エピソード ネコさんは、世界を救う⁉
『姉のミズキです。やばいです。野良犬との格闘で興奮して、ネコの事をすっかり忘れていました。どっどうしょ』
『妹のユウキです。でました。猪突猛進お姉ちゃん!まさかここまでのめり込むなんて!』
『おばさんでございます。ミズキちゃん変わらないね!確か・・あの時は猫からユウキちゃんを守って顔中傷だらけになっていたけど・・・怪我した事に気付かずユウキちゃんを守っていたよね!あとでお母さんがミズキちゃんの顔を見て驚いた事に驚いて泣いたんだよね』
「あはははは!もう猫嫌いは治ってませんか?」
「とんでもないです!もう最悪です」
一同皆ミズキの態度に笑っていた。
なこおばさんと再会を約束して二人と一匹は帰宅の為に車を走らせた。
「お姉ちゃん」
「何ユウキ?」
「もう大丈夫だね」
「何がよ・・・」
「ジョン子ちゃんのこと」
「あんたねぇ・・・まぁ病院行って診てもらったからねぇ〜」
「そうじゃなくて・・・」
「ん?」
「お姉ちゃんのジョン子ちゃん嫌いなとこ!」
「全然!あっそれよりあんたこいつの主治医さんに連絡しとかなくていいの?」
「あっそうだね。一応連絡しとかなきゃね。と言うわけで運転手さんジョン子ちゃんのかかりつけ病院に向かってください」
「わたしはタクシーの運転手じゃなぁい。それに電話しとけばいいじゃない」
「ダメだよ。ちゃんとジョン子ちゃん見てもらっとかないと!それにお姉ちゃんが最初にみてもらっとけって言ったじゃない」
「あたしは、別に・・・あぁ・・・もっ!」
「あらぁ〜ユウキさんどうされたんですか?」
「はいジョン子が犬に噛み飛ばされたんです・・・」
「あっすぐに近くの病院で診てはいただいたんですけど、こちらの先生にも症状をご連絡させていただきたくて・・」
「お姉さんありがとうございます。ジョン子ちゃん大変だったわねぇ。直ぐに先生に見てもらえるようにしますから!しばらく待合室でお待ちください」
「あぁ別に診察までしていただかなくても・・・」
ミズキの声は届かず看護師は診察室に消えていった。
ニャー。シャー。・・・。ミャオ。相変わらずの待合室での猫達の鳴き声にミズキは思い出したかのように、外に出ようとした。
「お姉ちゃんどこ行くの?すぐ呼ばれるから待ってなきゃ!」
「もうあんた一人大丈夫でしょ!わたしコーヒー飲んでくるから」
ミズキはそう言うとさっさと病院の外にある自販機まで走っていった。
『姉のミズキです。なんなの私が奴を心配したって?どう言う事ですか?奴が野良犬と戦って噛み飛ばされたのはわかっているけど・・・なんでそれで私が奴を・・奴らを好きにならなきゃならないんですか?さっきはちょっと興奮してただけです・・・よ』




