↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
137/168

第136章 黒い真珠と澄み渡る碧(あお)

第136章 黒い真珠と澄み渡るあお


秋。

南越急行ホールディングスが打ち出した異次元の環境工学オペレーション『プロジェクト・アラル・サンシャイン』により、かつてソ連時代の過酷な灌漑によって9割が干上がり、「20世紀最大級の環境破壊」とまで恐れられたアラル海は奇蹟の復活を遂げた。


地底密閉型ナノパイプラインによる蒸発ゼロ導水、サロナエアコンの大気水分回収ドーム、そして南越アグリの『塩害キラー・グリーン』によるアラクム砂漠の緑化——。それらの技術が完璧に融合した結果、失われていた青い水面は見渡す限りの広がりを取り戻し、かつて「船の墓場」として塩の砂漠に打ち捨てられていた漁船たちはピカピカに修復されて再び湖面へと乗り出していた。


しかし、南越急行ホールディングス最高財務責任者(CFO)である大石専務の頭の中には、アラル海再生の先にある「次なる一手」が、すでに寸分の狂いもなく描き出されていた。


新潟県南部に広がる大沼エリアに位置する、六日町。


本社高層タワー最上階のCEO室において、大石専務は電子タブレットのホログラムモニターに映し出された、ウズベキスタン政府からの「新たな緊急要請文書」を冷徹な目で見つめていた。


『アラル海劇的再生エリアにおける、世界最高峰の超高付加価値水産業・「チョウザメ養殖およびキャビア・エコエコシステム開発」に関する協定提案』


ウズベキスタン政府としては、復活したアラル海の豊富な水資源と回復した生態系を活用し、かつてカスピ海やアラル海周辺の特産であった世界最高級の「キャビア(チョウザメの卵)」の生産拠点を再構築し、国家の新たな輸出の柱としたいという切実かつ合理的な打診であった。


「……チョウザメの養殖、ですか」


ポーカーフェイスの大石専務が、静かにメガネのブリッジを押し上げた。


そのポーカーフェイスの奥で、彼の「二つの回路」が超高速で回転し始めていた。


一つは、もちろん「財務の鬼」としての計算回路。

世界市場において、極上の天然・準天然キャビアは1キログラムあたり数十万円から100万円以上で取引される超・高付加価値商品である。アラル海において世界最大の完全無公害・超高効率なチョウザメ養殖拠点を確立できれば、その経済波及効果と利益率は計り知れない。


そして……もう一つ。彼の中で熱く燃え上がっていたのは、グループ内でも誰もが認める、無類の「大の寿司好き」としての回路であった。


(……黒い真珠、キャビア。とりわけ最高品種であるベルーガ(大チョウザメ)やオセトラから獲れる芳醇なキャビアを、極上のシャリと海苔、あるいは南越アグリの極上昆布締めの白身魚の上にのせた『キャビア寿司』……!)


大石の脳内で、至高の寿司のイメージが完璧なシナジーを描いた。


(かつてアデン湾のジブチで極上のマグロを手に入れ、ケープタウンで極南ミナミマグロに出会ったように……今度はこのアラル海で、世界を絶句させる『至高のキャビア寿司』の原料を我が手で生み出す……!)


「篠原CEO」


大石は一切の迷いなく、向かいに座っていた最高経営責任者(CEO)篠原賢人に向かって、二つ返事で即答した。


「ウズベキスタン政府からのチョウザメ養殖場プロジェクト……我が南越急行グループとして、即刻『二つ返事で承諾(OK)』の回答を出します。私が直々にプロジェクトの総指揮を執らせていただきます」


篠原賢人は、温かいジャスミン茶(南越ビバレッジ特選一級品)を口含みながら、頼もしい参謀の顔を見て穏やかに微笑んだ。


「大石がそこまで即答するのは珍しいね。……もちろん、君に全面的に任せるよ。ただし、今回の養殖場は単なる金儲けであってはならない。せっかく蘇ったアラル海の水資源を一切減らさず、生態系と水質を100%汚染しない『完全循環型・ゼロエミッション養殖場』でなければならないよ」


