脳筋一家テイルファミリー!!
お久しぶりです。年末は忙しいですね、休日も掃除やらで休まりません。クリーン魔法使えたらなぁ。
今年こそは社畜を抜け出したかった。来年こそツ!ですね。また数話、今年度中か年始までに投稿する予定です。お楽しみいただけたら幸いです。
私と兄の存在が世間に公表される1か月前のこと
宗教国家の拠点殲滅、内部調査、捕縛など騒動を収束させた翌翌日。私たちはテイル領の1番いい宿に泊まっていた。
「よし!片付いた!疲れた!取り敢えず一週間くらい休暇っ!と行きたい所なんだが…
明日はテイル辺境伯爵に会いに行くぞ。一ヶ月も空いちゃったからな。報告しに行かないとな。今日はお父さんクタクタだから宿から出ない。ベットでぐうたらしたい。お前らも疲れただろう。ということで、今日は休日だ。しっかり休んでおけよ。」
父はそう言い、お布団を深く被り熟睡を始めた。もう本音が駄々もれだよ。相当お疲れなのだろう。ちなみに、昨日は父のみジニアール大国へ転移で向かい母の父でもある王様へ事の詳細を話したという。そして世間へ公表する内容の抜粋などを行って来たそうだ。私たちのことはまだ話していなく、サプライズすると言う。しかし母が同席していない事から、若干気づいている様で怪しい目で見られてヒヤヒヤしたらしい。
そんなこんなで、父は怒涛の日々を過ごしていて
いてクタクタらしい。
私たちは、人眼があっては作業できないため引き続き野営し、アイテムボックスの整理整頓、クリーン魔法で色んなものの洗浄、モチのご飯ストック作りなど暇な時にしか出来ない用事を済ませておいた。
「私も寝る!」
暫くお布団という快適空間はお預けだったからね。存分に味わう。父のお布団の中に入り温かさを貰う。まるまって父にピトッとくっつく。うむ。至福。
「あー俺も寝る〜」
兄も父のお布団の中に入りモゾモゾと私と反対側の位置を取り寝るようだ。
「おお。なんだ赤ちゃんみたいに甘えやがって。しかし、子供体温はいいな。ぬくい。湯たんぽみたいだ。」デレデレ顔の父。
だがそうなのだ。なぜか気が緩むと、精神年齢が身体年齢と同じになる。兄もそのようだ。
若干恥ずかしさはあるが、もう抵抗はしない。
幸せだ。
「あらあらいいわね。2人とも赤ちゃんね。私ももう一眠りしようかしら。」
母も私の隣で寝るようだ。ん。何かマジックバックから出したぞ。あれは…ホット◯イマスクかッ
んんん。あれは…肩に巻くポカポカのやつ!!
さすが母、用意周到だ。
「さすがだねお母さん。余念が無い。」
「これこそ贅沢なのよ。おやすみなさい。」
僕も寝るーとモチ。ピノとリゲルは今は黒龍の元にいる。よって今日はゆるりと過ごすことに決まった。
おやすみィ
……
チュンチュン
「「「「…」」」」
「や…「「「やってしまった(わっ)」」」」
現在朝7時。テイル辺境伯からのお出迎え10時。
残り3時間。
勇者一家、昨日一度も起きず朝を迎えました。
「飯。」と兄
「お、お腹すいたぁお恵みをぉ」私
「よく寝れたわ。」キリッと母
「あぁ。こんなに寝れたの久しぶりだ。子供達からなんだかよく寝れる何かが出ているかもしれない。」父
誰も反省していない。これが勇者一家。過ぎたことは仕方がない精神だ。
取り敢えず急ぐわよ。軽くなにか食べましょう。と母がテキパキとパンにジャムとモモンをトッピングした簡単な朝食を作ってくれた。
もぐもぐもぐもぐ
もぐもぐもぐもぐ
モチも同じものを食べている。みずみずしい果物は大好物なのだ。
ちなみにモチも昨日みんなが起きないから一緒に寝てたと言っていた。
「ん。ご馳走様でした。」
「うまかった。けど足りないな。」
「いいのよ。今日はお招きされるんだから、その時いっぱい食べなさい。」
「取り敢えず準備するぞ。ゴウとセイ2人とも変装するか…どうするか…」
「変装はしたほうがいいわ。伯爵家族と騎士以外の人には正体はバレていなかったからね」
...
