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進学先は異世界でした ~俺の異世界学園生活記  作者: 於田縫紀
#11 アムの街に立ち寄ります

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§67 更なる野望、時間切れ!

 他に茹で卵のマヨネーズ和え、シーチキンならぬ鶏肉への応用、タルタルソース風なんて思いつくままに色々作って貰った。

 更に思いついてケチャップの作り方とバンズの形とハンバーグを挟む等まで。

 ピクルスも無かったので作り方というかその存在を教える。


 そう、この組み合わせはいわゆるハンバーガーだ。

 これも間違いなくサンドイッチの一種だし。

 またラインマインのお父さんが器用で色々本当に作ってしまう。

 元々食料品店だから材料も豊富だ。


 そんな事をお父さんと色々やっていたところで。

「ホクト、そろそろ出発しないとまずいのだ」

 そうアン先輩に言われる。


「えっ、もうそんな時間?」

 見ると外がもう暗くなり始めていた。


十四半の鐘(PM7:00)が鳴ったんだけれど、気づいて無いでしょ」

 ラインマインが呆れ顔で言う。

 はい、その通りです。

 気づきませんでした。

 やっとハンバーガーが形になって、デラックスなバーガーの試作品も作って、もうすぐビッ●マッ●の復元という状態だったので、つい……


「皆は?」

「アルとメル含めて夕食食べて集合済みだよ」


 確かに皆が準備済みでいるのが見える。


「残念だけれど今日はここまでだな」

 ゴマを散らしたバンズも焼けてあと一息だったのだけれども。


「そうですね」

 名残惜しいのだけれど仕方無い。


「それでは本当に今日はありがとうございました」

「こっちこそ色々楽しかった。これが満足いく形になったらまた連絡する。ありがとうな」


「さあ、ホクト急ぐのだ」

 そんな訳で試作品のデラックスハンバーガー2個を抱えて港へ。

 船に乗り込み朝と同じ場所に陣取る。


「時間には遅れないで済んだ」

「でもぎりぎりなのだ」


 それでも俺達に続いて何人か戻って来たので最後では無かった模様。

 さて、夕食を食べるとするか。

 紙に包んだハンバーガー試作品2個を取り出す。


「ホクト、それは何なのだ」

「さっきラインマインのお父さんと作っていた試作品の一つ。まだレシピ研究中だから公開できないけれど」


「すかさず味見ゲットなのだ」

 取られた。

 しかも二個とも。


「先輩、それ俺の夕食」

「うん、なかなか面白い組み合わせなのだ。ハンバーグがこんな風にあうとは思わなかったのだ。あと知らない色々が入っているのだ、あうっ」


 今度はヘラに渡った。

 なおもう一個はメルからアルへと渡っている模様。


「確かにこれも食べた事がない組み合わせですわ。中に入っているものも何か知らない物が色々ありますし」

「手軽だし美味しいし軽い食事にちょうどいい感じだ」

「なるほど、中身まで含めてお父さんと色々やっていた訳か」

「美味しい」


 俺の夕食、全滅。

 きれいさっぱり食べられてしまった。

 新開発のバンズにハンバーグにレタスにトマトに浅漬けピクルスにタルタルソースにケチャップにチーズに茹で卵にベーコンまで仕込んだ豪華ハンバーガー試作品が。

 ダメージはかなり大きい。


「代わりにこれを食べて我慢して」

 ラインマインが紙に包んだ何かを出してくれた。

 見るとハムチーズのサンドイッチ二つ。

 夕食を食べる時間が無さそうなので用意してくれたのだろう。

 あのお店の売り物を買ったか貰ってきて。


「ありがとう」

 お腹が空いているので素直にいただく。

 確かにこれも美味しい。

 でも本当は、俺はハンバーガーの気分だったんだ!

 でもまあせっかく用意してくれたんだしそんな事言えないけれどさ。

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