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『スナッチ・オブ・ザ・ダーク 〜強奪スキルで異世界を支配する〜』  作者: みちお


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第一章:女神の憐憫、略奪者の選択

何とか2ページ目を書き終えました。

これを何百ページと連載している方々の凄さがわかります・・

ぜひ読んで頂けると幸いです。

熱い。いや、冷たいのか。

 腹を撃たれた衝撃は、いつの間にか痺れるような感覚に変わり、祐介の意識はどろりとした闇に溶けていった。

 最後に見た、自分を囲んで嘲笑う部下たちの顔。積み上げてきた組織も、手に入れた金も、結局は自分を殺すための凶器を磨いていただけだった。

(……ああ、次は、絶対に裏切らせねえ……)

 その歪んだ願いに呼応するように、唐突に視界が開けた。

 そこは、星々が足元で明滅するような神秘的な空間だった。

「俺は死んだのか……ここは、どこだ?」

『生と死の狭間、境界の庭です。』

目の前に現れたのは目にしたとこの無いような美しい女性。聞こえてくる声は心に安らぎを与えてくれるような優しい声だった。

「誰だ?」

『ふふっ。私はあなたの世界でいう女神とでもいうのでしょうか。』

「女神?俺みたいなクズに女神様が何のようだ?まさか天国にいけるとは1ミリも思ってないんだがな。」

『壬生祐介……あなたの人生は、あまりに呪われていました。暴力団の父と、夜の世界に生きる母。周囲からの蔑む様な目。あなたには何の責任もないのに。その過酷な環境があなたを孤独へ追い込み、悪への道へ導いてしまったのですね』

 女神は悲しげに、祐介の歩んできた「血と裏切りの歴史」を愛惜しむように見つめた。

『あなたには、もう一度人生をやり直すチャンスを与えましょう。次は、剣と魔法が実在する異世界へ、愛に溢れた裕福な家庭の長男として転生させます』

 女神の言葉に、祐介は冷めた眼光を向けた。「剣と魔法」。漫画の中だけの話だと思っていたものが、現実として差し出されている。

『その世界では、人々は「スキル」を授かります。通常は一人一つ。二つ持っているのはこの世界でも30%程度でしょうか。三つあるのは奇跡。その中の数%程度です。……特別に、あなたには数多ある中から三つのスキルを選ぶ権利を与えましょう。これは私からの、ささやかな手向けです』

 女神の前に、光り輝くカードがいくつも浮かび上がった。

カードに触れるとスキルの説明と[取得しますか?はい/いいえ]の画面が見える。

気になるスキルを手当たり次第に確認していく。

前世の失敗は「情報不足」と「逃げ道の欠如」、そして「絶対的な支配力の不足」だ。


「……なら、一つ目はこれだ。【鑑定 Lv.1】」


 祐介がまず選んだのは、虹色の光を放つ美しいカードだった。

『鑑定は最初こそ物の名前や簡単な説明、人の名前やスキルが見えるだけですがレベルが上がればより多くの情報を見る事ができるでしょう。』

「俺に必要だったのは、誰が裏切り、誰が有用かを見極める目だ。物、人、能力……すべてを」

『いいでしょう。二つ目は?』

「そうだな......【時空魔法 Lv.1】。

前の世界のラノベや異世界モノではかなり強力な魔法だった記憶があるが、これもそうなのか?」

『あなたの考えている魔法に相違ありません。まずは異空間収納、一度行った場所への転移など次の世界でもかなり強力な魔法に分類されます。』

「へぇ。奪った物や金を隠す『場所』と、いざという時に消えられる『逃げ道』。これがあれば世界のすべてを手に入れられるじゃないか。」

 女神は少し困惑したように微笑んだ。

『あなたは、新しい人生でも「備える」ことを選ぶのですね。……では、最後の一つは?』

 祐介の口角が、前世で敵対組織を壊滅させた時と同じ形に歪んだ。

 彼が選んだのは、昏い波動を放ちながらも、抗いがたい魅力を放つ一枚だった。

「三つ目、これは......。――【強奪スナッチ】」

 カードに触れた瞬間、その「禁断の理」が祐介の魂に刻み込まれた。

 今はまだ、相手から奪い、自分の枠として二つのスキルを保持できるというシンプルな説明にとどまっている。だが、祐介はその奥底にある可能性を直感していた。レベルを上げれば、この力はどれほどの化け物に化けるのか。

(まさか、そのスキルを探し当てるとは.....。使い方によっては善にも悪にもなりうるスキル。あなたの使い方一つで世界は.....。)

「女神様、あんたは言ったな。次は愛される場所だって。だが、俺は愛なんて信じねえ。俺が信じるのは、俺が支配し、管理する力だけだ」

 女神は慈しみ深い笑みを絶やさず、静かに手をかざした。

『前世でのあなたなら、そう考えるのは当然かもしれません。ですが、家族の愛に触れ守りたいものが出来た時あなたがどうそのスキルを使い皆を導いて行くか私は楽しみでなりません。……その力が、今度の人生ではあなたを正しい道へ導くことを祈ります。壬生祐介、いいえ、アレン・フォン・ロドリス。あなたの二度目の生を始めなさい』

 眩い光が祐介を包み込み、意識が再び遠のいていく。


内容はどうでしょうか?

設定や展開をもっとこうすれば良かったと2ページ目にして後悔する事もあります。

難しいですねww

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