二十五話 第二段階:合体機構の試験
二十五話 第二段階:合体機構の試験
調律者たち「合体だーー!!」
「ついに来た!!」
「ロマンの時間!!」
ミカ「ロマンじゃないってば!!」
ハル「ミカ、行くぞ。
波形同期、開始する」
ミカ「……う、うん!」
タケル(観測装置が悲鳴を上げる)
「うわあああああああ!!
二人の波形が……重なっていく……!!
これ……すごい……!!」
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《合体シークエンス》開始
ハル「ゼロ・バース、合体モード移行」
ミカ「1号機、同期開始!」
機体の周囲に青と赤の光が走る。
調律者A「位相ジョイント、安定!!」
調律者B「コックピット移動レール、作動!!」
調律者C「波形同期率……上昇中!!」
ハカセ「ほっほっほ……
これが“二つで一つ”の姿か」
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そして――
ガシィィィィン!!
二機が重なり、
光が弾ける。
タケル「……っ!!
視界が……安定した……!?
二人の波形が……完全に一致してる……!!」
レイナード「……これが……合体機体……!」
ミカ「ハル……聞こえる?」
ハル「ああ。
ミカ、行くぞ。
初陣だ」
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合体機体、戦場へ
敵機が一斉に襲いかかる。
だが――
合体機体は、
まるで“境界そのもの”を切り裂くように動いた。
ハル「ミカ、安定因子を前へ」
ミカ「うん!
揺らぎ、固定する!」
敵機の動きが止まる。
ハル「――終わりだ」
ズバァァァァァン!!
光の軌跡が走り、
敵機が一瞬で霧散した。
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初陣は、圧倒的勝利だった。
ミカ「……すごい……
これが……合体の力……?」
ハル「まだ調整の余地はあるが……
悪くないな」
タケル「……すごい……
本当に……二人で一つなんだ……」
レイナード「……胃が痛いが……
これは……希望だな」
ハカセ「ほっほっほ。
これで“境界踏破”の準備は整ったのう」
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合体機体の初陣は圧倒的勝利だった。
だが――その裏で、誰も予想していなかった“代償”が静かに積み上がっていた。
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