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異世界で家庭菜園やってみた  作者: 藤原ゆう
家庭菜園事始め
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17.レストランでお食事です(3)

「なかなか見る目のある人だね。男爵夫人は」


「そう、ですね」


向かいの席に移ったウリエルは、じっと悠里を見ている。


その視線に食べにくさを感じて、悠里はナイフを置いた。


「何ですか?」


「公爵を見ていたの?」


「穴のあくほどは見てませんよ。ただ、かっこいいなあと思って見てただけですもん」


「見てたんじゃないか」


「で、でも、ウリエルさんだって、すっごく可愛い人がいたら見るでしょ?それと同じですよ」


「見ないよ」


「嘘」


「嘘じゃない。俺が見たいのは、ユーリだけだから。ユーリ以外の女性を可愛いとは思わないよ」


「う、嘘ですよ。冗談ですよね?」


「こんなこと、冗談では言えない」


確かに、ウリエルはどこまでも真剣だった。


また切なげに揺れる瞳が、悠里を捕らえて離さない。


「ああ、もう。この際だから、はっきり言おう。俺はお前に惹かれてる。もう、どうしようもないくらいに惹かれてるんだ。

さっきみたいに、お前が他の男を見たりするのは耐えられない。

……お前にも、俺だけを見て欲しいんだ」


そう告げると、ウリエルは片手で顔を覆った。


心の中はぐちゃぐちゃだった。


嫉妬に煽られて、言うべきでないことを言ってしまった後悔が押し寄せる。


(順番がめちゃくちゃだ……)






ただ鍬を求めるだけの旅であった筈なのに。


波乱含みの展開に、悠里の思考は停止中……。








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