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日常で世界を変える(白州編)  作者: mei


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1月7日 第4クール(4日目)

 昨日から学校が始まっていたが、勉強会があるせいか本格的に始まったんだとはとてもじゃないけど思えなかった。そういえば、この前言っていた篠木が大学に行く理由。聞いた時は、どの程度信憑性があるのか疑問だった。お金がないから東京に行くなんて。俺には信じられないな。篠木の話では、たしかお父さんの調子が悪くなったらしく、就職することをもともと決めていた。しかし、ある人に誘ってもらって大学に行きながら働かないかと言われたらしい。そんなんで動く篠木ではなかったのになぁ。まぁ、篠木のことはどうでもいいんだけど、アイツと比べるといかに自分が曖昧なまま大学に行くんだなと思ってしまう。

 もしかしたら、俺って大学行く必要ないのかな?そんなことを思ってしまう。いや、行く必要ないかも。なんだか無性に勉強している自分がよくわからなくなってしまう。もし、ここで勉強やめるって伝えたらどうなるだろうか?怒られるかな?そりゃあ、怒られるかぁ。お母さんだけでなく、先生にもいろいろ言われるだろうな。めずらしく、お母さんや先生のことを想像してしまっていた。でも、なんで勉強しないといけないのだろうか?やっぱり、したくないことをするのはおかしいんじゃないだろうか?考えれば考えるほどおかしいと思ってしまう。

 試験が15日ぐらいだから、残り8日ほどかぁ。まぁ、嫌だけどそれまでは頑張るしかないかな。絶対、先生にも言われるなぁ。それだけは想像できた。田井先生とは、もうかれこれ6年くらいの付き合いだからなぁ。俺の行動も全て手にとるようにわかるだろうな。明日、田井先生にもう一度話をしてみようかな?まぁ、話したところで勉強する以外はないのだろうけど。田井先生は、お母さん以上に俺のことを気にかけている。お母さんからも圧倒的な信頼感も置かれているだろう。それは、論理的な話し方ができることに加えて、俺を育てたいと誰よりも感じる先生であるということは大きいだろう。お母さんからしたら安心して任せられるだろうな。田井先生は、今年の冬で退職することも決まっているし、なんとか大学に合格したことは伝えてあげたいなぁと思う気持ちもあった。ただ、勉強はめんどくさい。目の前にある勉強には取り組みたくなかった。頭の中ではいろいろ考えてるけど、実際にはできないというのが俺の特徴だった。なんでできないんだろうなと昔は思っていたけど、今はそういう思いはかった。

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