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あかん。あかんで工藤。


……っは?!私なんで工藤って…?

これも前世の記憶なのかしら。って現実逃避している場合じゃないわ。

どうしよう。これは本当のことを言った方がいい場面?それで糾弾されて死亡?

それとも誤魔化す?でも、後でバレて糾弾されて死亡なんて事になったら…でも今は逃げたい。よし。


つぅーーっと汗が流れた。


「殿下、実はですね。昨日確かに私は彼女を呼び出しました。ええ殿下の仰った通り他の令嬢の方々もご一緒でした。そして…」


「やっぱり!僕の情報網をなめて貰ってはいけないんだぞ!なんで呼び出したんだい?まさか……いじめかい?!いじめはダメだぞ!君には失望した!失礼する!」


そう言って王子は席を立って応接間のドアに手を掛ける。ちょ、勘違いも、それに付随する行動も早いわ!なんなのこの人考える前に行動してるの?でもこっちは生きるか死ぬか掛かってる、逃がさないっ!動け私の足!


「いやいやいや!殿下!話を、最後まで、聞いて下さい。私たちは彼女の気持ちを聞こうとしていただけなんです。彼女も殿下の事が好きだと聞いたのでっ」


思わず王子にタックルしてしまった。

ほら、王子ポカーンしてるよ。

……これやっぱり不敬罪とかで死亡かしら。

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