そこへ、ドアを豪快に叩いて南越重工業社長の古賀副社長が走り込んできた。手には、チョウザメの巨大な設計図が握られている。


「篠原! 大石! 見たかウズベキスタンからの手紙を! アラル海でチョウザメを育てるんだってな! チョウザメってのは古代魚だ、四メートル以上になるバケモノもいるんだぞ! 俺たちの建設技術とサロナの技術で、世界一デカくて綺麗な『天空のチョウザメドーム』を作ってやろうじゃないか!」


大石専務は静かに立ち上がり、ポシェットからジャスミン茶を取り出した。


「古賀副社長、異議はありません。……水資源を一滴も減らさず、環境を破壊しない最新鋭のクローズド・養殖プラントを建設します。プロジェクト・『ベルーガ・ラビット』、即刻発動です」


決意からわずか四十八時間後。


南越通商の超音速大型貨物機『ラビット・カーゴ(B7147C)』の大型フリートが、ウズベキスタンのタシケント国際空港およびヌクス空港へ降り立った。


降り立ったのは、プロジェクト総指揮を執る大石専務、古賀副社長をはじめ、南越建設の井上社長、サロナエアコンの水質環境チーム、南越アグリのバイオ飼料研究陣、そして武沢製薬の水産細胞工学チームであった。


ウズベキスタン水利省の幹部や現地の水産学者が、期待と不安の入り混じった表情で大石たちを迎えた。


「大石専務!来てくださって感謝します! ですが、本当にアラル海の水資源を減らさず、水質を汚さずに膨大なチョウザメを養殖できるのですか? 従来の給餌養殖は、魚の排泄物や残餌によって水質が著しく富栄養化(汚染)し、さらに膨大な淡水を消費してしまうのが最大の弱点でしたが……」


大石専務はポーカーフェイスのまま、一冊の分厚い仕様書をテーブルへ提示した。


「ご心配には及びません。我が南越急行グループが完工させるのは、アラル海の本湖の水に一切の負荷をかけない『完全超循環・バイオナノ・チョウザメギガファクトリー』です」


大石が打ち出した建設構想は、世界の養殖技術の常識を根底から覆すものであった。


一、水資源削減『蒸発・ろ過ゼロ循環システム』

養殖池に使用する水は、アラル海の本湖から直接汲み上げるのではなく、第135章で完成させた地底密閉型パイプラインからの純水を初水として使用。サロナエアコンが開発した「多層ナノ膜・逆浸透ろ過ユニット」により、養殖池の水は100%船内・施設内で連続浄化・再循環される。外部への排水は完全ゼロ(ゼロ・ディスチャージ)、かつ追加の水補給も雨水回収と同等レベルに抑え、アラル海の水位には一滴の影響も与えない。


二、武沢製薬の『バイオ・セル・分解餌&水質クリーン細菌』

チョウザメに与える餌は、南越アグリが開発した高タンパク・完全消化型の『ナノ・オーガニックペレット』。魚の腸内で99.9%吸収されるため、排泄物自体がほとんど出ない。さらに、水中に投入された武沢製薬の「超高効率水質分解バイオ細菌」が、残餌や有機物を数分で無害な水と窒素ガスに分子分解する。


三、サロナエアコンの『水温・水流自動バイオ制御ドーム』

アラル海の旧沿岸地帯に、サロナエアコンが開発したドーム球場三個分の巨大な密閉型温室ドーム『アラル・ベルーガ・ドーム』を建設。冷え込む冬の中央アジアでも、サロナの地熱・太陽熱多層気流システムにより、水温をチョウザメの生育に最も適した「18度・高酸素状態」に24時間永久保持。自然界では15年から20年かかるキャビアの採卵周期を、魚に一切のストレスを与えることなく、健やかに「5年」へと劇的に短縮させる。


