↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『海澪 -千年の縁-』  作者: 木峰圭介


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
57/92

(55) 明音《あかね》の専攻は民族学

 〝まめぞう〟に行くと、修はまだソファー席で寝ていた。パンツひとつ、長い髪はボサボサ。自称イケおじで売っているが、見せられた姿ではないが、優美(ゆうみ)には、見慣れたいつもの姿だ。

「今日は帰らせてくれよ。風呂に入りたい」と修は愚痴をこぼす。

「情けないキリストみたい……」

「星来(せいら)も言うね。的確だけど、それは、キリストさんに失礼だからね」と優美(ゆうみ)。

「その前に俺に失礼だからね」と修は笑う。

 笑いながら、二人の姿を見て思う。夏休み中はまだいいけど、新学期が始まったら、ひとりでは歩かせられないな。家出娘か、迷子だ。修と一緒だとしても、下手したら不審者にならないか? 特に星来(せいら)は、ひとりにしたら絶対にすぐに声をかけられる。 お嬢ちゃん大丈夫?って。


 ドアベルがカランと鳴って、ドアが開いた。

「明音(あかね)ちゃん、早いじゃない」

「そりゃ、昨日の今日でしょ。気になるし学校休みだから、早く来ちゃった

。……って、なんで可愛い子が二人に増えてるの?」

 明音(あかね)が海澪(みお)を連れて来て、すぐ帰った時には、星来(せいら)はまだ姿を現してなかったから、疑問なのは当然だろう。優美(ゆうみ)が説明をする。

「やけに理解が早いのね。私なんて見ても頭が追いつかなかったわよ。まぁ修ちゃんの〝見える〟のに少しは慣れてはきているけどね……」

「なんてったって、わしは民族学専攻ですからね。趣味で文化人類学を少々かじっております」と明音(あかね)。

「ねぇ、星来(せいら)ちゃんがその這子(ほうこ)に隠れるの見

たい」

 星来(せいら)はしぶしぶといったていで、姿を隠す。

「すごいすごい。動けるの?」

『動かすところがないから、動けないです』

「動画撮りたいけど、ダメだよね?」

『ダメです!』

「だよね、残念」



挿絵(By みてみん)

(AIによるイメージです。時代設定、キャラクター設定を汲んでない場合があります。これから登場するエピソード、登場人物のネタバレがある場合があります)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。