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Replacement love  作者: 悠里
3/7

転落


「……それでね、田原くんに告白されたんだ……どう返事すればいいと思う?」


私は男子で仲がいい佐野侑斗に相談していた。


侑斗もかっこよくて、男女問わず人気がある。


「どう返事すればって……んなのOKすりゃいいんじゃねぇ?田原同じ部活だけどめっちゃうめぇしイケメンだし、彼氏としては申し分ないぞ。俺が付き合いたいくらいだよ」


「なっ…………侑斗きもい!」


「ははっ、でもな、田原はほんとにすげぇ奴だしさ。前向きに考えろよ」


「えー……でもね、田原くんのは恋愛感情じゃないの。なんかね、こう…………」


美由紀の言う通りだ。


「うーん…………」


考えても考えても分かんない。


「そんな考え込むなよ。お前の好きなようにすればいいんだよ。」


その好きなように、が分かんないから聞いてるのに…………


「……だって……分かんないもん……」


全然わかんなくなってきて、私は気付いたら泣いていた。


「あっ!?おま、泣くなよ!落ち着けよ!悪かった!お前天然だしな、考えても分かんないだろうに…………」


美由紀と同じこと言ってるし…………


「だっ……て、考えても考えても分かんなっ……」


「あーほら!ここで泣かれてもあれだし……屋上行くぞ!」


そうして、私は侑斗に手を引かれて屋上に連れていかれた。








「……落ち着いた?」


「ん、多分…………」


屋上の風にあたりながら柵に手を添えていた。


そうしながら侑斗を見ると、優しげな瞳で私を見ていた。


「……っ」


ドキッとした。


なんだろう、この気持ち…………


よく、分かんないけど……しゅわってして、なんか…………なんか……


「……莉奈」


「あっ……うん」


「あんまり、考え過ぎなくていい。お前が田原に会ったらどう思うかで、告白の返事を決めろ。」


真っ直ぐな侑斗の瞳。


なんだか大丈夫な気がしてきた。


「侑斗、ありがとう…………」


やっと心からの笑顔でそう言えた。


「おう!」


侑斗は、私の頭をくしゃくしゃと撫でた。




すると、いきなりごぉっと強い風が吹いて、私は柵の外に出てしまった。


「莉奈っー!」


侑斗は私を助けるために柵の外に出た。


すると、また大きな風が吹いて、私たちは落ちてしまった。






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