↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/34

帰社

 翔のぐずりで目を覚ました。


「翔、お腹すいたのか? それともオシメか?」

「両方ね。私、ミルクの用意をするから、オシメを替えてくれる?」


「喜んで!」

 俺がオシメを替えて、リビングに行く。


「はい」とミルクを渡される。

 翔が手を伸ばすので、ミルクを飲ませる。


「あれ、前はもっと下手だったのに…」

「そう?」


「オシメも綺麗につけられているわ」

「前と同じだと思うけど…」


「そうかなぁ… 今日は会社でしょ? 何時に出るの?」

「もうちょっとしたら出るよ」


「晩ご飯はいらないでしょ?」

「どうして?」


「呑みに誘われるんじゃない?」

「そうかも… 呑み会ってあんまり好きじゃないんだよなぁ。呑み会になるなら連絡するよ」


「わかったわ」


 俺は久々にスーツに着替え、家を出る。

 毎日車での通勤していたが、電車か…


 あれ? この車両は女性専用車両だったような気がするけど…

 それにしても、混雑がすごいな。

 はぁ。疲れる…


 田町駅に降りた。

 あれ? エスカレータがあったような気がするけど、こんな古い階段だったかな…

 階段を降りたところにかなり古びたうどん屋がある。

 うどん屋が回収させるために道に出している麺のケースに鳩が群がっている。

 後で麺屋さんが洗浄するのかもしれないけど、衛生的にどうよ…

 うどん屋はあったような気がするけど、もうちょっと綺麗だったような気がする。


 あれ? EXCELSIOR CAFFÉが角にあったような気がするけど、ないな。

 俺は、コンビニによって飲み物を買って、出社した。


 俺の席はないので、会議卓に荷物を置き、上司への帰社の挨拶だ…

「おはようございます」

「おはよう。アメリカはどうだ? 満喫できたか?」


「開発を押し付けられましたから、日本と変わらないですよ」と言いながら、お土産のFERRERO ROCHERを渡す。

「そうか。夜にゆっくり聞かせてくれ。9時半に701会議室に来てくれ」


「はい。わかりました」

 今日は呑み会が決定してしまった… 優佳に連絡しておかなきゃ。

 内ポケットに手を伸ばしたが、スマホがない。

 スマホ? 後で電話するか…


 会議卓に戻る途中で同期にお土産を渡し、配ってくれをお願いする。

 そして、総務に行き、元部署の担当の女性にお土産を渡す。

 FERRERO ROCHERは大きな金の包みの丸いチョコなので豪勢に見えるからか、お土産の効果は大きく、経費精算について質問がしやすい。


 ほのぼのとした時間が終わり、会議・会議・会議が続く。

 タバコが吸えるからか会議が好きだよなぁ。

 日本に戻ってきて会議の多さに辟易する。

 タバコの匂い服につくと、(かける)が嫌がるんだよなぁ。

 (かける)


 会議卓に戻って、ぐったりしていると同期の勇人が来て、「呑みに行こうぜ」と言う。

「部長に誘われている」

「そっか。じゃ近づかない方がいいな」と言い、離れていく。

 俺が、ThinkPadで経費などの精算処理をしていると、部長が「行くぞ」と言う。

 カバンを持っているので、呑みに行くということだろう…

 俺は「はい」と答えながら、PCを閉じてカバンに入れ、後を追う。


 ロビーには課長もチームリーダーが居て、連れ添って出る。

 このメンバで呑むのか… はぁ。面倒…


 呑み会では、部長が「現地(アメリカ)の状況を確認しておく必要があるなぁ」とか、「現地(アメリカ)では案内をしてくれ」とか言う。

 課長も「私も確認が必要だと思っていました」と話を合わせるからたまったものじゃない。


 ナパバレーにあるOpus Oneというワイナリーに行きたいだの、ロンバートストリートに行きたいだの、ゴールデンゲートブリッジに行きたいだの観光かよ!

 自分の金で勝手に行けよ!と心の中では思うが、口に出せないので鬱憤がたまる。

 はぁ。最悪のメンバの呑み会。

2G携帯はアナログで93年にサービスが開始されましたが高価でした。

95年から安価なPHSが普及し始めましたが、使えない場所が多い状況でした。

うーん。なかなか厳しい時代ですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。