13 クエスト?
ゴーレム騒ぎがあった次の日、俺はまたグランドギルドに来ていた。その目的とは、もちろんクエストである。
「...で、あそこが初心者用の掲示板だ。分かったか?」
先程、俺が迷っていたら、ナバルが教えてくれた。さすがナバル、頼りになる。
「そういやマコト、お前スキルは取ったか?」
「スキル?...あっ」
「クエスト行こうってんのに忘れてたのか...」
完全に忘れていた、ユニークスキルの存在が大きすぎて、普通のスキルの事を覚えていなかったようだ。
「俺は簡単な魔法は覚えたが...」
そういえば、ナバルは魔法使いだ。筋肉ムキムキの魔法使い。なんともアンバランスなのだろう。一応、『魔法使い』は下級職らしい。
「えーと、プロフリからだよな?」
「おう、そっからスキルを取得できる」
『プロフリ』とは、グランドギルドから冒険者になった全員に配布される、ステータスみたいなものだ。正式名称は『プロフィールクリスタル』、通称『プロフリ』だ。
ちなみに、俺の職業は才能のない初級職『レンジャー』だったりする。
「んーと、なになに?」
俺はスキルを取得する前に、いつかの青年から貰ったレンジャーの心得なるものを開く。ふむふむ...。
・基本的に自由形、冒険向き。
・前衛職も可能だが、後衛職もできなくはない。
・能力値は低め。
要約するとこんな感じだ。所謂バランス型なんだろう。前向きに考えれば。
「スキルを取得するにはスキルクリスタルが必要だぞ。確か、グランドギルド側から配布されてたよな?」
「ああ、確かに三つ」
これは腰に下げているポーチから、クリスタルを取り出した。これは『スキルクリスタル』というもので、スキルの取得に使う。配布されるだけではなく、たまにモンスターが持ってるらしい。
というか、なんでこの世界の人はこんなにも『クリスタル』が好きなんだろうか。
「今覚えられるスキルは...二つか」
「レベルが上がれば取得できるスキルも増えるぞ」
・トラップ
・スピードレッグ
現状覚えられるスキルはこの二つだけ。『トラップ』はなんとなく想像てきるが、『スピードレッグ』とはなんだろうか。
「スピードレッグは脚力を上げる魔法です。高くジャンプできたり、速く走れるようになります、か」
とうとう俺も魔法を覚える時が来たか...。
「んで、ここをタップすれば良いんだよな?」
「ああ、消費するスキルクリスタルを触りながらな」
俺はスキルクリスタルを二つ持ち、二つのスキルをタップする。
するとスキルクリスタルは砕け散り、体の中に力が入ってくるような感覚を感じた。
「おおお...なんか凄いな」
「まあ、レベル1だから、あまり良いスキルとは言えないんだけどな?」
「言うなよ...今余韻に浸ってたのに...」
そう、俺の現在のレベルは1。まだひよっこである。ちなみにナバルも1だ。
「...そういえば、お前、武器はどうしたんだ?俺はこの杖があるから良いんだが」
「...あ」
完全に、忘れてました。
僕はクラウドが持ってるバスターソードが欲しいです。