「サハラ・ラビット型・全自動シールドマシンおよび無人AI重機群、アラル沿岸部へアプローチ開始!」


井上建設社長の指揮のもと、アラル海の南岸部において、世界最大・最先端の養殖プラントの建設が突貫で始まった。


ナノセラミック防爆・超断熱パネルで覆われた白亜の『アラル・ベルーガ・ドーム』群が、奇蹟のように砂と水辺の境界線に姿を現していく。


「すごい……! 施設内の水が、まるでダイヤモンドのように透き通っている! 水の嫌な臭いが一切しないぞ!」


視察に訪れた現地の水産学者たちが、ドーム内に広がる巨大な円形育成プールを見上げて絶句した。


工事の開始からわずか90日。


完工した『アラル・ベルーガ・ドーム』内に、カスピ海およびヨーロッパの信頼できる保護施設から移植された、最高品種のベルーガ(大チョウザメ)、オセトラ、シベリアチョウザメの稚魚や幼魚、十万匹が解き放たれた。


広々とした清潔なプールの中で、優雅に巨大な巨体を躍らせるチョウザメたち。


サロナエアコンの精密水流制御により、適度な運動負荷がかけられたチョウザメたちは、病気一つすることなく健やかに成長。南越アグリのバイオ飼料と武沢製薬のビタミン管理により、その魚体は極めて健康で、肉質は引き締まり、お腹の中には大粒の極上キャビアがぎっしりと育まれていったのである。


そして……プロジェクト開始から一定の期間を経て、ついに第一期の「超高厳選キャビア」の採卵の日がやってきた。


採卵作業には、南越メディカル・ロボティクスの超精密摘出アーム『ラビット・サージカル』が投入された。

従来のようにチョウザメを殺して採卵するのではなく、無痛の超音波麻酔と微細内視鏡手術により、魚体を一切傷つけることなく卵だけを安全に摘出。採卵後のチョウザメはそのままプールへ戻され、翌年以降も何度も上質な卵を産み続けるという、不滅のエコサイクルが確立されたのだ!


摘出されたキャビアは、武沢製薬のナノクリーンルームにおいて、南越アグリが作った特選・大沼産天然岩塩のみで絶妙に浅漬け(マロソル・低塩分3%)された。


防腐剤や化学添加物は一切ゼロ。


その粒は、直径3.5ミリメートルを超える見事な大粒で、暗闇の中で深みのあるエメラルドブラック(黒い真珠)の神秘的な光沢を放っていた。


「完成した……! 世界最高の完全無公害・純国産ブランド『南越アラル・ベルーガ・キャビア』だ!」


白衣を着た大石専務が、出来上がったガラス瓶を手に取り、ポーカーフェイスの目を細めてその輝きを見つめた。


「……吉村大将。仕込みの準備は整いましたか」


冬。東京・銀座の一角にある、南越急行グループが誇る最高級寿司処『佐渡武蔵・銀座本店』。


ケープタウンから招かれ、『南越・佐渡武蔵・アフリカ最高味覚特別顧問』に就任したあの吉村大将と、『佐渡武蔵』の創業者である武藤大将の二人が、緊張した面持ちで付け場(調理場)に立っていた。


カウンターの中央に座っていたのは、仕立ての良いスーツに身を包んだ「財務の鬼」大石専務であった。隣には、好奇心に目を輝かせた古賀副社長と、穏やかな笑みを浮かべた篠原賢人CEOが座っている。


「大石専務……とんでもないものが届いたな」


吉村大将が、冷やされたクリスタルガラスの器に盛られた『南越アラル・ベルーガ・キャビア』をカウンターへ置いた。


その一粒一粒が、宝石のように張り詰めたハリと艶を誇っている。


「大将。私がアラル海で生み出したこの『黒い真珠』を、あなた方の最高の技で……『至高の一貫』へ昇華させてください」


大石が低く静かな声で頼んだ。


「任せてもらおう!」


吉村大将と武藤大将の二人の手が、同時に素早く動き始めた。


武藤大将が握ったのは、南越アグリが極限の技で育て上げた「大沼産コシヒカリ」の温かいシャリ。その上に、サロナエアコンの低温熟成庫で三日間旨味を凝縮させた、佐渡産の極上「ヒラメの昆布締め」が乗せられた。


