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おまけのおまけ:本文内で書ききれなかった部分


 以下、各パートで書き切れなかったけれど、作者的には書きたかった部分。


 一回目


 いつきが安斉に通った期間

 ひと月半くらい。


 在人と七海

 両片思いなのは一郎丸だけなんとなく気付いている。


 七海の名前

 つけたのは実母。実母の名前(旧姓)は「美芳野芳美」、弟は「七海セッテ」。


 いつきの友達

 たまに見舞に来てた。


 留島がさしいれした本

 写真が豊富な旅エッセイ。


 七海の髪

 最長で足の付け根くらいまであった。まっくろでまっすぐで綺麗。



 二回目


 囲碁部OB

 もともと男子しかいない部だったので、ある程度以上の年齢の先輩はすべて男性。


 みんなで遊びに

 実はここで留島は七海に惚れている。


 七海の仕事

 オペレーター。


 一郎丸

 幡野と思いを確認し合う前に兄の涼介が死んでしまい、一郎丸家に迎えいれられた。それがもとで幡野とぎくしゃくしてしまい、結局は幡野から離れる選択をしてしまった。


 在人の再婚相手候補

 一郎丸家の傍流のひと。



 三回目


 留島の遺品整理

 留島の母はこの少し前に西風館ホテルを失っている。


 一郎丸と幡野

 涼介が死ぬ前に互いの気持ちを伝え合っていたので、結婚まで漕ぎ着けた。



 四回目


 留島

 幡野と焼け死んだ記憶がないのでのりが軽い。


 一郎丸と幡野

 涼介が生きているが、まだ結婚していなかったのでかけおちした。


 七海

 男女どちらからももてるタイプ。



 五回目


 留島と七海の出会い

 七海は留島に興味がないので、前年の地区予選での留島のことはほぼ忘れていた。


 留島

 中学三年の頃に西風館ホテルのことがあって、七海に安らぎを求めた。


 幡野

 親の反対を押し切って一郎丸と付き合っていたが、涼介と一郎丸が相次いで死に、子どもはできていないのかと一郎丸家から訊かれていた。それもあって人間不信気味だった。


いつきの仕事

 雑誌記者→フリーのルポライター。



 六回目


 留島

 在人が泣いたので、のりが軽くない。


 七海

 在人がずっと沈んだ様子なので、心を痛めていた。


 谷口

 親が西風館ホテルで働いていたパティシエ。


 幡野

 在人のことでなやんでいる七海を、一郎丸がはげました場面を見て、一郎丸と七海が好き合っていると勘違いした。それでふたりから距離をとり、一郎丸からも在人からも好かれている(と、幡野は勘違いしている)七海への嫉妬があり、つい愚痴った。


 七海の自殺

 在人に迷惑をかけたくないというのが最大の動機。


 幡野の「お友達」

 理事連中の子ども達。


 幡野の自殺

 一郎丸に責められたのが最大の理由。


 在人と一郎丸の関係

 在人の家族はうすうす解っている。


 留島

 七海とは面識がない。


 一郎丸

 幡野大へ通っていた。涼介は存命だが体調が悪く、一郎丸が優秀なのもあって、「スペア」扱いだが一郎丸家から認められている。



 七回目


 橋

 十三回目で、一郎丸がいつきを好きだといった場所の近く。十七回目で在人が鉄パイプを捨てた川にかかっている。



 八回目

 意識を失ったけれど、死ぬまでにはだいぶ時間があった。



 九回目

 即死。



 十回目


 一郎丸から留島へ連絡

 幡野が在人から離れることを期待した部分もあった。


 幡野

 一郎丸が好きだったが、涼介がそれなりに健康な状態で、一郎丸との交際を厳に禁じられていた。涼介との婚約が決まりそうになっていたので、在人を選ぶことでそれから逃げた。


