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22歳の別れ  作者: yukko
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さようなら

ベッドに横になって居ても眠れずに茜は夜を過ごした。

空が白み始めている。

朝を迎えた。

何もする気が起きない。


「終わりにするんだ。

 私から言うんだ。」


茜は自分を奮い立たせようとした。

その位時間が経ったのだろう。

スマホを手にして、ずっと指は動いていない。

翔也との日々が走馬灯のように思い出される。

デートで行ったコンサート、映画。

誕生日を二人で祝った。

初めてのクリスマス。

初めてのバレンタインデー。

初めての口付け………そして初めて二人きりで迎えた朝。

涙が出て来た。

もう泣いてばかりだから、出るとは思わなかった。

泣いて、泣いて、泣き尽くして………それでも最後の言葉を………出来ない。

言葉が出て来ない。


翔也のアカウント……ぼんやり眺めている。

どのくらい時間が経ったのだろうか、やっと茜の指が動いた。


【翔ちゃん、終わりにしよう。

 今まで楽しい想い出をいっぱいくれて本当にありがとう。

 幸せになって下さい。

 さようなら。】


そして、翔也をブロックした。

着信も拒否した。

そして、スマホを顔に当てて茜は泣いた。

声を出して泣いた。

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