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アパート生活準備

 アパートの契約の次は、水道、電気、電話、ケーブルだが、最初の水道からつまずく…

 英語で説明か…

 Google翻訳で文章を組み立てようと思い、NetScapeでURLを入れる入力フィールドにGoogleと入れても表示されない。

 ん? あれ? 検索はAltaVistaかYahoo!か…


 翻訳はYahoo!か。Yahoo!のホームページに行き、Yahoo!翻訳で言いたい内容を調べる。

 俺は意を決して電話する。


『引越しをしたので、契約をしたいです』

『名前は?』


『長谷川健一、KENICHI、Kilo、Echo、November、India、Charlie、Hotel、India...』

 英語の発音が怪しいので、綴を正確に伝えるにはフォネティックコードしかないが、超面倒… Webで入力したい…

『住所は?』

 俺は、アパートの住所を答える。まあまあ順調だな。


『ソーシャルセキュリティナンバーは?』

『申請中です』


『オフィスでないと契約できません。Sunnyvaleだと、101を東、ローレンスを北、タスマン・ドライブを東のカリフォルニアズモールで契約してください』

 え? は? 何? 理解できん!

 何度も聞いて地図で場所を確かめる…

 これだけでも、ものすごく疲れる。でも、電気も電話もケーブルとまだまだ敵が待っている。

 電気も電話とケーブルも同じだったから心の準備ができたのはマシかな。


 どのオフィスに行っても『電話で契約しろ』と言われるが、ソーシャルセキュリティナンバーを申請中だと説明しなければならない。

 IDを要求され、パスポートを出すと、運転免許証は持っていないのか?と聞かれる。

 国際ライセンスしかないと見せると、首を横に振られ、仕方なさそうにパスポートを確認する。

 はぁ。ソーシャルセキュリティと運転免許証がないと生活できない場所のようだ。


 アパートで生活するには揃えるものが沢山ある…

 ベッド、電話、テレビ、食器が必要。

 他は我慢しても、ベッドと寝具がないとどうしようもない。

 Yahoo!で調べるとベッド屋さんがあるみたいなので、調べて車でベッド屋さんに向かう。


 店で見ていると、店員が話しかけてきた。

『サイズは決めているか?』

『サイズ?』


『ツイン、フル、クイーン、キング、そしてカルキング』と言いながら指を指す。

 大きさの規格だろうけど、最後のカルキングって何だよ?

『カルキング?』


『California Kingはキングより長い』

 言われて眺めると、確かに…

 よく見ると、キングは2つのマットレスで構成されているようだ。

 ホテルはキングで、真ん中に区切りがあるのを感じた理由はこれかぁ。

 ま、いくらアメリカの家がでかいと言ってもキングサイズのベッドは分けなきゃ運べないな。

 クイーンを選択したが、これからが大変だった。


 ベッドは2層になっていて、下層がボックスプリングで、上層がマットレスでそれぞれの組み合わせで快適さが変わるらしい。


『寝てもいいか?』

『もちろん』

 俺は靴を脱ごうとしたら、靴のままでも汚れないようにカバーがあると言われた。

 もしかして、ホテルの足元のカバーは何のためだろう?と思っていたが、靴のまま寝ても汚れないように付いているのか!?


 俺は、いろいろベッドを試し、ボックスプリングとマットレスが硬めで金属のフレームを選択した。

 値段だが… 他の家電などの値段の合計よりはるかに高い! 優佳に怒れらるので黙っておこう…


 生活できるようになると、ホテルからアパートに移ったが、夜になって問題点が現れた。

 リビングにも寝室にも照明がない…

 照明があるものだと錯覚していた。


 リビングと寝室にフロアライトを購入して置くが… 暗い! 日本の家と比べるとびっくりするほど暗い!

 フロアライトを追加するため購入…

 ほんとうに色々出費がある… 赴任手当がなければ、破産だな…

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