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進学先は異世界でした ~俺の異世界学園生活記  作者: 於田縫紀
#9 魔法の街シルダ

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§51 お勧め商品一覧

「取り敢えず使いそうな物を各自並べてみたよ。まずこちらの少年から説明ね」


 まずはアルの分から説明だ。

  ○ 長さ三十指(30cm)くらいの短めの杖

  ○ 先端に金属を磨いた反射板のようなものがついた太めの長さ二十指(20cm)程度の棒

  ○ 教科書くらいの厚さの本一冊

 これらがアルの前に置かれている。


「まずはこの魔力増幅杖。あんたは気づいていないけれど実はそこそこ魔力を持っている。ただ使い方を知らないだけ」

「本当なのか?」


 叔母さんは頷く。

「ああ。訓練すればそれなりに使えるようになる筈だよ。その増幅杖はその訓練用。

 あとそのライトは魔力で蝋燭十本分程度の明かりが灯せるライト。それは今でも使える筈。試してごらん」


 アルはライトを手に取る。


「まだ慣れていないからね。持った腕は真っ直ぐ伸ばす。そして左の手のひらを右肩にあてて、手のひらの触れている腕の部分に意識を集中しながら、左手の平をゆっくりと手の先の方へ動かしてごらん」


 アルが目を瞑って、言われた通りに左手を動かす。

 ぽっとライトが灯った。


「おお!」

「そんな感じさ。後はメルに要領を聞いて色々練習してみな。あとその本は初歩の魔法練習の教本。それを読んで自分でも練習してみるといい。

 さて、次はメルだね」


 メルの前に置かれているのは二種類。

   ○ アルと同じ魔力ライト

   ○ アルより短い魔法杖


「メルは前にそちらで発掘した魔力増幅機を送ったけれど、本当はもう少し制御しやすい魔法杖機能付の方が使いやすい筈だよ。あとは魔力ライト。照明(ライト)呪文より消費魔力が少ないから便利かな」

「了解」


 そして次はアン先輩だ。

 前に置かれているのは、

   ○ メルのと同じ長さだけれど別デザインの杖

   ○ ワイヤーと思われる金属線を束ねた物

というところ。


「あんたには魔力補助は必要ないね。それこそ才能(ギフト)で人の数倍の魔力を持っているから。だからその杖は精密制御専用さ。細かい作業を魔法でする時に使うといい。

 あとそのワイヤーは何に使うか私にはわからない。でもあると便利らしいからここぞという時には持ち歩いてやってくれ」

「心得たのだ」


 そして今度はヘラ。

 前に置いてあるのは二つ。

  ○ ちょっと長めの魔力ライト

 ○ 小さくて数字と記号しかないタイプライター型の機械


「あなたは魔力はあてには出来ない。でもその分別の才能に恵まれているようだ。ある意味生まれ育ちの影響も大きいのかもしれないね。

 そんな訳で用意したのはこの二つ。この魔力ライトは誰か魔法使いに魔力を充填してもらえば連続で二十刻(20時間)は使える。必要ない時は明かりを消して魔力を節約出来る優れ物さ。

 そしてこれは自動計算機。そう言っても加算と減算しか出来ないけれどね。これは永続魔法がかかっているから誰でも使用可能さ」

「ありがとうございます」


 計算機はなるほどヘラ用だなと思う。

 きっと金銭計算用だろう。


 そしてラインマインの前も二点。

  ○ ヘラと同じ魔力ライト

  ○ 分厚い辞書くらいの大きさがある用途不明な箱

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