12 アーリエ家にて
「し、初級職...」
アーリエの家に着いた俺は、事の端末を話していた。
もうなんかアーリエめっちゃ哀れな顔してる。なんか悲しい。
「ははは...それで、こいつはなんなんだよ?」
なんかいたたまれなくなったので話を逸らす。
今、この家はとても揺れている。まるで地震が来たようだが、地震ではない。その原因は俺の後ろで動き回ってる謎生物。岩の巨人のせいだった。
「あー、それ?」
「それ?じゃないから。帰ってきたらなんかこいつに掴まれたんだよ!怖いよ!」
「なんかびっくりして「ピャー」みたいな声出してたね」
やっぱり聞こえてたか...。
俺が帰ってくる時、家の近くに着いたらなんか地響きがしているものだから、「大丈夫か!」って言って駆け込んだら掴まれました。怖かったです、まる。
「いわゆる『ゴーレム』って奴だね。さっきまで研究手伝ってもらったんだ」
「こんな奴どこにいたんだ?」
「えっーとね、これ」
アーリエは腰に下げていた大きい鞄から、テニスボールくらいボールを取り出した。
「なんだこれ?」
「ててててっててー『封印玉』〜。この中に封印してたんだ」
そう言ってアーリエは封印玉をゴーレムに向かって投げた。するとゴーレムは徐々に小さくなっていき、やがて封印玉の中に入っていった。
モン○ターボールじゃないよな?
「凄いな...。これも発明品か?」
「そうだよ。凄いでしょー、崇めても良いんだよ?讃えても良いんだよ?」
アーリエのムカつく言葉は無視し、俺は床に落ちた封印玉を手に取り、それをまじまじと見つめた。ゴーレムが入っているからか分からないが、中から茶色の光が薄っすらと漏れているのが見えた。
「ふーん...」
「なんだよ、その気の無い返事ー」
「そういえば、なんの研究をしてたんだ?」
現在、俺とアーリエは謎の液体が入った壺を挟んで話をしていた。
なんか緑色の液体だよ!ポコポコしてるよ!超怖い!
「なんでも治る万能薬作り。中々成功しないんだよね」
「液体からできるもんなのか?」
「これの中に色々ぶち込んでから、この液体を蒸発させるんだ。錬金術の一種だね」
錬金術...。良い響きだ。元の世界のアニメに『銅の錬金術士』っていうのがあったが、もうめっちゃ面白かった。俺も錬金術を使ってみたいが。
「俺も錬金術使えるのか?」
「基本的に知識があれば使えるけど...、材料集めに手間取るかな。さっきの研究はアイスドラゴンの爪とか使ってたし」
うん!無理!ドラゴンとか超怖い!
錬金術良いですよね。壺とか使って禍々しく作りたいです。




