↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『海澪 -千年の縁-』  作者: 木峰圭介


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
66/95

(64) パパのナイフなんていらない

「このナイフは? 手作りっぽいね」

 明音(あかね)が尋ねる。

「わたじさん、つまり海澪(みお)のパパが、龍の宮を離れる時につぐに残したナイフですよ。つぐ姫は、ずっと肌身離さず持ってたんです」

「パパは嫌い! ママを捨てた!」

 途端に海澪(みお)は不機嫌になる。

「でも、あんなに大事にしていたのに、なんで送ってきたんだろう。海澪(みお)に送るなんて……僕達が人間界(こっち)にいるからなのかな?」

「何か海澪(みお)ちゃんに役に立つかもしれないって、さっき言ってなかったっけ。人の世界にいれば、何か繋がるかもってことじゃない。海澪(みお)のママは、海澪(みお)にパパの事も知ってもらいたいんじゃないかな」

 明音(あかね)は推測する。

「別に、知りたくない。……ねぇ、ママの鱗を一枚持っていていいかな?」

「もちろん!」

「友達に、自分でぬいぐるみ作る子がいるんだよ。星来(せいら)ちゃんの這子(はうこ)を改造してもらおうか? ポシェットみたいに入れられるようにするとか。星来(せいら)ちゃんがよければだけどね」

「いいね。依代に使わせてもらってるだけだから、物があれば、形が変わっても大丈夫。何なら変身も慣れてきたし、ステラなら動けるしね」

「ナイフも、御守り代わりにするなら、なんとかしなきゃね」

「パパのナイフなんて、御守りにしたくない」

「ママの笄(こうがい)とセットにできればいんじゃない? 修ちゃんにも相談してみよう」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。