表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
進学先は異世界でした ~俺の異世界学園生活記  作者: 於田縫紀
#9 魔法の街シルダ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

49/216

§49 今度は屋内商店街

「二人を大分待たせてしまったのだ。誠意を見せて少し急ぐのだ」


 そんな訳でアン先輩を先頭に小走りで向かった先は食堂風の建物。

 中で見るからに不機嫌な二人組がデザートをつまんでいた。


「遅い!」

 そう言うラインマインとメルに取りあえず頭を下げる。


「悪い。つい夢中になって見ていたら思ったより時間がかかった」

五刻(5時間)

 えっ。


「そんなに待たせたか」

 アルも驚いた様子。


「私達が出るまで二刻(2時間)。ここで待った時間が三刻(3時間)

 メルがあくまで冷静にそう指摘。

 つまり博物館の中に五時間いたという事か。

 決して大きくはない博物館なのに。


「まあいいけれどね、ここのメニュー美味しかったし」

 ラインマインの台詞。

 二人の前にあるのは一見ケーキっぽい食べ物だ。


「どんな食べ物だったんだ」

「シルフレって言うの。甘くて薄いクッキーを何枚を使ってクリームを挟んだもの。外側はまた別のクリームでコートしていて、縦に切っていただくの」

「ここのこれは絶品」

 確かに美味しそうだ。


「私も注文してみるのだ」

「もう食べる時間は無い。この後はバザールを回る」

 メルがにやりと笑ってそう告げる。

 待たせた仕返しというところだろうか。  


「いいじゃない、お菓子一個食べるくらいは」

「時間が無い」

 ヘラにもそう言って押し通す模様。

 仕方無いな。

 そんな訳で店を出て今度はメルを先頭に歩き始める。

 いくつかの角を曲がった後、大きい建物へ入った。


「ここは?」

 やたら長い廊下の両側に店がずらっと並んでいる。

 廊下の向こう側が冗談じゃ無く見えないくらいに長い。


屋内商店街(バザール)。寒さが厳しい冬でも買い物が出来る」

 なるほど、確かに便利だな。


「ここで買ったものは持ち帰れるのか」

「ここは住民と旅行者双方が使える商店街。ここにあるものは基本的に大丈夫。でも大量買い付けは駄目」


「残念ですわ」

 ヘラ、しっかり釘をさされているなあ。

 そんな訳で端から見て回る。


「これは?」

「魔力充填型携帯灯具。魔力を充填すれば十刻以上持つ」


 値段は銀半貨(五千円)か、結構高いな。


「取り敢えず全部見てから買うかどうか決めるのだ」

 という事はアン先輩、今のを欲しいと思った訳だ。

 確かに便利だし、うちの会費を使えば色々買っても大丈夫だけれどさ。

 そんな感じで色々見て回る。

 微妙に見覚えのある物もあった。


「メル、これはひょっとして、なのだ?」

 アン先輩が小さい棒状の道具風のものを指して尋ねる。

 俺もそれには見覚えがある。


「正解。ホクトとアン先輩が直したあの魔法制御具。ここで売っている」

 これも値段は銀半貨(五千円)だ。


「あれ、メルちゃん。帰ってきたの?」

 店のおばさんはどうもメルと顔見知りの模様。


「まだ学校。今は夏休み」

「どうせなら寄っていらっしゃいよ。お友達も一緒に」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