↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/35

一人での客先 その2

 俺はSun社に戻り、自分のバッチをもらったのでビジターバッチを返し、自分の部屋に入る。

 SunのSPARCstationというワークステーションが一人1台割り当てられるのはすごいな。

 20インチのブラウン管がだから、存在感がすごいな…

 ブラウン管の電源を入れると、Common Desktop Environmentのログインウインドウが表示される。

 OpenViewの方が好きだったが、仕方がないな…


 Lisaが置いて行った紙を見ながら、ログインしてシステムを確認する。

 CPUはmicroSPARCの50MHzでメモリが64Mバイト。


 あっ、Lisaにメールしなきゃ…

 emacsは入っているけど、日本語されていないものだし、設定もまだだ…

 仕方がないから、標準のメールツールを起動してメールする。

 GUI(Graphical User Interface)だから、mailxコマンドよりましかと思いながら、Lisaにバッチセンタでバッチをもらったことをメールする。


 日本語表示できないなぁ。

 日本語パッケージを探して、インストールしなきゃな。

 その前に、飲み物だな。


 俺は、Sunの中にあるカフェに行く。

 壁面のガラス扉の中にコカコーラなどが並んでいてコンビニのようだ。

 だが、すべてタダだから自由にとって良い。

 日本茶やウーロン茶はないのが残念だが、JAVAティーだけはある。

 これは、前回の出張時と変わらない。

 たぶん、Sun社のJavaと同じ名前だから、遊びで置いているだろう。

 俺は、JAVAティーを取り部屋に戻ると、Lisaが待っていた。


『JAVAティーを飲む人を初めて見たわ』

『おいしいよ』


『そう… 会議の日程とJavaのリポジトリもメールしたわ。これで、Javaのソースコードを参照できるわ。知っていると思うけど、自由に参照しても良いけど持ち出しは禁止よ』

『わかった』


『じゃ、明日ね』


 Lisaが出て行ったので、俺はSolarisに日本語パッケージを入れて、日本の上司に新しいメールアドレスの通知と、報告を入れる。

 結構手間取ってしまい、夕方になってしまった…

 えっと、芝浜Americaのオフィスに行かなきゃ… 俺は急いで芝浜Americaに向かった。


「遅かったわね」

「すみません」


「初日は手間取るから、遅いかなと思っていたらいいわ。えっと、これが銀行のカードよ。アパートだけど、値段の承認はおりたわ。あのアパートにする?それとも別にする?」

「Sun社にも近いのであのアパートで問題ないです。あっ、昼間はこのメールアドレスに送っていただければ、反応は早いと思います」と俺は、メールアドレスをメモ帳に書いて、愛さんに渡す。


「わかったわ。アパートの契約に行く?」

 優佳と(しょう)がいつ遊びにきてもいいように早く部屋を整えないと…

「はい」


「私はこのまま帰るから、長谷川さんは自分の車でついてきて」

「わかりました」


 アパートに着くと、契約での重要事項を言っていると思うが… 向こうは慣れているので早口だ。

 それとも、聞いていないことを知っているから、早口なのか?

 要はわからん!


 アパートでサインして、1月分の家賃とセキュリティデポジットを小切手で払うのだが、30万ほどだ。

 俺は愛さんに小声で「会社が出してくれるんですよね?」と聞く。

「明日には振り込むから問題ないわ」


『tap waterはここ、Powerはここ、Pacific Bellはここ、ケーブルはここ』と紙を並べられる…

 tap waterは水道ね。この並びでPowerはなんだろうと思って紙を見ると、Pacific Gas and Electric Companyと書いてある。電気とガスね… Pacific Bellは電話ね…

 じゃ、ケーブルはなんだ?


 俺は、小声で愛さんに「ケーブルってなんですか?」と聞くと、「ケーブルテレビ」と答えてくれた。

 これをすべて自分で契約しなきゃならないのか… はぁ大変だ…

 引き渡しは3日後で、オフィスで鍵をくれるらしい…


 あ! 優佳は仕事に出ている時間だ…

 初回から、電話できなかった。

 俺は、ホテルで優佳に謝罪のメールをする。

 深夜に起きて電話しようと思っていたが… 疲れていたのか、寝過ごした…

 優佳、ゴメン。

知っている人は非常に少ないですが、初期のJava(JDK1.0)はソースが公開されていませんでした。

Sun社に行けば見ることができる環境でした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。