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進学先は異世界でした ~俺の異世界学園生活記  作者: 於田縫紀
#9 魔法の街シルダ

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52/216

§52 本日の活動は終了です

「さて、こちらのお嬢さんも魔法はあてにしない方がいい。でもそれ以上に色々力があるから魔力を当てにする必要も無いだろうね。

 そんな訳で片方は魔力充填型の魔力ライトさ。

 そしてもう一つは救急救命キット。これは中に人体の組織と同様の物質と強大な魔力が込められている。多少の怪我なら無かったかのように治療可能、ただし一回しか使えない。まあ御守り代わりだね」

「わかったわ」


 そして俺。

 俺のは

   ○ 魔法杖としか思えないちょっと長めの杖

  ○ ヘラやラインマインと同じ魔力ライト

   ○ 葉書大の色々な金属の板(種類記載有)三十枚程度

   ○ 銅針金を巻いた物

という、何か良くわからない組み合わせだ。


「まず。こちらの君は魔力は今のところ全く無い。でも魔法を使う知識は持っているようだ。そこでその魔力蓄積増幅型魔法杖。魔力を最大に充填した状態で小威力(レベル1)の魔法を三回ほど使用出来る。魔力の充填はメルだときついからそっちのお嬢さんに頼みな。

 ただ、いざという時に備えて必ず魔法一発分は残しておくこと。そうしないと一生後悔するかもしれないと言っておくよ。憶えておいて。

 あと魔力ライトは魔法を使えない人用の魔力充填型。これはメルでも充填可能な容量だね。

 あとはいずれ何かに必要になる材料だね。私には何に使うのかわからないけれど」


 魔力は無いが使う知識がある、という言葉には驚いた。

 確かに魔力が無くて魔法が使えないが、魔法の使い方は知識として知っている。

 実際に使っているレマノの実践的な知識として。

 そうすると常に魔法一発分は残しておけ、必要になる、そうしないと後悔する。

 それもきっと真実なのだろう。

 流石未来視、洒落にならない。


「それでモリエール叔母さん、合計でいくら」

「これが計算書兼請求書」

 既に記載済みの紙をメルに渡す。

 真っ先に近づいたヘラがメルと共に見て、そして皆の中央に持ってくる。

 合計金額をささっと見た。

 金小貨一枚(5万円)だ。


「うーん、金額は高いですけれど、内容を考えるとかなり安いと思いますわ」

「同意」


 商業担当と魔法担当がそう言うのなら間違いないだろう。


「ヘラとメルが同意するなら問題無いわ」

「同感だな」

「同意なのだ」

「同じく」


 全員の意見が一致したのでお買い上げ。


「はい、まいどあり」

 叔母さんはヘラから金貨を受け取ると、荷物入れ用の布袋を一人一枚ずつくれた。

 更に俺には一枚のメモをささっと書いて渡す。

「明日図書館へ行った際、わからなければこれを読んでごらん」


 おいおいおい、全部丸見えかよ。

 そう思った処。


「モリエール叔母さん、今回はこの請求書、何時作った?」

 そんな事をメルが尋ねた。


「勿論昨晩だよ。メルが来ることも用件もわかっていたしね」

「相変わらず未来視は万能」

「そうでもないよ。自分が理解できない事はわからないからねえ。ただ商売に使うには便利だけれど」


 つまり見込み客を事前に察知して売っている訳か。

 確かに商人としては最強に近いな。

 何だか色々感心しつつ店を出る。


「もういい時間。宿へ戻ろう」

 メルの言葉に従い、宿へ向かった。

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