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神の魔術師~Fall MOON and Golden FLAME~  作者: 壱ノ瀬和実
先導者

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【第一分隊】4

 和川と不知火は魔術的な補助を得た躰で走った。町は既に夜だ。月明かりと民家から零れる人工的な明かり、信号機、街灯、それら淡い光だけが頼りだった。


「お前は、出海が敵と繋がってるって言いたいのか」


 和川は乾燥した空気に当てられ乾いた唇を必死に動かし、不知火に真意を問う。


「だから出海は、二日も経ってんのに、敵がここまで辿り着けていないことを知った、ってことなんだよな」


「早計だよ。何もそこまでは言っていない。ただ、僕らに隠している何かがあるんだろうと思ったまでさ。さあ、赤石が反応している、近いぞ」


 まばらにある住宅街を抜け、田畑に囲まれた学校が見えた。反応はそこにある。


 だが真っ暗な一帯で、二人の目に真っ先に飛び込んできたのは、少年少女の為にある学び舎などではなかった。


 そこには、三人の人影がある。


「いたぞ。出海夕夏と……おそらくは『SSパッケージ』の魔術師だ」


【】シリーズはここまでです。次回からは一話あたりが長くなると思いますが、どうかお付き合い頂けますようお願いします!

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