
秀長は長く息を吐いた。
「今宵の話だけで、お前を信じることはできぬ」
「当然です」
「夢を見たという話も、兄者へ取り入るための作り事かもしれぬ」
「はい」
「だが、少なくともお前は、分からぬことを分かるとは申さぬ。払えぬ飯代を、最後まで自分で払えるふりもしなかった」
秀長が、床の三枚の紙を重ねた。
「続きは聞く。じゃが、今宵は無理じゃ。敗兵の行方も、負傷者の数も、兄者へ上げねばならぬ書状も残っておる」
「清洲へ来い」
清洲では、信長と信忠を失ったあとの織田家をどうするか、重臣たちが話し合うことになっている。
「会議へは入れぬぞ。十四の養子に席はない」
「承知しております」
「入れとは申さぬ。そばにおれ」
「叔父上の?」
「兄者のじゃ。わしも離れられぬ。談合が済んだ夜に、今の続きを聞く」
「全部を、でございますか」
「十三年後に死ぬとだけ聞かされて、よく眠れると思うか」
「申し訳ございませぬ」
「謝るくらいなら、初めから申すな」
「あとで聞くと仰ったのは、叔父上です」
「十三年先まで聞かされるとは思わなんだ」
秀長は姫路の帳面だけを俺へ返し、残る二枚は自分の手元へ置いた。
「清洲まで逃げるなよ」
「逃げませぬ」
「ならば今夜は、それでよい」
「もう一つ、お願いがございます」
「申せ」
「姫路で借りた水と米と草鞋の支払いに、叔父上の御判をいただきたい」
秀長は、しばらく俺の顔を見た。
それから声を立てずに笑った。
「天下の行く末を語った口で、村の借り物か」
「先に約束しましたので」
「常陸介に明細を持ってこさせよ。足りぬ分は兄者の勘定へ回す」
「ありがとうございます」
「ただし、一文でも誤魔化せば、お前の分から引く」
「私には、まだたいした分がございませぬ」
「ならば将右衛門から引く」
「それは良い案ですな」
思わず言うと、障子の外で大きなくしゃみが聞こえた。
秀長が、今度こそ声を上げて笑った。
◇
部屋を出ると、爺が腕を組んで待っていた。
「ずいぶん長うございましたな」
「聞いていたか」
「何のことでございましょう」
常陸は爺の隣で、何も聞かなかった顔をしている。
「常陸。姫路で借りた物の明細を叔父上へ。支払いの判をもらえる」
「すでに用意しておりまする」
「早いな」
「若殿が小一郎様へ頼みに行かれた時点で、ほかに御願いできるものもございませぬので」
「俺は、そんなに分かりやすいか」
「はい」
常陸の返事には、一瞬の迷いもなかった。
爺が俺の顔をのぞき込む。
「それで、小一郎様は若殿をお斬りになりますか」
「今夜は斬らないそうだ」
「今夜は」
「話の続きは、清洲で、と」
爺の眉が寄った。
「清洲で何をさせるおつもりで」
「会議には入れるな、ただし殿のそばにいろと」
「つまり、お邪魔だけはなさるなと」
「そこまで言われていない」
「御意はよく伝わりまする」
「爺、お前は誰の家臣だ」
「若殿の家臣なればこそ、分かりやすく申し上げております」
俺たちは三人で、負傷者を収めた本堂へ戻った。
昼に腕を押さえた少年兵は、まだ生きていた。
名は弥助。蜂須賀勢ではなく、堀秀政の手勢だった。
常陸の見立ては外れた。
「申し訳ございませぬ」
「生きて本人に聞けた。今はただそれでいい」
弥助は目を閉じたまま、かすかに何かを言った。
耳を寄せる。
「……勝ったのですか」
「勝った」
「なら、よかった」
それきり眠りへ落ちた。
勝てば、すべてがよくなるわけではない。
それでも、この少年にとっては、仲間が負けなかったことが救いなのだ。
俺は、その勝利を否定する気にはなれなかった。
寺の外では、まだ兵が行き交っている。光秀を追う者、死者を運ぶ者、飯を探す者、勝鬨を上げる者。
同じ勝者の中に、いくつもの違う事情があった。
俺は今夜、十三年後に死ぬと叔父上へ告げた。
誰に追われ、なぜ死ぬのか。妻や子供たちがどうなるのか。叔父上自身に残された時がどれほど短いのか。
肝心なことは、何一つ話していない。
清洲へ着けば、今度こそ続きを求められる。
正直、今すぐにでも逃げたかった。
それでも、話さずに一人で十三年を迎える方が、もっと怖かった。
俺にあるものを、頭の中で数えた。
十四歳の身体。
まだ自分のものとは思えない宮部の名。
結末だけがところどころ見える、頼りない夢。
爺と常陸。
そして、俺をまだ信じてはいないが、続きを聞くと言った叔父が一人。
何もないと思っていた。
けれど、一人ではなかった。
今は、それがやけに俺の胸の内を慰めた。
お読みいただきありがとうございます!
初めて書く小説なので、たぶん文章も構成も試行錯誤しながらの連載になります。
「そこ違うぞ」「この人物もっと見たい」などあれば、やさしく教えていただけると大変助かります。作者がすぐ調べに行きます。
戦国時代は大好きなので、史実はできるだけ調べつつ、
「豊臣秀次が生きていたら豊臣家はどうなったのか」
というIFを楽しんで書いていくつもりです。
完璧な歴史再現というより、史実と史実の隙間で「これならあり得たかも」と遊ぶ作品として読んでもらえたら嬉しいです。
毎日18時更新予定です。
なお作者も秀次と一緒に成長予定です。
次話もよろしくお願いします!




