披露パーティー ③ (*^-^*)
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その後は、いろいろな人からのお祝いの言葉をいただき、話し続けた私達は、少し休憩するためにイオと2人きりで王宮の庭園に出た。
「リノア、疲れただろ、今アンナが軽食と飲み物を持ってきてくれるからガゼホで少し休もう」
「うん。イオも疲れたでしょ」
「ああ。喉がカラカラだ」
イオに手を引かれてガゼホに座ると、私の肩に何かが飛んできた。
「やー。ここは居心地がいいな、このままここに残るかな」
私の肩にはバルドル様。
「ダメだよ~。バルドル様のお家はノアナ王国でしょ」
「そうよ、リノアには私達が憑いてるんだから退いて!」
「そうじゃそうじゃ、わしらは守るべき土地があり、お前もノアナ王国から長く出られんじゃろ」
アルトとラノ、スパロー様に一斉に反論される。
正面に座るイオの眼が驚いて大きく開かれる。
「リノアそれもしかしてグリフィン!」
「それとはなんだ小蔵!」
「すみません。私はバーンズ公爵家のイオと申します。グリフィン様」
イオが慌てて礼を取る。
「なんだちゃんと挨拶ができるではないか、よし」
「俺はノアナ王国を守護するグリフィンのバルドル。そうとうにこの娘の側は心地いい。俺は気に入ったからな、憑いてはやれぬがし、仕方ないお前達に加護をやる」
そう言うと、バルドル様の体が光り、グングン大きくなる。
光が納まるとそこには元の姿になった大きなバルドル様。
「かっこいい…………。」
見惚れる私とイオに向けてバルドル様は大きく翼を開く。
何度か翼を羽ばたかせると、冷たい空気が私とイオを包んだ。
「さあ。フォンスと同じでつまらんが、輝きは俺の方が上だ、大事にしろ」
イオと私の耳にはフォンス様にいただいたピアスに重なる様に透明でキラキラ光るダイアモンドがついていた。
「わあ。少しひんやりします」
「俺の力は特に雪や氷を得意とするからな、今回もフォンスはそのピアスを目印にお前たちの所に飛んできた、俺も同じことが出来るようになったからいつでも来てやるぞ!感謝しろ」
✿ ✿ ✿
それからみんなでアンナが持ってきてくれた軽食を食べて沢山スパロー様達の昔話を聞いた。
月が高い位置になり、パーティーもお開きの時間。
イオと私は皆さんに感謝のお挨拶をしてお見送り。
漸くバーンス公爵家へと戻ってきた。
アンナにドレスを脱がせてもらい、ぬるめのお湯にゆっくり入る。
夜着に着替えると、お母様が部屋にやってきた。
「リノア、この鍵をリノアに渡すわ、今日からは本当の夫婦よ」
「はい。お母様」
「今日はこの子たちは私が預かるわね」
アルトとラノがお母様の周りをパタパタと飛んでいる。
「うん。リノア今日はグー母さまと寝るね。おやすみ」
「リノアいい子ににね、もしイオが悪い子したら直ぐに助けに来るからね」
「はい。お母様もアルトもラノも頼りにしています」
皆が部屋を出て少しすると、内扉が開いてイオが入ってきた。
「リノア、少しゆっくりできた?お腹空いてない?」
「少しお腹空いたかも」
「俺の部屋に軽食準備したんだおいで」
イオの暖かな手に引かれて隣の部屋に入る。
「そう言えばイオのお部屋に入るの初めて」
「今日からここが二人の主寝室だよ、この隣には俺の執務室と仮眠室がある」
「わあ。広いね」
一通り部屋を案内してもらい、二人で軽食をつまんだ……なんだか緊張する。
…………。
…………。
「リノア…。」
イオを見上げると熱っぽく揺れる瞳と眼があった。
えい!
私は思い切ってイオの胸に飛び込む。
イオは私をお姫様抱っこして、ベッドに降ろす。
キスがいっぱい降ってくる。
「リノア…。」
その夜。
私達は初めて二人だけの時間を過ごした。
( *´艸`)