そして吉村大将が、銀の小スプーンで『南越アラル・ベルーガ・キャビア』をたっぷりとすくい、ヒラメの昆布締めの上に、惜しげもなくうんもりと盛り付けたのである!


仕上げに、南越ビバレッジ特製の「生搾りたちばな果汁」がサッとひと滴落とされた。


「出来上がった……! 第一貫『ヒラメの昆布締め・アラル・ベルーガ・キャビア握り』だ!」


黒御影石のつけ台の上に置かれたその一貫は、白身魚の透明感のある白と、キャビアのエメラルドブラックが見事な対比をなし、芸術品のような気品を放っていた。


大石専務は静かに息を整え、指先でその一貫を持ち上げた。


「いただきます」


大石は静かにそれを口の中へ運んだ。


その瞬間——大石専務の口内で、前代未聞の「味覚の超新星爆発スーパーノヴァ」が巻き起こった!


(ん……ッ!!!? な、なんだこれは……!!)


歯がキャビアの表面を優しく弾いた瞬間、プチッ、プチッと心地よい弾ける食感とともに、濃厚でクリーミーなキャビアのコクと芳醇な旨味が口いっぱいに弾け飛んだ。


続いて追いかけてくるのは、ヒラメの昆布締めが持つ上品な白身の旨味と、シャリの爽やかな酢の香り。キャビア特有の生臭さや塩辛さは一切存在せず、後味にはナッツのような香ばしさと、橘の爽やかな酸味が完璧な余韻として喉を駆け抜けていったのである!


大石専務は、思わず両手をテーブルにつき、静かに目を閉じた。


ポーカーフェイスで知られるあの「財務の鬼」の頬を、またしても一すじの感動の涙が伝ってこぼれ落ちた。


「……完璧です。キャビアの塩分濃度3%という浅漬けが、白身魚の旨味とシャリの甘みを完璧に引き立てている。アラル海の澄み切った水と、大将たちの技術が……完璧な融合シナジーを果たしている……!」


隣で同じ一貫を口に放り込んだ古賀副社長も、目を丸くして机を叩いた。


「う、うめぇぇぇ!! 大石、なんだこの美味さは!? キャビアってのはクラッカーの上に乗せるだけの気取ったものだと思ってたが、寿司のシャリと合わさると、化け物みたいに美味いじゃないか!」


篠原賢人CEOも静かに一貫を味わい、深く頷いた。


「実に素晴らしいよ、大石。君の『食へのこだわり』が、アラル海に新しい産業を生み、世界中の人々を笑顔にする至高の味を完成させたんだね」


「はい。……感無量です」


大石専務は胸ポケットからハンカチを取り出し、涙を静かに拭った。


『南越アラル・ベルーガ・キャビア』の完成と、それを使用した『佐渡武蔵』のキャビア寿司のニュースは、世界の高級グルメ界と金融市場を瞬く間に駆け巡った。


新形テレビ20のベテラン記者・高橋とカメラマン・井上による特別ドキュメンタリー『蘇ったアラル海〜黒い真珠が紡ぐ奇蹟の旋律〜』が全世界へ放映されたのである。


井上の担ぐ最新鋭8Kカメラの側面には、あのガムテープの切れ端が誇らしげに貼られていた。


画面に映し出されたのは、水資源を100%減らさず、アラル海を一切汚さずに完全循環ドームで育つ無公害チョウザメたちの美しい姿と、パリやニューヨーク、東京の超一流フレンチや寿司店で絶賛されるキャビアの映像であった。


