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旅路の再開と新しい仲間

結果から言おうルーラ・バリス・シルバが旅の仲間に加わった。


ルーラを奴隷商のおっさんから買うのに金貨500枚の所を盗賊からの奪還、殲滅を含み金貨10枚まで値引いた。グリンはここ一帯を仕切る大盗賊らしく報償金がかなりの額でるらしい。金貨10枚はルーラの服代だ。


俺のレベルも57まで上がった。これには驚いたが、よくよく考えればグリンは40レベル代の高レベルだ。それを10人倒したと考えればおかしくないのか?

もうどう経験値が入ってるのか考えるのは止めよう。頭が痛くなる。


「ルーラ・バリス・シルバだ。よろしくお願いする」


「フィーリア・アストンです」


二人とも握手を交わすが一瞬火花が見えた。

いや、むしろ龍虎が見えた気すらした。


ルーラはシルバリングファング族の族長の娘、まぁお姫様だ。


シルバリングファング族はサイード国の隣のバール連合国の中の部族の1つを治めていたそうだが、連合の他部族に攻められ滅んだそうだ。つい最近の事のようでバール連合では未だ争いが続いている。そんな状態で国を維持することも難しく崩壊の危機にあるとフィーリアが言っていた。


状態を聞いたルーラは「あの痴れ者どもめ」と恨めしそうに愚痴っていた。


「ルーラさんはなんでトウカの奴隷になろうと思ったんですか?」


「なに簡単なことだ。トウカは強いし、顔もタイプだからだ」


「トウカは上げません」


ギュッとフィーリアが腕に抱きついてくる。

お、双丘の幸せ感触。最高です。


「ルーラは奴隷のままで本当に良かったのか?」


奴隷商から買い取った時に聞いたが、奴隷は解放することもできるそうだ。因みに犯罪奴隷や戦犯奴隷は解放はできない。


「私に掛けられてる隷属魔法は特殊で、そこら辺の奴隷商には解放出来ないんだ。主従の契約変更は可能だからこうして売られたって訳さ。それにトウカは私を無下に扱いはしないだろ?」


「それはもちろんだが」


「なに私は目的を遂げれば良いのだ。それにお主にならこの身を捧げてかまわないと本当に思ってる。むしろ獣人としての本能がそれを求めてる」


「もぉ!トウカは私のです!」


「取らないからそう怒らないでおくれ。私は二人の間に混ぜてくれたらそれで良いさ」


「ん~それなら、い、いいですよ」


え、良いんですか!?俺の意思はどうなるんですフィーリアさん!

ま、男としては夢見な話でいいんだけどな。


彼女の目的は一族を滅ぼした敵の正体を明らかにし、出来れば復讐すること。そして急に周りの部族からも見捨てられ一族ごと滅ぼされた理由を知ることらしい。


それにはバール連合国に入らなければならない。入国からまだ見ぬ敵まで厄介ごとが沢山だが、今は考えないことにしよう。なんとかなるさだ。


そしてこんなことを引き受けたのにも訳がある。それが2つの報酬だ。彼女からの報酬はその身。彼女の様な獣の女神を連想させる程の美貌を持つ身を手に入れれたのは男として嬉しいだが、もう1つが重要だ。それはルーラがドラゴンに会わせてくれるのだ。


「それにしてもトウカは物好きよね。ドラゴンに会いたいなんて」


「そうか?ドラゴンは男の夢じゃないか」


「それで国を崩壊させようとしてる荒事に巻き込まれようとしてるのよ?」


「ま、敵は叩き潰せばなんとかなるだろ」


武力で解決する厄介ごとなら簡単なんだけどそうはいかないかな。国の争いなんて面倒だがドラゴンを見れるなら背に腹はかえられない。夢はドラゴンライダーだ。異世界ならまずは見たいのがやっぱりドラゴンだろ。

