表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
進学先は異世界でした ~俺の異世界学園生活記  作者: 於田縫紀
#11 アムの街に立ち寄ります

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
62/216

§62 店は建て替え済みでした

 そんな訳でアン先輩、ヘラ、俺はラインマインを先頭にアムの街へ。

 なお荷物のほとんどは船の中に置いてきた。

 メルが言うには荷物の盗難その他は心配する必要が無いとの事。

 持ち主以外が荷物を持ち去ろうとするとすぐ魔法で把握されてしまうらしい。

 だから俺は小さめの袋に魔法杖を入れた状態。

 ヘラもアン先輩も同じような状態だ。

 ラインマインは実家へのお土産があるのでちょっとだけ荷物が多いけれど。


 そして。

「何か店、新しく大きくなっている」

 そう言ってラインマインが立ち止まる。

 ここもシルダと同様ログハウス系の建物が多い。

 そして前にひときわ新しい三階建てのかなり大きな建物がある。


「私がカウフォードに行く前は奥の二階建てがお店だったんだよ。ここは確か倉庫だった筈」

 その二階建ての方は看板も何も出ていない。


「とりあえず観光として店の方を見てみたいのだ」

「うーん、でも荷物も置いておきたいし」

「なら住居のほうはどちらなんですか」

「前と同じなら古い方の奥なんだけれど」


 そんな訳で古い方へと歩いて行くラインマインについていく。

 正面の大きな扉では無く、右側隅に小さい扉の方をノックした。


「ただいまー」

 返事が無いまま扉を開ける。

「どうせお母さんは帳簿作業やっているだろうし、お父さんは新製品試作中だろうしね。兄さん二人はそれぞれ店と学校だろうし」

 ラインマインはそう言ってずんずん中に入っていく。

 一緒に入っていいのだろうか。


「こっちだよ」

 ラインマインに言われたのでそのまま中へ。

 サンダル履きのままちょっと長い通路を通って、奥へ。

 中庭に出た。

 中央に黒松っぽい感じの木が植わっていて、あとは砂の庭だ。

 庭の回りに土壁の倉のような建物と二階建てログハウスが建っている。


「こっちがうちの家。まあ誰もいないと思うけれどね。ちょっと待っていて、荷物置いてくるから」


 彼女はとことこと中へ入っていってすぐ戻ってくる。


「オッケー、じゃあお店の方へ行くね」

 そう言ってさっき通ってきた通路とは違う扉を開ける。


「あれ?」

 中がこっちからも見える。

 うん、どう見てもパン屋さんの工場だなこれは。

 小麦粉を捏ねたり丸めたりしている。

 そのうちの一人、若い男がこっちを向いた。


「ヴァトー兄、お父さんは?」

「あれラインマイン、帰ってきたんだ」


 ラインマインとちょっと顔立ちが似ているけれど細身ですらっと長い感じ。


「旅行中でちょっと立ち寄ったところ。ヴァトー兄は今はパン担当?」

「ああ。俺は学校よりこっちの方があっているからさ。それにパンはまだ目新しいし、工夫する余地も大きいから楽しいんだ」


 そういっている間にも色々とこね上げている。


「親父は新店の上にいると思うよ。俺は手が離せなくて案内できないけれどさ。

新店も大分落ち着いてきたし見て来なよ。新作も大分増えているからさ」


「何かシルダの宿屋で朝食にうちのだというパンが出てきたけれど」


「大分拡販しているんだ。パンはここ以外に量産専用の工場も作ったしね。

 シルダへはほぼ毎日、チーズやバター、パストラミや乳酸菌飲料等色々入りで出している。あれだけで相当稼いでいるんじゃないか。

 まあ親父自慢の新商品を色々見てやってくれ。パンの半分は俺の作品だけれどね」


「うん、わかった。じゃあ後でね」

 そんな訳でさっきの通路を通って一度表に回り、隣の大きい建物へ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