『世界最安にして最高品質:南越急行、アラル海キャビアで世界市場を完全席巻!』

『環境破壊ゼロの奇蹟:持続可能なハイエンド水産業の到達点』


パリのミシュラン三ツ星シェフやニューヨークの有名ディーラーたちが、こぞって『南越アラル・ベルーガ・キャビア』の長期供給契約を買い求め、商品は南越エアラインズの超音速冷送便『ラビット・カーゴ』によって世界中へ即日出荷されたのである。


一方、ウズベキスタンの養殖事業に対し「水資源の枯渇や環境汚染でプロジェクトは破綻する」と決めつけ、南越急行ホールディングスやウズベキスタン関連株に大規模な空売り(ショート攻撃)を仕掛けていたウォール街の悪徳ハゲタカファンド『グローバル・ショート・ファンド(GSF)』の幹部たちは、ディーリングルームで血の気の引いた顔で叫んでいた。


「な……なんだと!? 水資源を一切減らさない完全クローズド養殖場だと!?」


「おまけに、キャビアの外販益だけで初年度から数千億円の現金が南越急行へ流れ込み、ウズベキスタン政府の税収が跳ね上がったぞ!」


大石専務率いる金融部門が仕掛けたのは、完璧な「実益と環境保護」による市場の粉砕であった。


キャビア事業の爆発的成功によって南越急行の株価とウズベキスタン国債が急暴騰したことで、空売りを仕掛けていたハゲタカたちは莫大な買い戻し(ショートカバー)を迫られ、一瞬で数百億ドルの損失を出して全ファンドが破産へと追い込まれていったのである。


すべてのオペレーションが完了した冬の夕暮れ。


六日町メガロポリスの本社CEO室。


大石専務がタブレットの最終決算数値を指で弾き、ポーカーフェイスのまま数字を提示した。


「……篠原CEO。今回の『アラル海チョウザメ養殖&グローバル・キャビアエコシステム』プロジェクト。総投資額800億円に対し、キャビアのグローバル外販益、高級外食チェーンへのライセンス料、ならびにハゲタカどもの清算益を含め、最終的な当期純利益は『2400億円』を記録いたしました。投下資金はわずか一年半で完璧に回収完了です」


「ガハハハ!」

古賀副社長が豪快に大石の背中を叩いた。

「見たか篠原! 大石の『キャビア寿司が食べたい』っていう欲から始まったプロジェクトが、アラル海の水資源を守った上に、2400億円の儲けになっちゃったぞ!」


「はい。今回は環境保護、食文化の革新、そして採算性を完璧に両立させた満点のオペレーションです」

ポーカーフェイスの大石の口元にも、満足気な笑みが浮かんでいた。


篠原賢人は温かいジャスミン茶(南越ビバレッジ特選一級品)を一口含み、ホログラムモニターに映るアラル海の美しい青い水面を見つめた。


そこには、白亜の『アラル・ベルーガ・ドーム』の横を、地元の人々を乗せた観光船が滑らかに滑り、遠くの波間でチョウザメたちが跳ねている姿があった。


「大石、古賀。我々が創り出してきたのは、ただのビジネスやお金ではない」

篠原の静かな言葉に、二人が深く耳を傾ける。


「地球環境を傷つけず、そこに生きる人々に豊かさと誇りを与え、世界中の人々の食卓に感動を届ける『未来へのレール』だ。どんな困難が立ちはだかろうと、誠実さと技術があれば、叶えられない夢など存在しない」


渡辺前社長が遺した不滅の言葉——「会社は人より長く生き続けるべきもの。稼いだ金は未来を信じる魂だ」。


白銀の大沼の空と、遠く中央アジアの澄み渡るアラル海の風が、いま完璧に一つに繋がった。

地球の環境と人々の豊かな未来を足元から完璧に支えながら、南越急行ホールディングスの走らせる無限のレールは、世界の平和と永遠の未来を乗せて、どこまでも、どこまでも力強く伸ばされ続けていくのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。