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日常で世界を変える(白州編)  作者: mei


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12月29日 第3クール(4日目)

 なんでここにいるのだろうか?自分でもよくわからない。ただ、篠木の言われるがままに説得されここにいる自分に驚いていた。俺がいるのは、体育館。ボールを受け取った荻野は、鮮やかにゴールを決め大きな声援が鳴り響いている。まるで、スター選手かのような歓声だ。彼は、いつもこうして活躍しているのだろうか?どうやら、今日は長丁場になりそうだ。荻野がいるチームには、各高校の生徒たちもたくさんいることを篠木が教えてくれた。

 まずは、1人目の守田工業高校の館沢宏輝。もとはといえば、荻野が館沢を誘ったところからこのチームができたらしい。そのため、荻野を除くと館沢は、このバスケチームの中で最も古くからいるメンバーらしくバスケも上手いらしい。ポジションは、守備の人間らしい。正直バスケの守備と攻撃の違いすらわかっていない。みんなで守ってみんなで守るのとは違うのだろうか?

 その館沢が連れてきたのが淮南高校の堂林直生だった。コイツは、俺でも知ってるくらい有名な奴だ。なんかで忘れたけだ1年の頃からよく耳にする名前だ。篠木が言うには、学校ではテニス部かなんかに入っているらしいな。たしかに顔もイケメンだし友達も多そうだな。ていうかバスケって5人でするんだ?俺はそれすらもわからなかった。

 そして3人目が海美高校の服部勇吾。コイツは、ひょんなことからたまたまこのコートに来たのだとか。その時に声をかけたのが荻野らしい。関西から引っ越してきたら奴らしく話し方や振る舞いがこっちの人間っぽくないとさっき言われていた。まぁ、関東といえども所詮長野だし、そんな大したことはないんじゃないかとすら思えてしまう。

 最後の4人目は、取手高校の椋木誠司。この5人の中で最も話をしないんじゃないかと思うくらい静かな奴だ。正直、何を考えてるかわかりにくく俺に似ているなんていう話もあるくらいだ。ただ、コイツは物凄くバスケが上手いらしい。特に、得点能力はずば抜けているらしく、かなりの強者らしい。たしかに、今日の試合もコイツが何点とってるんだと言わんばかりに決めているらしい。

 今試合に出ている5人のうち、4人は既に大学も決まっているらしい。それなのに、荻野はというと大学のことは考えずにバスケをしていることが篠木にはよくわからないらしい。この5人以外にもまだ何人かいるらしい。そう考えると同じ高校生とは思えないコミュニティだな。早く試合が終わってくれないかと願うばかりだった。

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