1時間程でセットが終わった。
変装後の姿は以前と同じ茶色目茶髪。みんな同じだ。母はそばかすをつけ、父は筋肉を痩せさせた体型だ。
服装は、黒龍調査を行った冒険者として訪れるため簡単な正装程度で済ました。
皆統一、シャツをインした格好でモノトーン仕様だ。
…..
「よく来てくれました。さぁ、まずは中へどうぞ。」
伯爵自らお出迎え。一介の冒険者達への扱いが丁寧いな事に対して、使用人など我々の正体が分からない者達は普通驚くが誰も表情を変えない。いい人材を持っているでないか伯爵よ。メイドいいなぁ…でも庶民の私からすると、家の中に他人が居ることがいやだと感じてしまうだろうけど。
屋敷内に入り案内されたのは以前私たちを拒んだ結界の張ってある部屋だ。まず事前に今回の件について話し合うという。
「よく来たな!待ってたぞ!話を聞かせてくれ!」部屋に入るや否やバーレッドが私たちに勢いよく詰め寄ってきた。が、彼の兄達に回収された。
「すまないね。一ヶ月間ずっと君達のことを待ってたんだ。おっと、自己紹介がまだだったね。
私は長男フレイム・テイルだ。よろしく。君達を歓迎するよ。
そして、お二方。この度は早急な対応感謝します。」バーレッドの1番上の兄、フレイムさんが挨拶してきた。体格は彼のお母様に似て線が細い。が筋肉がしっかりとついていて姿勢が綺麗だ。
髪色と瞳はバーレッドと同じ赤色だ。
バーレッドの首根っこを捕まえてニコニコしている姿に何とも嘘をついてはいけない雰囲気を感じた。
続いて挨拶してきたのは次男。
「私も続いて挨拶を。
はじめまして。私はブレイズ・テイル、辺境の騎士団長を務めています。騎士団長としても、今回の調査他含め迅速な対応感謝します。
そして君達も弟と仲良くしてくれてありがとう。これからもよろしく頼むよ。」
次男は体格がよくがっしりしている。が動きも速く取れそうな体つきだ。髪と瞳は緑色で彼らの母似の様だ。赤と緑ってクリスマスを連想してしまう...。
だがしかしなんだろうな…父のことをチラチラ見ている。それを彼の兄上フレイムさんに肘で小突かれている。あれは…手合わせしたくて仕方ないんだろうな。
「こちらこそ。被害者の保護など協力していただき感謝します。今回の件は私たちと伯爵一家で留める内容も多い。今後とも協力を宜しく頼みます。秘匿事項が多いので今後連絡方法も兼ねて打ち合わせをしましょう。
…その後なら手合わせしますか?」
ガタッ「ほ、ほ、本当ですか!お願いします!」次男ブレイズ
ガタッ「ゆゆゆゆゆゆうしゃ様の!俺もオレも!」バーレッド
スッ「私もお相手、宜しいでしょうか?」長男フレイムさん
どうやら脳筋兄弟らしい。
ガタッ「わ、私もお相手宜しいかな?」伯爵…オマエモカヨ
「ええ。もちろんです。なんなら、私の子達のお相手もしてください。良い経験になりますので」
あらあらあらと私の母と伯爵母。ほのぼのと紅茶を啜っている。なんとも、脳筋な夫を持つ嫁はお淑やかになる傾向にあるのか?いや、私の母はお淑やかじゃない…ゾクっ
…母がニコニコこっちを見ている。いや何故だ。思考が読まれて…ゾクっ
チョコ食べよう。ぽりぽりぽり…
ーーー
バーレッド、兄、私は親達が今後の調査について話し合うため彼らより一足先に訓練会場に移動する。急遽手合わせをすることになったからだ。
その間何をしたのか質問攻めになった。
「え!お前らそんなに進んじまったのかよ!!
