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進学先は異世界でした ~俺の異世界学園生活記  作者: 於田縫紀
#14 こっちの修理はできるかな

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§81 女子二人旅の決定

「なら私とメルの二人で行けばいいよ。メルはこの乗り物に乗って、私はホクトのあの乗り物に乗って。帰りはホクトの乗り物に二人乗りすれば帰ってこれるよ」


 そうか。

 確かにそうすれば簡単に帰ってこれるな。


「でもこの乗り物、後にシートは無い」

「それくらいはアン先輩に手伝って貰えば作れるさ」

「そうだな。そうすればアムまで二日、下手すれば一日で行き帰り出来るだろう」


 そんな訳で自転車の二人乗り改造に取りかかった。

 後サス付きだから二人乗り用シートはシートチューブ部とフレームに固定。

 材料はシルダで買ってきた金属板からアルミ板を使用。

 俺が何となく描いたデザイン案をアン先輩が綺麗に直してきっちり完成。

 ボルト等でしっかり本体に固定した後席と足置き場が完成した。


 シートも革と綿でそれなりの座り心地になるように造ってある。

 捕まる用の後席用持ち手もつけたし安全の為の背もたれもつけた。

 つまりはママチャリのお子様用シートの大型版だ

 ラインマインが運転すると飛ばしそうだから少しでも安定して乗れる様に。


「アン先輩、本当もの作りに関しては万能ですね」

「ふふふふふ、これには自信があるのだ」

「あとこのタイヤの中から空気が抜けないよう、タイヤに石や針みたいなので穴が空かない様な持続魔法ってありますか」

「一周程度の持続魔法なら簡単なのだ」


 本当に万能だ。

 羨ましい。

 更にディスクブレーキ等も強化して、二人乗り長距離用自転車が無事完成した。


「ちょっと試しに乗ってみるね」


 まずはラインマイン一人で試乗。

 恐ろしい加速であっという間に点になる。

 下手なバイクより速いんじゃ無いかあれは。


 しかも既に自由に乗りこなしている感じ。

 ジャンプとかウイリーとか色々やっているし。

 フルサスでジャンプはやりにくいと思うんだけれどな。

 そして校庭の果てから恐ろしい速さで戻ってくる。

 タイヤを鳴らして目の前で急停車。


「うん、最高!これならアムまで二刻(2時間)を切れるかもしれない」

「あまりタイヤに負担をかけるなよ。破裂したらその時点で終わりだし」

「それなら破裂防止の魔法もかけておくのだ」


 アン先輩の魔法、何でも有りだな。

 羨ましい限りだ。


「それなら明日朝出て、明後日帰ってくる予定でいいかな」

「そうだね。ついでだからお土産も家から持ってくるよ」

「羨ましいのだ。本場のサンドイッチをまた食べたいのだ」

「わかった。持って帰ってくるね」


 そんな話が決まったところで鐘の音が聞こえた。

 七の鐘だ。


「それでは昼食に行きましょうか」

「そうだな」

 そんな訳で自転車を再び実験室に持って行く。


 俺の自転車のつもりだったけれど完全にラインマイン仕様になったな。

 シートの高さやレバーの角度とかもラインマインにあわせたし。

 でもまあ別にいいか。

 ラインマイン、楽しそうだし。

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