エピソード ネコさんは、世界を救う⁉
『妹のユウキです。お姉ちゃんから今、今日あったジョン子ちゃんと戯れてた話を聞いているんだけど・・ただ楽しそうだなってしか思えないんですけど・・。それよりジョン子ちゃんもお疲れだったみたい』
「そんなに大変だったんだぁ!まぁでもお姉ちゃんはジョン子ちゃんのことしっかり見ているからそのうち慣れてくるよ」
「なっなに言ってんの!慣れるって!そんな恐ろしいこと言わないでよ」
「まぁそんなこと言わずに・・ところで今朝言ってたけどこのまま話をしてもいい?」
ユウキから話半分で聞き流されたショックはあったものの素直に聞くことにした。
「でなに?」
「単刀直入に聞くけど・・お姉ちゃんってなんでそんなに猫さんが嫌いなの?」
「えっ!ユウキ!ホントに知らないの?」
「うん!全然知らないけど」
「小さい頃さぁよく近くの神社の境内で遊んでたじゃない!」
「うんいっつもお姉ちゃんと遊んでた!あれって引っ越す前だよね」
「そう!ここじゃなくて前の家の近くの神社」
「名前なんって神社だったっけ?」
「わたしに言わせるの!」
「えっなんで?」
「はぁ〜。宇美祢古神社」
「ウミネコ神社!あははは。やっぱお姉ちゃん猫から離れられないじゃない!」
「・・・」
「その神社でいつも近所の子達と遊んでたたんだけど、ほら昔って神社とかに捨て猫とかいっぱいあったじゃない?」
「まぁ確かに子ネコがいっぱいいた気がする」
「でさぁみんなでその捨て猫と遊んでたたんだけど・・、たまたま子猫だけじゃなく親猫も一緒に捨てられてたんだよ」
「うんうん」
「そしたら、あんたが子猫を撫でようとした時に親猫が子猫守ろうとあんためがけて凄い勢いで向かって来たのね」
「それで?」
「で。わたしがあんたと猫の間に入って親猫があんたに悪さしないようにしたら・・・」
「したら?」
「あんたの代わりにわたしの顔を爪でかぐって来たんだよ」
「え〜お姉ちゃんの顔を!」
「そう!縦に横にシャッシャッシャッて感じで・・・」
「で猫はどうなったの?」
「わたしがギャン泣きしたんで驚いて親子ともどもどっか行ってしまったんだと思う。まぁそれからだよ猫嫌いになったのは」
「えっでもお姉ちゃん泣く事があるんだ」
「ちょ〜!だって顔中傷だらけの血だらけだったんだから。ほら額のところにまだ薄らと傷痕があるんだから!」
「えー!ほんとだぁ!そんな事があったなんて覚えてないけど・・・。ごめぇ〜んありがとう!」
「まぁそんなんで嫌いになったというわけです。はい!」
「でもそれならうちのジョン子ちゃんみたいに気立の優しい猫さんなら大丈夫だよ!」
「いや、だからなんでそうなるのよ!それにさっき話したでしょ奴の本性を」
「だったら・・そうだ!いい事思いついた!!」
「何よ?また変なこと言い出すんじゃないでしょうね」
「全然!その宇美袮古神社に行ってお祓いして貰えばいいじゃない!」
「なんでそうなるの!!」
「だってさぁ刑事ドラマとかでもよく言うじゃない現場こそ解決の手がかりがあるって!」
「・・・・あんた・・別に・・好きにならなくったって!」
「でも就職先には猫の上司がいるじゃない!」
「あぁ・・・もっ!」
「ほらね!」
『妹のユウキです。フフフお姉ちゃんの猫好き計画始動しました。猫が嫌いになった原因が私だったなんて驚きだったけど。まぁ子供の頃だったし、お姉ちゃんもその事で私のことを嫌いになってなかったし!ありがとお姉ちゃん。これから頑張ってね!フフフ』
『あぁ〜もうずーっと猫がつきまっとってる。姉のミズキです。私ってユウキの言うように猫にたたられるんでしょうか?座敷童子って猫を追い払うって願いを聞いてくれるんでしょうか?』




