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進学先は異世界でした ~俺の異世界学園生活記  作者: 於田縫紀
#12 次の活動は何ですか 

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§69 予想された事態?

 一昨日、筋力強化の魔法が切れてから今朝まで。

 全身が筋肉痛で動けなかった。

 やっぱり筋力強化の重ねかけは負担が厳しい模様。

 脚だけでは無い。

 全身がガチガチでイテテテでウギャーな状態だ。

 食堂などとてもとても行く余裕が無い。

 部屋を這いずり回るのがやっとだ。


 昨日の食事は水と備蓄しておいたクッキーで誤魔化した。

 部屋にトイレがあって本当に良かった。

 部屋の外だったらたどり着けず途中で倒れるかかしただろうから。

 もう二度とあんな無茶はやめよう。

 筋力強化魔法の重ねがけ、良くない!

 俺はベッドの上で固く固く決意したのだった。


 さて、そんな訳で七月九日周二の朝。

 今朝は何とか起き上がることが出来た。

 歩くことも何とか出来る感じだ。

 そんな訳でまだ少し痛む全身を騙し騙し動かして食堂へ朝食を食べに出かける。


 食堂でトレーを取って適当な席を品定めしているところで。

「あ、ホクト発見」

 ラインマインの声がした。

 アン先輩、ヘラ、メルとともに窓際方向のテーブルに座って手を振っている。

 そんな訳で朝食のトレーを持ってそのテーブルへ。


「お早う、どうしたの朝から」

「次の活動計画なのだ!」

 シルダで買った白衣姿のアン先輩がそんな事を言う。

 何だろう。


「でもシルダ旅行で大分お金を使ってしまったし、派手な事は出来ないですよね」

「大丈夫なのだ。費用はあまりかからないのだ」

「どんな内容なんです」

「発掘なのだ」


 発掘?

 何を発掘するのだろう。


「近所に落ちてきた遺物が色々見つかる場所があるのだ。今まで発掘した遺物は確認し終わってしまったので、新しい遺物を発掘しに行くのだ」


 なるほど、そういう訳か。


「でも有名な場所なら結構発掘され尽くしているんじゃ無いのか?」

「有名な場所では無いのだ。私と先輩と二人しか知らない場所なのだ」


 なるほど。

「面白そうだな」

「でも、アルと連絡が取れない」


 メルがそう言うけれど、俺には何となくその理由が想像できる。

 きっと奴も筋肉痛か疲労で寝込んでいるのだろう。

 何せ荷馬車に乗せる時点で酷い状態だったしな。


 でも女性陣はヘラもメルも元気だな。

 アルとは切羽詰まり方も身体構造も違うと言う事か。

 まあ長寿種は身体弱いのが標準らしいし仕方無い。

 何か食べ物と飲み物でも買って様子を見に行こう。


「何だったらお昼にでも一緒に顔を出すよ。待ち合わせは何処がいい?」

「ここでいいんじゃない。七の鐘(AM11:30)の後くらいに」

「わかった」

 そんな訳で朝食を終了。

 なおアン先輩がいるので魔法杖に魔力充填をお願いする。

 いざという時でもこれで安心だ。


 帰りに食堂の入口でおにぎり二個と紙パック入り牛乳を買ってアルの部屋へ。

 アルの部屋は確か一階の入口から三番目だよな。

 一応名札も確認する。

 間違いない。

 ノックをしてみる。


「アル、いるか?」

 返事が無い、ただの屍のようだ。

 いや違う。

 何かか細い声が聞こえた。

 俺はドアを開ける。


「大丈夫か」


 アルが床に倒れていた。

 ベッドから出たところで力尽きたらしい。


「何とか。ただ、全身疲労で、動け、ない」


 台詞すら途切れ途切れ。

 予想以上に悲惨な状態だ。

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