↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『海澪 -千年の縁-』  作者: 木峰圭介


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
76/92

(74) 龍神の報い

 村人らが狗児(いぬこ)と呼ぶ、役人のごろつきのひとりがこの村で怪我をして、亡くなり、わたじが濡れぎぬをかけられそうだという噂は、ここにいる人達は知っていた。近いうちに見聞に来るという噂も広がっている。

 わた助は、解決のために自分の村の人だけでなく、この近隣の村人全てを目撃者にしようと企てた。

 『わたじは、罪を犯した。その報いで、海の神、龍神に連れ去られた。自分の村人が口裏を合わせたのではない。皆がそれを目撃したのだ。村の舟は一艘も減ってはいない。逃がしのでも、逃げたのでもない。龍神の罰を受けた』

 誰ひとりとして、わたじが罰を受けたとは思っていない。

 「わたじは龍に連れ去られたのを、皆は目撃した。きっと、龍神の罰を受けたのだろう」そう証言すればいい。

 神罰は既に下っていた。役人達も、それ以上は面倒な手間をかけなくてすむ。


 わた助の企みは、思い通りに上手くいった。

 

 しかし、この歌垣の夜に、もうひとつの事件が起きていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。