後は聖剣とか魔剣とかも見てみたい。後はやっぱ自分で魔法を使う事だな。早く詠唱出来るようになりたい。


「ハハハ流石は私が見込んだ男だ。国の厄介ごとも苦にしないか。頼りにしているぞトウカ」


「あぁ。任せとけ。バール連合に向かうにしてもとりあえずはダンジョンに潜って準備を整えてからだけどな」


「お主達はこれからダンジョン都市に行くところだったのか。良い機会だ。しっかりレベルを上げれば敵も蹴散らしやすかろう。それに国の荒事は直ぐ直ぐどうなるものでもない」


「それにルーラの望みを叶えるなら力が、情報が必用だ。俺がドラゴンを見るためにしっかり力を蓄えよう」



奴隷商のおっさんから次の街までの護衛を頼まれたが、奴隷商の旅はどうしても重い物を運ばないといけないので、進行が遅くなるので断った。


ドラゴンにも会いたいが、ダンジョンにかなりの興味の食指が動いている。早くダンジョンに潜ってみたい。どんな冒険が待っているのか楽しみだ。


奴隷商のおっさんと別れて旅を再開した。


帆馬車に乗り込んだルーラが第一に驚いたのが荷物の無さだ。直ぐにアイテムボックス持ちであることを伝えると羨ましがられた。


アイテムボックス持ちの人間は多くは無いが少なくもない。一般の市民でも持ってる者もいるらしい。だが、アイテムボックス持ちであれば貧民であっても一財産作れる程の便利スキル。


魔法を使えるよりも羨ましがられる。


このスキルがあるだけで商人への道が開ける。ダンジョン都市でもポーターとしてかなり重宝される。個人によってアイテムボックス内に収納出来る量が変わるがどんなに小さな容量でも職に困らない。


ただこのスキル、問題が1つある。


町の中への持ち込みや他国への持ち込みには税がかかるのだが、アイテムボックス内にどれだけ収納しているかわからないのだ。そのため、よく関税の抜け道に使われる。幸い生き物はアイテムボックス内にしまえないので最低限ですんでいるが、それでもかなりの額だ。


さらに持ち物がわからないため、身体検査をしても何もわからない。暗殺者がアイテムボックススキルを持っていても武器を取り上げる事は出来ないのだ。それこそスキルを開示させ、アイテムボックスの中身を取り出すには強力な精神魔法が必要だ。

一流の暗殺者は皆アイテムボックス持ちと言われるほどだそうだ。


ステータス、スキルを鑑定する事が出来る道具は存在するそうだが、その装置は超高額。城が1つ建つほどだ。そんな物を各街に設置することは出来ない。しかも稼働には大量の魔石が必要になる。そんなハイコストの道具を使えるのは極一部。


そのため上級貴族はステータスを鑑定できるスキル持ちを探す。そっちの方がコストも労力も掛からない。

鑑定スキル持ちに高額給料を払う方がコストが掛からないのだ。

まあ本人が鑑定スキルを持っているのがベストだが。


「強い上に便利スキル持ちとは天晴れだ」


「トウカはたぶんアイテムボックス以外にも便利スキルを持ってると思うわよ」


「そうなのか?」


お、結構怪しまれてるな。まぁ隠す理由もあまりないんだけどスキルもスキルなのであまり他言は出来ないか。


「どうだろうな?」


おどけたように笑って返す。


「こら話さんか。良いではないか奴隷なのだ。命令しだいでもうトウカには逆らえない体なのだぞ」


腕を絡めて谷間に挟んでくる。幸せ感触再びだ。それに言葉もなんとなく卑猥だ。


「こらやめろ」


額を優しくこずく。

「トウカのいけず」って言いながら額を抑えるルーラは何とも可愛い。凛々しかった銀狼の姫が可愛い少女のような表情に変わっている。


「トウカ私にも教えて」


今度は後ろからフィーリアが抱きついてくる。


「ま、そのうちな。それよりも今は出発を急ごう。早く移動しないと奴隷商のおっさんの誘いを断った意味もないしな」


二人ともしぶしぶ準備をして出発する。

コイツら初対面なのに仲が良いな。良いには良いが二人で攻められるとつい口が滑りそうだ。頑張れ各スキル達!!

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