はじめての告白
「ふぅ…………疲れたぁ」
疲れ果てた私は、思わず教室でそう言った。
「莉奈っおつかれ〜!」
友達の美由紀はそう声をかけてくれた。
「ありがと、美由紀……」
「いーえいえっ、友達でしょっ!」
「うん……!」
美由紀みたいな友達いて幸せ…………
すると、同じクラスの田原健太くんが校門にいた。
何してるのかなぁ?
「田原くん、何してるの?」
そう声をかけてみた。
すると、「うわぁぁっ!」と驚かれて逆に私が驚いた。
「えっ……あ、斉藤さんっ……!?あっ、の、俺さ……その」
なんか挙動不審になってるなぁ……面白いなぁ
「どうしたの?」
「あっ……の、俺、入学式のときから、ずっと斉藤さんのこと好きだった!
その、よかったら、付き合ってください!」
そんな声が響いた。
一瞬、意味がわからなかった。
「…………ぇぇえっ、ぅえっあ、え!?!?」
私は驚きのあまり変な声を出してしまった。
「あっ……驚かせてごめん、返事はいますぐじゃなくていいから」
と言うと、田原くんはすたすたと去ってしまった。
男子にも女子にも人気で、かっこよくてサッカー部の田原くん。
そんな田原くんに告白されるなんて…………
「い〜やいや、莉奈ぁ〜、青春だねぇ〜」
「ひゃっ!あ、み、美由紀っ……」
「OKしちゃえば?どうせ莉奈も意識してるんでしょ?」
美由紀はほんとに…………
「そういうんじゃ、ないよ…………」
「えっ、じゃどういうのなのよ〜」
美由紀は笑いながら言う。
「田原くんは……恋愛感情っていうか……、なんだろう…………」
「あーもう、莉奈の天然な性格じゃ考えたってわかんないでしょ?ほら帰ろ。」
そう言って美由紀は私の腕を引く。
「うん…………」
私もそう答えて家路についた。




