エピソード ネコさんは、世界を救う⁉
ユウキたちを野良犬数匹が囲み、今にも襲おうとしていた。
「あっ!ジョン子!危ない!!」
ジョン子はユウキたちと犬の間に全身の毛を逆立てさせ、野性味全開で犬と対峙している。
「ちょっとあんた達何してんのそこどきなさいよ」
ミズキが野良犬を牽制した。野良犬たちは一斉にミズキの声に反応した。その隙を突いて野良犬めがけてジョン子が飛び掛かっていった。ジョン子は一番手前の犬に飛び掛かると猫パンチを炸裂させた。ただ先日ミズキと風呂場で格闘した時の猫パンチとは違い敵意剥き出し、爪も剥き出しで何度も叩きかぐって一匹の野良犬を戦意消失に追い込んだ。すると、ボス犬らしき犬がジョン子の前に立った瞬間ものすごい勢いでジョン子を噛み飛ばした。
(ギャッ)
「キャァァァァァ」
ジョン子は2〜3メートル吹き飛ばされ横たわっていた。
ミズキはジョン子のところに駆け寄りジョン子を抱き抱えると、ユウキのところにジョン子を連れていった。
「許さない・・・」
「お姉ちゃん⁉︎」
「許さない・・・」
「えっ?」
ユウキはミズキの顔を見上げると普段からは想像出来ない怖い顔をしていた。ただその顔をユウキは何度か見たことがあった。
「あんた達わたしの妹達になんてことしてくれたの!絶対に許さないから覚悟しなさい」
ミズキはそういうと先程ジョン子を噛み飛ばしたボス犬の顔めがけてパンチを繰り出した。ボス犬はミズキの腕に噛みつきジョン子の時の様に頭を振ってミズキにダメージを与えようとしていた。
「・・・・ふっ!そんなの効かないよ。わたし完全防備してるから」
ミズキは腕をそのまま犬に押し当てて犬の首を羽交締めにすると、犬をなぎ倒しボコボコにしてしまった。周りの犬はボス犬がボコられているためなすすべなく戦意消失しただ見守るだけだった。
「おっお姉ちゃん・・お姉ちゃぁ〜ん」
「あっ!」
ようやくボス犬からミズキが離れた時犬たちはまるで飼い犬の様に大人しくなっていた。
「ハァハァハァ。いいあんた達これ以上悪さしたら今度は・・・わかったね!」
クゥンクゥン
「なこおばさん!ユウキ大丈夫だった?怪我なかった」
ユウキとなこおばさんは顔を見合わせ互いの無事を確認していた。
「私たちは大丈夫だったけどジョン子ちゃんが・・」
ミズキはジョン子を見つめてジョン子の様子を伺っていた。
「あんた見直したよ!すぐ病院に行こう」
ジョン子はユウキの腕の中で横たわっていた。
「なこおばさん近くに獣医さんない?」
「うちのみーのすけのかかりつけ医で良ければ・・」
「ありがと!そこ行きます。ユウキ!」
ミズキは座り込んでいたなこおばさんに手を差し伸べて立ってもらうと、ユウキにも同じ様に手を出して立たせて
病院へ急いだ。




