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『海澪 -千年の縁-』  作者: 木峰圭介


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(75.1) カロンセグー

 ご飯を炊く。これは星来(せいら)の担当。ちゃんと測って目盛りに会わせて水加減をしてスイッチを入れる。無洗米だから簡単だ。

「ここから湯気が出てきたら、火傷しちゃうから気をつけてね」

 そして、ソースを作る。海澪(みお)が棚から、可愛いというだけで選んだハートマークのラベルのワインを見つけて来た。カロンセグーと読むのかな?と思いながら、明音《あかね》が栓を開け、ドバドバっと無造作に小鍋に入れる。しっかり煮詰める役は海澪(みお)にやってもらう。

 生の肉は無かったので、ハムとベーコン、ソーセージ、玉葱。冷凍室からミックスベジタブルを見つけ、解凍させてる間に、玉葱、ソーセージを同じくらいの大きさダイスに切る。ハムとベーコンは大きく半分程度に。

 サラダに使えそうな葉っぱは手でちぎって水にさらすのは、手の空いた星来(せいら)。

 残った玉葱の半分くらいは、海澪(みお)にスライスにしてもらう。

「左手は猫ちゃんのお手てね」

 昔、そう母に教わった事を思い出す。

 他にも欲しい材料はあるけど、あり合わせって言うのはこんな物だ。

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