披露パーティー ①
読んでいただきありがとうございます。
私は披露パーティーの前日からアンナ厳選部隊にマッサージを施され、顔はひと回り小さく、その他はメリハリよく整えられた。
当日は昼から始まるパーティーに向けてさらに磨き上げられ、イオとお揃いの淡いブルーをベースに、足元に行くにつれてヴィーナスベルトのように階調して裾は私の瞳の色である紫色になる素敵なドレスを着せてもらった。
さすがロットさんの染色技術。
「はあ~。お二人ともとても素敵です」
アンナが賞賛のため息を漏らし、グレースお母様は目が潤んでいる。
「二人とも立派だ、バーンズ公爵家として誇らしいよ。
今日はルアナ王国・ウルーゾ王国・コアナ王国からは国王夫妻、その他の国からも第一王子が参加される、そして発表だな」
セルお父様ががっちりとイオの肩を掴む。
「はい父上」
「そろそろ入場のお時間です」侍女に声を掛けられ私達はお父様とお母様の後に続く。
各国から王家が参加するこのになった私達の披露パーティーはルアナ王国の王宮内にある大広間で開催されることになった。
大きな扉の前で騎士様と王家の家臣が私達の入場を告げる。
「バーンズ公爵閣下、ならびにグレーズ夫人の入場です」
お父様達がさらりと手を振り先に入場する。
「最後に本日お披露目となりますイオ・バーンズ次期公爵様とリノア夫人の入場です」
私はイオを見上げて背筋を伸ばす。
「リノア、さあ行こう」
イオのエスコートで入場すると大きな拍手と沢山の笑顔。
各国の王族の方々はみんなより一段高い位置で私達を待つ。
ルアナ王国国王夫妻の前には、セルお父様とグレースお母様、そして私のお父様とお母様。
その中心に私達が並び立つと、ルアナ国王が宣言する。
「本日は我が甥であるイオ・バーンズの婚姻披露パーティーにお集まりいただき感謝する。今回縁あってイオはコアナ王国、エバンズ伯爵家のリノアとの婚姻が神獣フェニックスとドラゴンの立ち合いにて植月の15日に滞りなく行われた」
国王の言葉を受、会場がザワザワと揺れる。
「リノアはドラゴン憑きであり、さらにイオはドラゴンの、リノアはフェニックスの加護をたまわった」
ウルーゾ国王 ハリル殿下とスカーレット様が一歩前に出て私達に並ぶ。
「さらに、ウルーゾ王国で行われた、私達の婚姻の際に、ウルーゾ王国の神獣であるユニコーンからもお二人は加護を受けた。この素晴らしき夫婦に拍手を」
割れんばかりの歓声が上がり拍手が起こる。
その瞬間、頭の上に炎が見えた。
「来てやったぞお前達」
大きな鳴き声と共に天井を覆いつくす大きさのスパロー様がぐるぐると私達の上を飛んでいる。
「「スパロー様」(クワ-)」
アルトとラノが羽ばたきスパロー様の後を追う。
「私も来たわよ(クワ――)」
プロテア様も輪に入る。
私とイオの間を風が吹き抜けるような感覚が走ると、フォンス様が現れた。
「スパローめ!イオとリノアのあいさつの後だと言ったのに、背信しおって!」
フォンス様も輪に入ると、会場には色とりどりの花とキラキラ輝く光が降り注ぐ。
「わーなんと美しい」
「お二人は神獣に祝福されているのね」
「結婚おめでとう」
「神獣たちの鳴き声が聞こえるぞ」
会場から祝福や驚きの声が上がる。
スパロー様達の姿はみんなには見えず、鳴き声は聞こえる様だ。
コアナ国王がグラスを掲げ前に出る。
「この婚姻により、ルナア王国と我がコアナ王国の結びつきはさらに強固なものになった。また神獣に愛されるものが居る時世は隆盛すると言われている。若い二人の幸せを願い、国々の繁栄を願い、皆 杯を掲げよ! 乾杯」
乾杯~!!
乾杯と共に曲が流れ、披露パーティーの幕が上がった。
(*^-^*)勢ぞろいです。