しかもセイも魔法で実践…魔法って5歳から…いやここはもはや突っ込むところじゃないが…」質問に答えたらぶつぶつ呟き何かと葛藤していた。
彼はこの一ヶ月魔法について勉強、実技練習を繰り返していたらしい。まだ生活魔法レベルだが、見事にハマったらしく魔導書を読み漁ってるらしい。
ちなみにこれを機に本も読み始めたという。
最近ハマっているのは逆ハーレム、悪役令嬢ものだという。俺はこういう風にならないぞっ!と息巻いている。まぁ、視野が広がったのは良い事だ。しかしな、彼は6歳だろう。なんて物を読んでるんだ。若干の擦れを感じる。
兄とバーレッドは気が合うのか、剣の訓練について真剣に話し込んでいる。
私は暇なモチと一緒に魔力操作で遊ぶことにした。今回は水魔法で野球ボール大の水球を作り投げ合う事にした。
「いっくぞーほれ!」『ワッ!』キャッキャとモチとキャッチボールをする。時々失敗して水球を被ってしまいずぶ濡れになる。そんな時は火魔法「暖房」「ドライヤー」で温める。
ちなみに「乾燥」も出来るかなと思ったが出来なかった。あとで聞いてみよう。
訓練場には私たちの正体をしっている騎士達のみなのでお構いなしに魔法を使う。
「お!セイ!魔法操作の練習だな!俺もやる!」気づいた兄も参加してきた。
「いやいや。何だよこれ...え...水球って投げ合うことできるのか?」とバーレッドが混乱している。無理もないだろう、本来水球を渡して受け取るなんて至難の業だ。飛んできた水球を水属性の魔力で包み込み水球を操る。失敗したらずぶ濡れになるのだ。ちなみに、火魔法・土魔法・光・闇・でも出来るが危険だ。火はやけどするし、土はぶつかったら痛いし、光は単に眩しすぎるし、闇は見えにくいし。
「いや、おれも混ぜてくれ!やってみたい!」
「おお!チャレンジャーだな。よし、まずは軽く練習するぞ!」兄がバーレッドに教授している。ただまだ魔力操作力が伴っていなく水球を飛ばしてコントロールすることが出来ないようだ。
「くそぅッ!難しい!お前らすごいな!」苦戦しているようだ。あ、失敗して水を被ってしまった。
〜あたため中…〜あたため中…〜
「バーレッド!これならどう?生活魔法のライトの魔法をこうやって...」
ライトの魔法は少しの魔力保持者にも扱える生活魔法祖として扱われている。しかし応用するとなると話が違う。ライトの小さな光でも体から離して操作をするとかなり難しい。
私も兄も、最初に魔力操作の練習として扱ったのはライトの魔法だ。
「おお。俺もこれなら...いやそううまくはいかないな。」
バーレッドはライトの魔法は簡単に発動していたが、遠隔操作をしようとすると光が消えてしまっている。
私もライトの魔法(色付き)でイルミネーションを表現してみる。
「おおお。綺麗にできた。」
「お、そのままにしててくれ。」と兄が植物魔法で花を咲かせてあら不思議、一気に幻想的な風景に...
「訓練場に花咲かせちゃまずくない?」
「あ...」
「お前ら、すごいんだがな...片づけはしてくれよ?」バーレッドのが大人なようだ。
…
一方騎士達は…
「「「「「...」」」」」
呆然とその光景を見ていた。
しばらくして1人
「3才って、ウグッ!何するんだ」
何かを言い始めようとする隊員をもう1人の隊員が抑える。
「ナイスだ。言い始めてはいけない。普通3才は魔法使えないんじゃないかなんて。
しかも今、水球を投げ合ってるんだぞ。意味わからない。そしてあの魔獣なに?なんであんなこと出来るの?さっきもっと小さかったよね?伝説のスキルじゃないの?...なにあれなにあれ」とブツブツ言い始めてしまった。
「副隊長!お気を確かに!あっ!坊が参加したようですよ!」
「ああ。坊頑張ってるな」
「あんな楽しそうな坊始めてみました!いい友人を持ったようですね!」
キラキラキラキラ~(イルミネーション)
にょきにょきにょき ぱぁぁぁぁぁ(花開花)
「「「「「...」」」」」
「いいご友人をもったようで...。」
今後、この方たちと関わっていくのだろうと遠い目をしてしまった辺境伯爵領騎士団一同であった。
…