 いつきと一郎丸

 どちらも傷心でくっついた。



 十一回目


 幡野と一郎丸

 生徒会の仕事ではなく、ふたりで流星群の話をしていた。


 在人

 最終的に狙撃された。



 十二回目


 家

 離婚に際し、安斉の校区の家を売ってお金を父母で分けた。母といつきが引っ越した先は安斉の校区内の母の実家。


 冬休みの旅行

 涼介が入院していて、予断を許さない情況だったので、幡野の親は幡野と一郎丸との交際を認めていた。


 在人の両親

 再婚はしていない。



 十三回目


 一郎丸

 幡野は在人が好きだと勘違いして身をひいた。いつきが可愛いと思ったのは本当。


 幡野

 一郎丸といつきがくっついたのもあるが、涼介を避けたい気持ちが強くて在人を選んだ。


 在人

 男女ともにもてるタイプ。


 七海

 在人のことは忘れようとしていた。



 十四回目


 在人

 普通に用意してちゃんと家を出たので、家族はいつもよりはやいなくらいにしか思わなかった。



 十五回目


 七海の家の鍵

 鍵をなくした時の為に、花壇に埋めてある。


 かき氷と浜焼き

 おいしい。


 在人の格好

 服もくつも、七海が買ってきたので、寝間着のままではない。


 七海

 在人の子どもかどうか、不安だった。


 一郎丸

 涼介が死んだので家へ戻れた。幡野とはぎくしゃくして、そのまま疎遠に。


 幡野

 留島に一郎丸を重ねている。また、自分と似通った立場に置かれやすいことにもシンパシィを感じている。


 いつき

 普通に大学へ通えている。



 十六回目


 「うちの学校らしい」

 幡野の系列校は偏差値の高さがうり。


 留島と幡野

 いつきの入院後に偶然西風館ホテルで顔を合わせ、シンパシィを感じていただけ。

 勘違いした一郎丸が幡野と距離をとったのが付き合うきっかけになった。


 七海の涙

 一郎丸の前で泣いたのではない。屋上で隠れて泣いていたところに、偶然一郎丸が来ただけ。


 七海と一郎丸

 お互い傷心でくっついた。


 在人の散歩

 まず親にスニーカーを買ってきてもらうところからだった。


 丘の広場

 階段がよい負荷になって、トレーニング効果は高い。



 十七回目


 空いた書記の席

 居なくなった書記は、在人が蹴散らした四人組のうちのひとりの弟。

 鶴城に喧嘩売るのは自殺行為だと思われているので、一家で藁積から逃げた。



 全編通して


 全員の棋力

 幡野>>>>>>>留島>在人>七海>>>>一郎丸>いつきくらい。

 幡野は頑張ればプロレベル。


 七海の実母と弟

 各ループでの七海の結婚式に、弟はほとんど参列しているが、実母は来ていない。七海が嫌いという訳ではなく、七海の継母に遠慮しているのだが、その気持ちが誰にもきちんと伝わっていない。


 一郎丸の父

 亡くなっている。一郎丸は義母とふたり暮らし。


 一郎丸涼介

 死ぬ・死なないのライン上に居る。このひとの生死と結婚、子どもの有無が、一郎丸と幡野の関係性に大きく影響する。一郎丸と幡野が破局する原因は大体このひと。

 一郎丸家と鶴城家が地元で有名な家であり、一郎丸家と留島家が遠い親戚で、一郎丸家と七海家に仕事上での付き合いがある為、鶴城兄妹、留島、七海にもわずかだが影響を与えてきた。

 当人は凄くいいひとだが、いつ死ぬか解らない状態である為か言動が切れ味鋭すぎる。その所為で幡野には相当こわがられ、嫌われている。幡野はどのループでも、涼介との結婚だけはどんな手をつかってでも避けようとしている。


 西風館ホテル

 海沿いに建つ古い欧風建築。留島家が長く経営してきたもので、留島の母方の祖父から母に引き継がれた。

 フランス人と結婚した留島母への風当たりが尋常ではないので、あらゆる角度から経営を邪魔されている。留島が精神的に不安定なのは半分くらいその所為。

 留島の母、もしくは留島が安定して経営を続けているルートでは、見た目は古いが設備は最新鋭のものを導入し、スタッフも高い水準を保っている。その場合火事は起こらない。

 十三回目以外でも、堤にのっとられた場合火事は起こっているが、在人は西風館ホテルに興味を持っていないのでその事実を知らない。


 幡野家の使用人

 幡野藤の専属運転手と、古株の女中数人、庭師などが、幡野が一郎丸を好いていると気付いて、ふたりが会う手助けをしている。四回目では、彼らの助けで一郎丸と幡野のかけおちが成功した。


 藁積の名家

 幡野家と一郎丸家は藁積を中心にした一帯を二分して統治していた。家柄としては一郎丸家が古いが、統治してきた範囲は幡野家がひろい。

 留島家は一郎丸家の分家で、幡野家と婚姻を繰り返している。

 鶴城家はもともと水軍で、近世にはいって位をもらってから大人しくなった。また、鶴城はよっつの家のなかで一番、しきたりや格式にこだわらない。

 現在の財力は、幡野家>>>>>一郎丸家>>鶴城家>留島家くらい。

 幡野家……なにがあっても逆らってはいけない。そんなことしたら物理的もしくは社会的に抹殺される。

 一郎丸家……幡野家に同じ。

 留島家……本家に外国人をいれるなんてありえない。折角の名家も地に落ちた。

 鶴城家……逆らったら物理的に粛正される。

 藁積のひと達の印象は大体こう。

 七海家は他地域からはいってきた(藁積のひとの感覚からすると)成金なので、藁積の社交界からはつまはじきになっている。



 各カップルについて


 在人&七海

 巧くいく時は完璧にしあわせだが、お互いへの気持ちが大きすぎて巧くいかないことが多々。


 在人&幡野

 結構ビジネスライク。どちらも賢いので、お互い妥協だと気付いていてもそれなりにうまくまわる。


 一郎丸&七海

 友達カップル。まわりの勘違いがきっかけでくっついてしまうパターン。どちらも妥協に妥協を重ねてきた人生なので、なかよく夫婦することは可能。


 一郎丸&幡野

 周囲の横槍がなければうまくいくが、一郎丸のラックが低いので、うまくいっても幡野が未亡人になりがち。

 お互いの家から逃げ続けるほうが安全。


 一郎丸&いつき

 庇護欲>愛情の一郎丸。一郎丸を留島に重ねているいつき。段々と本当に好きになっていく。


 留島&七海

 どのパターンでも西風館ホテルが人手に渡っているので、留島の精神状態が悪くなっている。

 留島が求めているのは安心感。七海は留島が死にそうなのがこわくて拒否できない。


 留島&幡野

 兄妹的な感じ。立場が似通っているので、お互いに共感している。魂のふたご。お互いの家を欺いて愛し合っている振りをしていたのが本当になる感じ。


 留島&いつき

 留島はいつきのことを子どもだと思っているので、なかなか恋愛対象に昇格できなかった。それがはやければ留島が七海に惚れることはない。




 読んで戴いてありがとうございました。




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― 新着の感想 ―
[一言] ( ´△`)最後の最後までループな感じでした… あー、あの時のはこうだったのねー的な感じで、読み返さねば。 それにしても、在人。 これだけの情報をひとり抱えてなんとかしようとしていたのは、や…
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