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進学先は異世界でした ~俺の異世界学園生活記  作者: 於田縫紀
#9 魔法の街シルダ

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§47 本日の行動予定

 バイキング初体験でよくあるミス。

 それは食べ過ぎだ。

 結果としてアル、ヘラ、アン先輩が部屋で倒れている。

 ラインマインも相当食べていたけれど、身体構造が頑丈なので大丈夫な模様。

 それにどうもラインマインの家の商品が大分使われていたらしいとの事。

 そのせいで物珍しさもそれほど無かった模様だ。


「ここ独自の食品というものは何かあるのかな」

 ラインマインの問いにはアルが答える。

「基本的にアムより寒いからな。小麦と酪農、あとは寒さに強い芋類くらいだろう。まあ基本アムと同じだ。強いて言えば川魚だな」


 まるで歩く事典とか教科書だな。

 今は食べ過ぎで横になっているけれど。


「それでどうする」

「何としてでも色々見て回りたいけれど、この街ってどんな処が見所かがわからないのよね。観光案内とかガイドブックとかも無かったし」


 俺も図書館で調べたけれどそれらしい本は何も無かった。

 ただ、魔法都市と記されているだけ。


「魔法博物館がある。まずはそこを見るのが基本」

 メルは非常に頼りになる。

 というかこの街の情報源は今のところメルだけだ。


「魔法博物館が開くのは何時くらいだろう」

「五の鐘。あと一刻半ある」


「それまでに何とか頑張って消化しよう」

 アルは何としてでも博物館へ行きたい様子。


「あとは今のうちにどんな観光名所があるか聞いておこう。周日によって行けない場所もあるかもしれないし」


 メルが考える感じに首を傾げ、ちょっとしてから口を開く。

「元々観光名所はあまりない。強いて言えば魔法博物館、屋内商店街(バザール)、魔法資料図書館程度」


 俺は少し考える。

 俺が見るべき物は何だろう。

 レマノの知識をひもといてみる。


 一口に魔法と言っても色々な種類がある。

 でも大雑把に分けると二つ。

 自らの魔力を使用して行ういわゆる魔法と物や道具を用いて行う魔術。

 俺が使えるとしたら魔術の方だ。

 そして魔力が無い人が一般的に使えるのも魔術の方だろう。

 なら俺がこの街で見たり調べたりするべきは魔術関係の物品と知識。

 その辺は魔法使いレマノの知識の範囲外だ。


 分類するとこの国の魔法使いには二種類ある。

 血統遺伝(ギフト)系と魔法文明(シルダ)系。


 レマノは血統遺伝(ギフト)系で才能(ギフト)とも呼ばれる、遺伝による個人特有の能力としての魔法を使う魔法使い。

 これは強靱種と同じように魔法使いという種がこの世界に落ちてきたのが始まり。

 彼らの血統が魔法使いの遺伝子として発現したものだ。

 アン先輩はこの部類に入るだろう。


 一方シルダ系と呼ばれるのは知識や学習、道具で補えるタイプの魔法だ。

 いわゆる一つの技術大系的な感じ。

 これは魔法文明から落ちてきた人々の知識とか技術から発展したものらしい。

 もっともこの魔法文明系の魔法にも多少の魔力は必要らしいけれど。


 さて、話を元に戻してと。

 魔術関係の物品や知識を得たいなら、確かに博物館、図書館、バザールという組み合わせは最適だ。

 更に知識という意味ではだ。


「メル、魔術の基本的な本をここで購入して持ち帰る事って出来るのかな」

「基本的には可能」


 大丈夫らしい。

 なら一度は本屋に行こう。

 そう言えばこの世界の本屋は有料図書館を兼ねていることが多い。


「魔法資料図書館って、本が買えるのかな」

「量産されている本なら大丈夫」


 つまり博物館、図書館、バザールの組み合わせのままでいいという事か。

 色々納得した。

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