エピソード ネコさんは、世界を救う⁉
誰かがミズキの叫び声を事件と早とちりして警察を呼んでいた。
「警察です。通報があり駆けつけました」
「・・・えっ⁉︎」
「どうされたんですか?またなにかしたんですか!それとも泥棒にでも遭遇されたのですか」
「いっいえ・・・」
ざわざわヒソヒソ
これまたサイレンの音を聞きつけたご近所さんが家の前に集まってきていた。
ミズキはなにが起きたのかわからず立ち尽くしていた。
「くっ。真っ黒い物体がいっ今家の中に・・・」
「真っ黒装束!それって強盗か何かかもしれませんね。貴方は後ろに下がっていてください。私が対応します。」
「あっ・・」
「家の方ですか、こっちで状況を教えてください」
「・・・・」
ミズキは女性の警察官から叫び声を上げた経緯を聴かれていた。その間ミズキ達の家の中に黒い装束を逮捕しようともう1人の男性警察官が腰の拳銃に手をかけながらゆっくりと家の中に入っていった。
「そんな事で警察を呼んだんですか!」
「いいえわたしは呼んでませんが・・・」
「家に黒い物が入ったくらいで警察を呼ばないでください」
「ですから・・・すみません・・・」
家の中から女性警官の無線を呼んできた。
「誰もいない。ただ廊下がやたら泥だらけになっている・・他の窓から逃走したのかもしれない」
「あぁー大丈夫ですすぐに引き返してください。解決しました」
「うわぁぁぁぁ」
家の中から男性警察官の叫び声が聞こえてきた。
ミズキと女性警察官が一斉に家の中を見ると家から黒い物体がすごい勢いで出ていった。
その後、男性警官が家から出てくるとミズキが申し訳なさそうに出迎えていた。
「あれですね黒装束の正体は!」
「はい黒い物体ですけど・・・」
結局警察も駆けつけた勢いを誰に当たるわけにもいかずミズキに最近で2回も呼んだ事を注意して引き上げていった。
警察が帰ると近所の野次馬たちもそそくさと引き返しまるでなにもなかったかのようにミズキは1人玄関先に立っていた。
「ニァ〜」
「あぁ〜。もっ・・・なんでこんなことになるのよ・・・。・・ん?うわぁ!なに?・・・ゲェ!もしかしてあんたうちの猫なの?・・・うわぁ〜泥だらけじゃない!しかもビショビショになって。どうすんのそんな格好で家に入って。家中泥だらけになっちゃってるじゃない!早く家から出てって。あぁもう最悪だけど・・・。どうしてぇ」
『姉のミズキです。・・・・・・』
「あっ!お姉ちゃんからチャットだ、また何かあったの?」
ミズキはジョン子が家に帰っては来たが、泥だらけのどぶネズミ状態なことを伝えた。あと帰っきたら話があるとも付け加えていた。
(ありがとうお姉ちゃん!ジョン子ちゃんの体洗ってあげてね。それからご飯もあげてね!お腹すかしていると思うから。あっ。お水もお願いします❤️)
ミズキはユウキからのチャットを見てショックを隠せなかった。
『姉のミズキです。ぁぁぁまたこのパターン地獄です。奴がことを起こすと必ずわたしが何かをしなくてはならななるんです。なんとかならないものですか?』
結局ミズキはジョン子が家の周りをうろうろしている間に、家の汚れを綺麗に拭き掃除をし。ユウキの言う通りにジョン子のご飯の準備や飲み水の準備をした。そして1人くつろいで?コーヒーを飲んでいた。
「はいはい。もう!わかったわよ!」
ミズキは飲みかけのコーヒーをテーブルに置いたまま、窓の外を見に行った。
「ニャーにゃーニャー」
ジョン子が中に入れろとエアコンの室外機の上からミズキを呼んでいた。
「うゎ!さいあくなんだけど・・・あんたずっとそこに居ればぁ!」
ミズキはユウキに頼まれようにドブネズミのジョン子をなんとかして洗おうと考えていた。ただ本心ではこのまま室外機の上でユウキが帰るまで放っておいても構わないと思っていた。




