12月27日 第3クール(2日目)
荻野「へぇー、じゃあ、その自閉症っていうやつなんだ?」
俺 「ああ。聞いたことないの?」
荻野「まったく、なんなのそれ?」
俺 「自分でもわかんないよ」
特徴は、ネットで探せばいくらでもあるんだろうけどそんなもの理解したいとすら思わない。
荻野「おもしろいね、白洲くんって」
俺 「そうかな」
荻野「よくいるような奴と話すより全然おもしろいよ」
"それって、私の話?"荻野の後ろから篠木がやってきた。
荻野「ちげーよ」
篠木「ホントかなぁ?怪しいね」
荻野「コイツって、ホントに昔からこんな感じなんだよね」
俺 「二人は知り合いなの?」
すると、荻野は二人の関係性を話し出した。二人がどうやら出会ったのは、もう小学生の頃かららしい。きっかけは、荻野と篠木の共通の知人である"新田嗣ニ"という人がきっかけらしい。聞けば、聞くほどいろんな情報が出てくるが全部は拾いきれない。荻野は、もともとバスケ部に入っていたらしいが、今は外部のバスケ部スクールに入っているのだとか。
篠木「今度、試合観に行かせてよ」
荻野「いや、今は受験に専念しろよ」
篠木「一日くらい、いいでしょ」
荻野は、勉強だけでなくスポーツもできるということかぁ。どうやら、スポーツ推薦がいろんな大学から来てるらしい。しかし、それを捨ててでも、受験で入りたいようだった。
荻野「白洲くんだったら来ていいけど」
篠木「なんで、私はダメなのよ?」
荻野「そりゃあ、うるさいからだよ」
篠木「えー?」
相当嫌だったのか、かなり声が大きくなっていた。
篠木「じゃあ、一緒だったらいいの?」
荻野「まぁ、静かにするなら」
篠木「もう!!白洲くんいいよね?」
俺 「ん?」
なんて言っていたのか全く聞いていなかった。とりあえず、返事だけしてるのがバレてしまう。
荻野「じゃあ、一緒に来たらいいじゃん」
篠木「いつあるの?」
荻野「29日の夜にあるよ」
篠木「えっ、本当?もうすぐじゃない」
すると、篠木が質問してきた。どうやら、29日に一緒に行けるかどうかということだった。でも、29日に空いてるかどうかなんて俺は知らない。相変わらず、こういうめんどくさい奴らと絡むと大変だな。気がつくと、俺は何もわからずに話が進んでいることを理解したのだった。




